NEC、日本と東南アジア諸国を結ぶ「APG」海底ケーブルプロジェクト契約を締結 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NEC、日本と東南アジア諸国を結ぶ「APG」海底ケーブルプロジェクト契約を締結

ブロードバンド テクノロジー
「APG」海底ケーブルプロジェクト敷設ルート
  • 「APG」海底ケーブルプロジェクト敷設ルート
 日本電気(NEC)は20日、日本とアジア諸国を結ぶ大容量光海底ケーブルプロジェクト「Asia Pacific Gateway(APG)」の建設請負契約に調印したことを発表した。発注者はNTTコミュニケーションズ(日本)、KT(韓国)、中華電信(台湾)を含む国際コンソーシアム。

 「APG」は、アジア域内の9つの国・地域を結ぶもので、最新のデジタルコヒーレント技術ならびにOADM(Optical Add Drop Multiplexer)技術を導入したことで、一波長当り40ギガビット/秒(Gb/s)の伝送容量を有するシステムとなる。大容量を効率的に伝送できる最新の40Gbps伝送技術を導入し、さらに、将来の100Gbps伝送技術の適用を見据えた設計となっている。また、ケーブル故障の原因となる地震や台風などの発生地域を回避できるルートを考慮し、より信頼性の高い光海底ケーブルで建設される予定だ。

 総延長は10,400kmで、日本(千葉県新丸山(南房総市)、三重県志摩(志摩市))、シンガポール、中国、香港、韓国、マレーシア、台湾、タイ、およびベトナムを接続する。当システムの建設によって、北東アジアと南東アジア間の通信については、需要を満たせる見込みとなっている。運用開始予定は2014年6月。

 NECは、海洋システムをキャリアネットワーク事業における重点領域の1つに位置づけており、今後も継続強化を図るとしている。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top