赤ちゃんでも使える、ゲームも学習もiPod touchで――Apple ショーン・エリス氏 | RBB TODAY
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赤ちゃんでも使える、ゲームも学習もiPod touchで――Apple ショーン・エリス氏

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 ゴールデンウィークの予定はお決まりだろうか? どこに行っても混雑しているし、高いし、疲れるし……、それは大人の言い分。子どもたちはそんなことは許してくれない。では、大人も子どもも一緒に遊んで満足できる、渋滞の車の中でも退屈しない、そんなものはないだろうか? 「子供にゴールデンウィークを、iPod touchで有意義に過ごしてもらいたい」――このメッセージを届けるべく来日した、米アップル(Apple)のワールドワイドプロダクトマーケティングiPod担当のショーン・エリス氏に、ゲーム機として、また教育(知育)ツールとしてのiPod touchについて話を聞いた。

 iPhoneの好調さはニュース等で目にする機会も多いが、エリス氏によると、iPod touchも、台数ベースで対前年比63%増を記録し、iPhoneとiPod touchの全世界での累積販売台数は8,500万台に達したという。アプリについては、現在、18万5,000本が提供されており、そのうち5万強がゲームなどのエンターテイメントアプリ。そして合計で40億ダウンロードを達成しているという。

◆日本のゲームデベロッパーから人気タイトル続々登場

 日本のゲームデベロッパーはアプリの開発に熱心で、専門部門を立ち上げるなどして注力しているという。そんな中からエリス氏は、最新の人気タイトルを紹介してくれた。

 スクウェア・エニックスのRPG「ケイオスリングス」は、4月20日にリリースされたばかりの新作だが、世界中で人気が高く、日本の有料Appダウンロードランキングでも1位をキープしている。実際にプレイして、美しいグラフィックの、どこをタッチしても操作用のパッドが表示される操作性のよさを紹介してくれた。

 CAVEの「エスプガルーダII」は、アーケードゲームをポケットの中で持ち歩いて楽しめるというもので、25日にリリースされたばかりのタイトルだ。コナミの野球ゲーム「パワフルプロ野球TOUCH公式ライセンス版2010」の紹介では、「同じゲームをやってみましょう」とPSPを取り出してプレイし、iPod touchの直感的な操作性の優位性をアピールした。サイズについても「これはかさ張る」とのコメントも忘れない。ほかに、今夏発売予定で、4人のキャラを同時に動かすことができ、ジェスチャー使いがユニークなハドソン「とある騎士団」、5月発売予定で、加速度センサーで本体を傾けながらの操作が楽しめるエレクトロニック・アーツ「Skate It」と、大人も子どもも楽しめるタイトルを紹介してくれた。

◆赤ちゃんから学生まで知育・教育ツールとして

 ここまでで、iPod touchのゲーム機としての実力はわかってきたが、子どもに与えると考えた場合、親としてはやはり教育面での活用に期待するものではないだろうか。2月には総務省の「ユビキタス特区事業」の一環として、和歌山市の市立小学校で、iPod touchを使った英語の公開授業が実施されたが、アメリカでも学校での活用が進んでいるという。

 App Storeには、幼児向けのエディテイメントから大学生などに向けた専門性の高いものまで、教育系のアプリも用意されているという。その中から、形、色、数字を学習する「Feed Me!」や和音も弾ける「BABY PIANO」といった幼児向けアプリ、複雑な関数の計算を瞬時に行う「Pi Cubed」、分子配列をさまざまな角度から見られる「Molecules」といった専門的なアプリなどを紹介してくれた。各種辞典に英検、漢検アプリを組み合わせてオリジナルの電子辞書に、学科ごとの学習アプリを組み合わせて試験対策ツールにと、やり方次第で学習面での活用にも期待できそうだ。

 エリス氏に、日本の小中学生にメッセージを欲しいとお願いすると、「もっと幼い子どもがiPod touchを使っているところを見たことはないですか?」と切り返された。そして、「驚くべきことに、幼い子どもたちは何も考えずに、思いのままに、直感的にiPod touchを使うんですよ」と説明した。App Storeでは、ガラガラ(ラトル)の「baby rattle bab bab」など、赤ちゃん向けアプリも提供されている。iPodを振るとカラカラと優しい音がし、傾けた方向に絵が転がるというものだが、なるほど、これなら従来のおもちゃと同じ感覚で使えそうだ。実際に、カスタマーレビューには、「泣きやんだ」「効果抜群」「本気で助かる」などの親からのコメントが多数寄せられている。赤ちゃんの歯固め用のiPod touchケースが出る日も近い(?)かも知れない。

 最後にエリス氏は、「ゲームだけではなく、学習用などのアプリもぜひ使ってみてください。また音楽やビデオなども楽しんでください」と日本の子どもたちにメッセージをおくって締めくくった。
《編集部》
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