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パソコン市場の成長は鈍化……IDCが今後5年の予測を発表

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パソコンの出荷台数
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 調査会社の米IDCは全世界のパソコン出荷台数の予測について発表した。全体に市場の成長は鈍化し、特に欧米など成熟市場ではそれが著しい。原因としてiPadのようなタブレットの台頭をあげた。

 発表ではまず2011年の実績に触れ、出荷台数は前年比で1.8%増加したものの、かつては毎年10%成長を続けていたのと比較して非常に低調だとした。特に欧米など成熟市場では9%も低下しており、好調な新興市場の増加分を飲み込んでしまったとしている。

 2012年についても引き続き厳しい状況で、IDCの副社長であるボブ•オドネル氏は新型iPadの登場により消費者はパソコンを買い控えると分析している。だが、後半はWindows 8の発売やUltraBookなど薄型ノートパソコンのヒットにより持ち直すとの予想。通年では5%程度の成長と見ている。

 今後の予測については、新興市場では一定の成長が続くものの、成熟市場での成長率は小さいとしている。とくにデスクトップPCについては今後はマイナス成長が続く見通しだ。また、新興市場は好調とはいえ、中国の2012年の成長率の予測が9%に引き下げられ、初めて10%を切ったと指摘。楽観できない状況となっている。
《山田 正昭》
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