フジテレビ、「韓流推し」「君が代カット」などの噂に対して公式回答 | RBB TODAY
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フジテレビ、「韓流推し」「君が代カット」などの噂に対して公式回答

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フジ・メディア・ホールディングスの外国人持ち株比率について
  • フジ・メディア・ホールディングスの外国人持ち株比率について
  • 編成方針および番組制作について
  • スポーツ中継の表彰式の放送について
  • FIFA主催のサッカー中継における表記について
 フジテレビジョンは2日、「皆様へ」と題する文章を公式サイトに掲載した。最近フジテレビに寄せられた質問、意見として、いわゆる「外国人持ち株比率」「韓流推し」「君が代カット」「韓日戦表記」の4つの話題について回答したものとなっている。

 回答は、「フジ・メディア・ホールディングスの外国人持ち株比率について」「編成方針および番組制作について」「スポーツ中継の表彰式の放送について」「FIFA主催のサッカー中継における表記について」の4項目。

 まず、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の外国人持ち株比率が、放送法により定められている20%未満を超えているのではないか、といる指摘に対しては「<議決権を有する外国人株主比率>は法律に則り常に20%未満で抑えられており、『放送法違反』に該当することはございません」と回答した。

 次に、韓国ドラマや韓国人タレントを偏重しているのではないか、と指摘されている件に対しては「韓国制作の番組やアメリカ制作の番組も含め、どのような番組を放送するかは、総合的かつ客観的に判断し決めております」「グループ会社の楽曲かどうかではなく、番組やイベント内容に適した作品を使用しています。上記の番組編成、制作方針同様、制作の自主性を重んじ、より良い番組作りのために効果的な楽曲を使用するという基本方針を大事にしております」と回答した。

 次に、スポーツ中継の表彰式において、諸外国の表彰式はそのまま放送しているのに、日本選手の表彰式、主に国歌である“君が代”が流れるシーン、“日の丸”掲揚シーンを意図的にカットしているのではないか、と指摘されている件に対しては「(『世界フィギュアスケート選手権』については)過去5大会のうち、3大会(2008年、2009年、2011年)は放送をしています。2007年と2010年は競技の模様を優先し、優勝者へのメダル授与シーンのみを放送しています。これは、あくまでも放送時間および番組構成上の理由であり、それ以上の意図はありません」と回答した。

 そして、サッカー中継において“日韓戦”でなく“韓日戦”という表記をしていた件については「2010年10月12日のサッカー日本代表の親善試合、対韓国戦についても、韓国で開催されたため、FIFA公式ホームページでも国際親善試合『韓国対日本』という名称となっており、JFA(日本サッカー協会)の公式リリースも同じ順番の表記となっています。なお、10月4日、5日のスポーツニュース番組『すぽると!』では『韓国対日本』を略す形で『韓日戦』とコメントおよび表記をしておりましたが、これに対して多数のご批判をいただきました。これは上記の理由から使用したもので他意はありません。尚、現在では一般に馴染みのある『日韓戦』と言う表記も使用しております」と回答した。

 フジテレビに対しては、数千人規模のデモが行われたほか、スポンサーへの不買運動が呼びかけられるなど、異例の事態に発展している。今回の回答は「明確な言及があった」ということで、フジテレビに対して疑問や不満を抱いている人たちから、一定の評価は得られるだろう。ただし、この回答のみで完全に納得させるのは難しく、まだまだネットコミュニティなどで動きがあると推測される。今後の双方の動向に注目したい。
《冨岡晶》
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