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NTTドコモ、ネットワーク障害の発生経緯を説明

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サービス制御装置について
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  • 事象発生から安定化までの時系列
 NTTドコモは14日、6日に発生したネットワーク障害の発生経緯や対策を発表した。6日午前8時27分~午後9時36分までの間に関東甲信越地域で契約した一部のユーザーにおいて音声・パケット通信がつながりにく状態が続いた。

 今回のネットワーク障害は、サービス制御装置(0系)の一部が故障したことをきっかけに、通常であれば故障したサービス制御装置だけが、バックアップとしてのサービス制御装置(1系)に切り替わるところ、装置全体が1系に切り替わったことから発生した。これはソフトウェアアップグレード中であったサービス制御装置(0系)が、通勤時間帯に故障したためだという。

 これによりユーザー端末からの位置登録を行う信号が増加し、装置に大きな負荷がかかった。またシステム切替が位置登録の多い通勤時間帯と重なったことから、負荷が高まり処理能力が低下。ふくそう状態(ネットワークに処理能力以上のトラフィックが発生した状態)となった。

 同社はサービス制御装置の負荷を下げるため、午前9時26分頃より通信規制を実施。午後0時46分には1系から0系へのシステム切替を行った。その後も高負荷状態が続いたため通信規制をさらに強めるなどの対応を行った。午後6時52分には、一旦システムが安定。通常の運用状態に移行したところ、再度ふくそう状態となったが、通信規制を再度実施した結果、午後9時36分にはシステムが安定状態となった。

 対策としてソフトウェアの過負荷耐性の強化を、全国のサービス制御装置に対して実施済みだという。
《RBB TODAY》
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