トヨタ自動車の友山茂樹専務役員が9月14日、東京都葛飾区の東京理科大学葛飾キャンパスで「クルマはもっと面白くなる! IoTで変わる車と社会」をテーマに、出張授業を行った。日本自動車工業会が学生にクルマや自動車産業への関心を高めてもらう狙いで、2013年から開いている「大学キャンパス出張授業」の一環で、約680人が聴講した。授業で友山専務は、クルマの走行などがもたらすビッグデータの活用が、今後の自動車産業の付加価値をもたらす基盤になると指摘。そのうえで「クラウド(コンピューティング)を制する者がコネクティッドカー時代のビジネスを制する」などと語った。質疑では「IT化が進んだクルマで通信インフラが使えなくなった時にドライバーをどう守るか」という男子学生の問いかけに対し、「クルマの自律性と(外部からの)集中制御を使い分けて暴走しないようにする。従ってクルマのIT化は自動車企業がイニシアチブを取らなければならない」と答えた。同日は授業とともに『86』などの車両展示や3輪EVコミューター『i-ROAD』の試乗会も行われ、学生たちは“クルマゼミナール”の1日を楽しんだ。
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