【CEATEC 2011(Vol.21):動画】注目集める、TDKの急速ワイヤレス給電 | RBB TODAY
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【CEATEC 2011(Vol.21):動画】注目集める、TDKの急速ワイヤレス給電

エンタープライズ フォトレポート
ヘッドフォンへのワイヤレス給電デモ
  • ヘッドフォンへのワイヤレス給電デモ
  • 同社独自の自動調整回路が最適な電力伝送を行う
  • 磁場共鳴現象を利用することで効率良くワイヤレスで電力伝送を行う
  • ヘッドフォンにはリチウムポリマー2次電池が搭載
  • EV模型を使ったデモ
  • 受電側にはコイルと電気2重層キャパシタを搭載
  • キャパシタが急速充電の重要な役割を担う
  • デモ概要
 TDKのブース正面では、ワイヤレス給電のデモに人だかりができていた。

 同社の技術は給電側のコイルと受電側のコイルを非接触でデバイスに配置し、磁場共鳴現象を利用することで効率良くワイヤレスで電力伝送を行うもの。給電側と受電側の距離が変わったり、位置がずれたりしても、同社独自の自動調整回路が最適な電力伝送を行う。

 デモでは、スタンド(給電)に置いたヘッドフォンに電力を伝送する様子を展示。ヘッドフォンにはリチウムポリマー2次電池が搭載されているが、スタンドに置かれたヘッドフォンを多少話したり揺らしてもしっかりと充電されていた。

 また、この仕組みを応用したデモとして、自動車のパワースポット充電がアピールされていた。給電スポットに停車すると、受電コイルを搭載した車は即座に充電を開始し走り出す。スポットと車は非接触(ワイヤレス)で充電されるため、例えば駐車場にこの仕組みを応用したり、走りながら連続で給電(受電)するなどのシステムが考えられるという。ブースでは、これを小さな車の模型で分かりやすく説明しているが、驚かされるのは、その給電の速さだ。この速さは、同社の電気2重層キャパシタによって実現されている。高出力 LEDフラッシュ用EDLCは内部抵抗による電圧降下が小さく、短時間大電流消費回路に向いている。厚さ2.7mmに封じ込めた500mFの大容量で、数ジュールのエネルギーを急速に充放電するとしている。

《RBB TODAY》
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