確定申告「e-tax」利用率は、たった15.8%。“手間とコスト”がネック 〜 楽天リサーチ調べ
この調査は、1月21日に、楽天リサーチ登録モニター(約179万人)のなかから、過去に確定申告をした、または今年確定申告をする全国の20-69歳の男女計1,000人を対象に行われたもの。
それによると、今年の確定申告について、確定申告をする予定がある人は68.8%。昨年の同調査の76.9%と比べるとかなりの減少傾向となった。申告の理由を尋ねたところ、「医療費控除」が34.7%とトップで、「自営業・自由業(フリーランス)など」(30.1%)、「年金生活者のため」(13.1%)がそれに続いた。今年の確定申告の主な方法のトップは、「税務署の申告会場や窓口で申告」(32.6%)で、「e-tax(国税電子申告・納税システム)で申告」(15.8%)、「国税庁のホームページ(確定申告等作成コーナー)で申告書を作成し、税務署にて提出」(11.5%)がそれに続いた。昨年調査と比べると、「e-tax」は1.9ポイント増えたが、いまだに直接申告のほうが大きな割合を占めているのが現状だ。
「国税庁のホームページ」で申告書を作成・提出する人以外に、国税庁のホームページで申告書を作成できることを知っているかどうかを尋ねたところ、「知っている」という回答が83.7%に上った。これは昨年の同調査に比べ、4.5ポイント増で認知度は上がっているが、利用率は0.8ポイント増にとどまっている。同様に、e-taxで申告する人以外に認知度を聞いたところ、こちらも認知度は88.3%と非常に高く、やはり認知度の割に低い利用率という感が否めない。e-taxを利用しない理由を聞いたところ、「利用するまでの事前の手続きが面倒だから」が28.2%でトップ。“手間とコスト”がe-tax普及の最大のネックになっているようだ。e-taxを利用するには、住民票のある市区町村の窓口でICカードを入手し、電子証明書の発行を受ける必要があり、逆にいうと、専業主婦やシニア層でないと申込みができないという実態がその理由となっている。
なお確定申告書作成の難易度に関する質問では、「実際に作成してみると、それほど難しくはない」という回答が39.2%でもっとも多かったが、「難しい」と「どちらかといえば難しい」の合計は過半数(51.0%)となり、“確定申告は難しい”と考えている人が多いことがわかった。申告書の提出予定日は、受付開始直後の「2月17日-2月24日」が26.9%ともっとも多かったが、提出期限ぎりぎりの「3月10日-3月15日」という回答も13.8%あった。
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