「英語運用能力のない人にチャンスはない」……グーグル日本法人元社長 村上憲郎氏が広尾学園で講演 | RBB TODAY
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「英語運用能力のない人にチャンスはない」……グーグル日本法人元社長 村上憲郎氏が広尾学園で講演

ブロードバンド フォトレポート
村上憲郎氏
  • 村上憲郎氏
  • 講演会のようす
  • iPadでメモを取る生徒たち
  • iPadでメモを取る生徒たち
  • トークセッションで村上氏に質問する生徒
  • トークセッションで村上氏に質問する生徒
  • 生徒の質問に答える村上氏
  • トークセッションは場所を変えて2時間延長
 広尾学園は、キャリア教育の一環としてグーグル日本法人元社長、前名誉会長である村上憲郎氏の講演会とトークセッションを実施した。テーマは 「グローバル時代を生き抜く力」、将来に直結した内容に約400名の生徒が耳を傾けた。

 講演会とトークセッションに参加したのは、同校の本科コースと医進・サイエンスコース、インターナショナルクラスの中学1年生から高校3年生の計約400名。生徒ひとりひとりがグローバル社会を意識し、早い時期から進路について考える機会を与えることが目的だという。

 では、グローバル時代を生き抜く力とは何を意味するのだろうか。村上氏は、必須能力として英語を挙げる。これからの就職環境は、国内の学生だけでなく世界中の人と競争するグローバル採用に変わっていくという。村上氏によると、外資系企業では、どの国の人も雇うグローバル採用をすでに行っており、今後は日系企業も同じ道を辿ることになると説明する。世界中の人と職を競争する社会においては、英語運用能力のない人にチャンスはないと力説した。

 そのため、グローバル時代において社会は、英語運用能力がある人とそうでない人に二分化されると村上氏はいう。二分化した社会の中では、就職先だけでなく、将来の展望にも大きな差が出てくる。何より、日系企業にはプラスアルファとして捉えられていた語学能力が最低限のスキルとして求められるのがグローバル時代の特徴だろう。

 英語の語学能力が今まで以上に求められることは、講演とトークセッションに参加した生徒も理解しているところであろう。村上氏の講演が生徒にとって刺激的だったのは、「語学」としての能力と語学を「運用」できる能力の差ではないだろうか。抱くべき目標は東大ではなく、英語で授業する大学だと村上氏は言う。「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」ことの重要性を強調し、留学を含め、海外に出ることで得られるスキルの高さを紹介した。

 講演会終了後もトークセッションは続き、放課後の応接室に中学1年生から高校3年生まで約15名の生徒が集まったという。英語、大学、就職など、生徒の生活に直結する村上氏の話に刺激を受けたのではないだろうか。

広尾学園で前グーグル名誉会長 村上氏が講演、グローバル時代を生き抜くためのヒントを伝授

《湯浅 大資》
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