
WordPressを使っていて、リダイレクトでログインできなかったという経験はありませんか?
ログインできなくてどうすればいいのかわからず、焦った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、WordPressを使っていてリダイレクトでログインできない時の主な原因と、具体的な対処法を簡単にお伝えします。
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ログイン画面が延々とリダイレクトされる時の対処法
WordPressのログイン画面で正しいユーザー名とパスワードを入れても、延々とリダイレクトされ続けてログインできないことがあります。
この時のことを「リダイレクトループ」と呼びますが、今回はこの対処法をお伝えします。リダイレクトループをもう少し具体的に説明すると、次のようになります。
ある特定のサイトのURLをブラウザが表示したときに別のURLに転送する設定が無限に繰り返されて特定のページを表示できなくなる現象。
リダイレクトループが発生した場合、Google ChromeやSafariでもブラウザの種類に関わらず、エラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージは以下のような内容になっていることが多いです。
- このウェブページにはリダイレクトループが含まれています
- ページの自動転送設定が正しくありません
- このページは表示できません
この原因としては、ほとんどの場合以下の4つのいずれかに該当しています。
ログイン画面がリダイレクトされてしまう4つの場合
- サイトURLやパーマリンクの設定が不十分の場合
- プラグインがリダイレクトループを引き起こしている場合
- WordPress本体やテーマの関数によって引き起こされている場合
- https化したことによって引き起こされる場合
それでは早速この対処法について紹介していきます。
① サイトURLやパーマリンクの設定が不十分の場合
1. サイトURLの設定をする
まず、サイトのURLを変更したときやディレクトリを変えることによってリダイレクトループが発生することがあります。
管理画面にもログインできない場合は、「wp-config.php」に次のように記述してみましょう。
define('WP_HOME','http://ワードプレスのサイトトップページURL'); define('WP_SITEURL','http://ワードプレスのインストールディレクトリURL');
その後、「http://○○○/wp-admin」にアクセスしてWordPressにログインします。(○○○にはWordPressのインストールディレクトリが入ります。)
ログインした後に管理画面の「設定」→「一般」をクリックします。すると、下のような画面が表示されます。
この画面の中の「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」を正しく入力します。その後、下にスクロールして「変更を保存」をクリックします。
2.パーマリンクを設定し直す
管理画面の「設定」→「パーマリンクの設定」をクリックします。その後、ここでは何も変更せず、そのまま下にスクロールして「変更を保存」をクリックします。
これによって、パーマリンクが自動的に正しく書き出されるので、エラーが解消されることがあります。
もし、「htaccessが書き込みできなかった」というようなエラーが表示されたら、FTPソフトを使ってhtaccessファイルに指摘されている内容を記述しましょう。
これでサイトURLやパーマリンクの設定が不十分の場合に起こるリダイレクトループは解消できるでしょう。
② プラグインがリダイレクトループを引き起こしている場合
他にも、プラグインによってリダイレクトループが起こっている場合があります。この場合は原因となっているプラグインを探し、そのプラグインを停止させることが必要です。
もし、あなたが使っているプラグインでこのようなことがあったら、そのプラグインの設定を確認してみましょう。
リダイレクトが起こりやすいプラグインは以下の3つのプラグインが挙げられます。
- WPtouch Mobile Plugin
- Redirection
- W3 Total Cache
WPtouch Mobile Pluginの場合
このプラグインはスマートフォンに対応させることができるプラグインです。このプラグインを導入することで初心者の方でも簡単にスマートフォンに対応させることができます。
デフォルト(WordPress Settings)のまま使う分には問題ありませんが、設定の変更をするとリダイレクトループが起こることがあります。
「WPtouchホームページ」に設定したページが「トップページ」と同じであるためにリダイレクトループが発生していると考えられます。
対処法としては、「設定をデフォルトに戻す」これだけでOKです。
Redirectionの場合
このプラグインは古いサイトからページを引っ越すときやWordPressをインストールしているディレクトリを変更する場合に便利なプラグインです。
このプラグインを使うことで、リダイレクト設定を追加することができます。
