高齢者にiPadを使ってもらった、その反応は?……人気アプリトップ5も公表 | RBB TODAY
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高齢者にiPadを使ってもらった、その反応は?……人気アプリトップ5も公表

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「シルバー向け無料iPad教室」の授業風景
  • 「シルバー向け無料iPad教室」の授業風景
  • 受講者の年齢
 インターリンクは24日、2010年度の社会貢献活動「シルバー向け無料iPad教室」を総括したサイトを公開した。「シルバー向け無料iPad教室」は、60歳以上によるiPad利用の促進を目的に、2010年6月20日から全12回開催された。最終的に計204名(平均年齢72歳)が受講したようだ。

 iPadを使った各講習は、「ゲーム」「新聞の閲覧」、「動画鑑賞」、「電子書籍の閲覧」、「電子メールとフォトフレームの体験」の順で進行。参加者達は、ゲームで端末の操作に慣れると、新聞や電子書籍の閲覧時のピンチイン・アウトを問題なくこなし、画面を拡大することで眼鏡がなくとも閲覧できることに驚いていたという。「新聞を束ねなくてもよい」、「本棚も不要」等の好意的な感想が大半だった一方で、「電子書籍は日本国内の作品が少ないとの不満も多かったという。

 同社は、受講者に行ったアンケートを元に「高齢者に人気のiPadアプリ」トップ5を公表しているが、1位は地図アプリの「マップ」。「郵便番号を入力すると家の写真がでて驚いた」(60代/男性)などの意見があがっている。2位の「産経新聞」に対しては、「老眼のため文字が拡大されるのが良い」(60代/女性)、「重い新聞を捨てなくてすむから助かると思う」(70代/女性)など、iPadの実用性を評価した意見が見られた。アプリランキングは、以降「漢字力診断」、「YouTube」、ゲームアプリの「天ぷら侍」となった。

 また「もし自分専用のiPadがあったら何をしてみたい?」という質問には、「本を読みたい」、「新聞を読みたい」、「デジカメから写真を取り込み写真の管理がしたい」、「地図、旅行検索」、「インターネット」となった。iPadに対する意見としては、「本を読むのに電車の中では一寸大きすぎると思います」(60代/男性)、「軽くて接続代が安くなったら、使いたい」(60代・女性)など小型化・軽量化を望む声が多くあがった。

 iPadを使った感想だが、94%が「楽しかった」と回答。「もっと使ってみたいですか?」との質問には71%が「使ってみたい」と回答しており、概ね好評だったようだ。さらに講習にて面白かった項目を尋ねたところ(複数回答)、「新聞を見る」(23%)がトップとなり、次いで「ゲーム」(22%)、「地図検索」(22%)、「動画を見る」(13%)、「写真管理」(12%)などとなった。

 講習終了後も、参加者からは購入方法・購入金額・月々の費用などの質問が多く寄せられるなど非常に好評だったようで、同社はiPadのような端末が「60歳以上の方にも適していることを実感した」としている。
《RBB TODAY》
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