NTTグループ、2016年度より次世代給電システムを本格導入
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「高電圧直流給電システム」は、交流と比べて電圧変換段数が少なくなることにより、信頼性が向上し、電力損失の低減が期待できる。また、電圧が高くなることによって給電ケーブルが細径化され、工事(材料・労務)費削減だけでなく、マシンルームの二重床下気流スペースの環境改善なども見込めるという。動作電圧範囲と定格電圧はそれぞれ260V~400Vと380Vとなる。
今回NTTでは、技術仕様として「高電圧直流給電インターフェイスに関するテクニカルリクワイヤメント(技術要件書:TR)」をとりまとめ公開した。このTRにより、情報通信分野での次世代給電システムの利用を広く積極的に促すのが狙いだとしている。
テクニカルリクワイヤメントとしては、インターフェイス、ICT装置の動作電圧範囲と定格電圧、各種安全規定などが公開されている。
今後は、NTTグループの通信ビルやデータセンターにおいて、2016年度から高電圧直流給電システムの本格導入を開始し、ICT装置についても、高電圧直流(直流380V)を直接受電するタイプを積極的に導入する。ラック等で低電圧直流(12V等)に変換して受電するタイプ等についても柔軟に組み合わせて採用する。