【CES 2011】サムスン、ネット接続・アプリ利用が可能な高機能TV「SMART TV」を展示 | RBB TODAY
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【CES 2011】サムスン、ネット接続・アプリ利用が可能な高機能TV「SMART TV」を展示

IT・デジタル テレビ
サムスンブースの様子
  • サムスンブースの様子
  • 会場内の至る所に「SMART TV」のバナーを掲出
  • テレビがタブレットのようなUIを搭載し、アプリやインターネットコンテンツを楽しめる
  • タブレットをコントローラーとしてゲームを楽しめる
  • VerizonのLTEネットワークに対応するAndroidスマートフォン
  • モバイルルーター機能を搭載し、複数の無線LAN対応機器でLTEネットワークを共有可能
  • インターネット対応冷蔵庫の新製品
  • ネットラジオのストリーミング再生が可能
 「2011 International CES」でサムスンが最前面に出したのは、インターネット接続機能や、アプリの実行環境などを搭載した高機能テレビだ。今回のCESに合わせてLEDバックライトを搭載した75インチの3D液晶テレビを発表したが、個々の商品よりも、インターネット対応テレビ全体を「SMART TV」の名称で大きくアピールしていた。さらに、VerizonのLTEネットワークに対応したスマートフォンなどを出展し、来場者の注目を集めた。

 同社は既にアプリが実行できるテレビを世界各地で発売しており、独自のアプリストア「Samsung Apps」を通じてウィジェットやゲームなどの配信を行っている。これは、同社がスマートフォン向けに提供しているアプリストアと同じシステムで、いわばスマートフォンで確立した仕組みをテレビなど家電の世界に拡張した形だ。また、YouTubeなど一般のインターネットコンテンツをテレビで見ることも可能となっている。

 今回のCESでは、スマートフォンやGALAXY Tabなどとの連携をより強化し、タブレットとテレビの間で画面を共有したり、動画やゲームなど一度購入したコンテンツをデバイスを問わず再生できる様子がデモンストレーションされた。また、複雑化したさまざまな機能をより簡単に操作できるよう、スマートフォンのタッチスクリーンをリモコンとして活用する仕組みなども展示された。

 ブースの中でもひときわ来場者が集中していたのが、LTEに対応したAndroidスマートフォンの最新機種である。Verizon Wireless向けに提供される予定で、正式な商品名や提供時期は未定。4.3インチのSUPER AMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)ディスプレイを搭載し、LTEネットワーク対応のモバイルルーター機能を備えている点以外特に詳細は明らかにされていないが、動作は極めてスムーズで完成度の高さが感じられた。

 このほかユニークな製品としては、無線LAN機能を搭載しインターネット接続に対応した冷蔵庫が出展された。これまでもインターネット対応冷蔵庫はコンセプトモデルとしてはよく見られ、サムスンを含め一部メーカーから実際に発売された製品も存在するが、市場において継続的に成功している製品カテゴリとは言い難い。今回のモデルではレシピの検索や庫内の温度確認といった実用機能に加えて、TwitterやFacebookの更新情報をチェックできるミニアプリ、インターネットラジオの再生機能などを搭載し、キッチンにおけるエンターテインメントハブとしても機能するものになっている。この春に米国市場で発売する予定。
《日高彰》
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