ただし、誤った設定を書き込んでしまうとリダイレクトループが発生することがあります。その場合は設定を一つずつ検証して間違っているものが含まれていないか確認してみましょう。
このプラグインでリダイレクトループが起こるのは、プラグインについている「URLモニタリング」という機能が原因です。
これは、「パーマリンクが変更された場合に指定されたグループに自動的に転送する」という機能です。
この対処法としては、「設定」の画面から「URLモニタリングの投稿・ページURLをモニターしない」に変えてから「更新ボタン」をクリックして設定を変更します。
これでリダイレクトループが解消されます。
W3 Total Cacheの場合
このプラグインを使うと、サイトの表示速度を高速にするためのキャッシュやサーバーの設定を簡単に行えるようになります。これによって、サイトの表示速度を高速にすることができます。
原因としては、このプラグインによってシステムファイルの「.htaccess」が上書きされることが挙げられます。
対処法は、以下のようになります。
- FTPサーバーから「.htaccess」をダウンロードする
- 「.htaccess」ファイルをテキストエディタで開いて、「# BEGIN W3TC Browser Cache」~「# END W3TC Browser Cache」の部分のコードを消す
- 修正した「.htaccess」をアップロードする
- サイトが問題なく表示されるているか確認する
以上になります。「.htaccess」はWordPressの重要なシステムファイルなので、変更する前に必ずバックアップを取っておきましょう。
③ WordPress本体やテーマの関数によって引き起こされている場合
WordPress本体には、様々なURLを自由にリダイレクトする機能があります。この機能をテーマが使用しているためにリダイレクトループが発生していることがあります。
このときの対処法としては2つの方法があります。
- テーマのリダイレクト関連の関数を一つずつ検証する
- 強制的にWordPressのリダイレクト関数の一部を停止させる
強制的にWordPressのリダイレクト関数の一部を停止させる場合は、以下のコードを「function.php」の一番上に追加します。
remove_action('template_redirect', 'redirect_canonical');
これは強制的に行うので、どうしてもという場合だけ使うようにしましょう。
④ https化したことによって引き起こされる場合
最後に、httpのURLからhttpsへのリダイレクトの設定をしたときにリダイレクトループが起こることがあります。
この場合の対処法としては、以下の3つがあります。
- サイトのURLが正しく設定されているかどうか確認する
- 「wp-config.php」を修正する
- httpsへリダイレクトするプラグインを使う
1. サイトのURLが正しく設定されているかどうか確認する
WordPressの管理画面の「設定」→「一般」でサイトのURL設定ができる画面を開きましょう。入力されているサイトのURLに「https」が含まれているか確認してみましょう。
これでもうまくいかない場合は、「www.」をドメインの前につけてみましょう。これで、リダイレクトループが解消できます。
2. 「wp-config.php」を修正する
「wp-config.php」の最後の部分に以下のコードを追記します。
$_SERVER['HTTPS'] = 'on';
このコードを追記することで、強制的に「https」にすることができます。
3. httpsへリダイレクトするプラグインを使う
プラグインを使ってWordPressサイトをhttps化する作業は以下のようになります。
- サーバーでSSLを設定する
- プラグインのインストールと有効化を行う
- SSL有効化ボタンをクリックする
https化するためのプラグインとしては、以下のプラグインが挙げられます。
- Really Simple SSL
- WordPress HTTPS
- WP Force SSL
- Easy HTTPS Redirection
- SSL Insecure Content Fixer
これらのプラグインを用いてhttps化を行うことで、対処が可能です。
リダイレクトでワードプレスにログインできない場合の対処法まとめ
以上なりますが、いかがでしたでしょうか?
原因がわかれば、意外と簡単に問題は解決します。ログインできなくても、焦らずに一つずつ解決してみてくださいね。ちなみに、ワードプレスについての知識を体系的に学ぶためには、筆者も受講したプログラミングスクールの活用がおすすめです。
筆者の場合は、上場企業が運営するプログラミングスクールのTechAcademyを受講したのですが、以下のようなことを身に付けることができました。
- WordPressの概要の理解
- サイト制作における企画・設計・制作・運用の理解
- HTML/CSSの理解と既存WordPressテーマのカスタマイズ
- プラグインを利用した機能追加
- PHPの理解とオリジナルWordPressテーマの作成
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