インターコミュニケーションズは25日、米ノバテル・ワイヤレス製のモバイルルーター「MiFi」の発売を開始。ルーター本体の価格は24,990円。 同製品は、SIMロックフリーの3G/2G回線対応のモバイルWi-Fiルーター。最大5台までのWi-Fi対応機器を同時に接続可能となっている。Wi-Fi規格はIEEE802.11b/g。リチウムイオンバッテリを搭載し、最大4時間駆動、40時間のスタンバイを可能とした。 SIMロックフリーにより、日本国内ではNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、日本通信などの3Gデータ通信に対応。また、世界各国の3G/2Gネットワークで通信可能なチップを搭載したことにより、各国の通信事業者の規格と周波数に対応できることをメリットとしている。海外でデータ通信を行なう際は、現地の通信事業者によるデータ通信用SIMカードを挿入する。同社では今回の国内発売に先行して、海外25ヵ国（北米・欧州・アジア各国など）でパケット通信の定額サービス「MiFiレンタルサービス」（日本円で1,580円/日）を提供済みだ。 Wi-Fiの接続範囲は約9m以内。本体サイズは幅98×高さ15.3×奥行き62mm、重さは81g。■FOMA対応の3G通信SIMカードをあわせて発売――月額3,990円で 「MiFi」の発売にあわせ、ドコモのFOMAネットワークに対応した「3Gデータ通信SIMカード」を月額3,990円で提供。25日から予約申し込みを受け付け、7月15日から出荷を開始する。なお、本SIMカードの1年契約プランと同時に「MiFi」を購入した場合は、「MiFi」の本体価格は19,740円となる。通信速度は理論値で上り最大7.2Mbps、下りは最大5.7Mbps。 「3Gデータ通信SIMカード」は、低額料金を実現するために機能を制限。具体的には動画ストリーミング（YouTube、ニコニコ動画、Yahoo動画など）、VoIP（Skypeなど）、P2P、FTP、オンラインゲームに関しては非対応となっている。また、契約更新に関しては、1年間は固定だが、1年を過ぎた場合は1ヵ月単位での更新が可能となっており、ユーザーの利便性に配慮したという。
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