
wordpressを無料ドメインから独自ドメインに引っ越したい!というように、ドメインを変更したい時が結構あります。
ただし、初心者の方からするとドメイン変更の引越し作業は「不安」なもので、なかなか取り組みにくいかもしれません。そこで今回の記事では、誰でもドメイン変更ができるように、引越し作業をお伝えします。
ちなみに当サイトは、レンタルサーバーはエックスサーバーのスタンダードプランで運営しています。初期費用無料、12ヶ月契約なら年間13,200円(税込)で運営が可能です。筆者の場合はアクセス数が増えてもたえられたり、セキュリティ面が強固なためエックスサーバーで運営をしています。
サイト移管は慣れてしまえば比較的簡単ではありますが、
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CONTENTS
WordPress(ワードプレス)でドメインのみを変更する方法
ドメインを変更する一番多いパターンは「コンテンツも諸々の設定もそのままで、ドメインだけ変更したい」というパターンかと思います。
もっと簡単に表現すれば、「URLだけ変えたい」といった状態です。元は無料ドメインで運用していたけど、独自ドメインに変更したいといった場合もこれにあたります。
※「サイトURLを変更する方法」が別でありますが、今回は根本的に全てを別ドメインに移します。
1. バックアップを取る
まずは、バックアップを取ります。wordpressを動かす要素は大きく2つからできていますので、その2つともバックアップをとっておきます。
具体的には、
- wordpressのファイル群
- データベース(mysql)情報
です。
どちらも作業途中で一旦ダウンロードしますので、それをバックアップの変わりにしても良いかと思います。なお、BackWPUpというプラグインを使うと、バックアップも容易に取れますので、事前に利用するのも一手です。
2. 新しいドメインを取得する
続いて、ドメインを取得します。
お使いのレンタルサーバーから、ドメインを追加購入するか、別のサイトでドメインを購入し、ネームサーバーの変更をしてください。ここからは、元のドメインを「旧ドメイン」、新しく購入した移転先のドメインを「新ドメイン」と表現します。
そうして購入した新ドメインを、使っているレンタルサーバーに追加します。
3. 新しいドメインにwordpressをインストールする
続いて、購入した新ドメインの方に、WordPressをインストールします。
サーバーがエックスサーバーやロリポップ!であれば、ログインして新ドメインにワードプレスを簡単インストールするだけで完了します。
4. ファイルを移行する
続いて、ファイルの移行を行います。
wordpressのファイル群(ルートディレクトリの場合は、public_html以下全て)をダウンロードします。レンタルサーバーのファイルマネージャーか、FTPソフトを利用してダウンロードします。
この保存したファイルはそのままバックアップデータとしても利用できますので、複製して保存しておくのがおすすめです。
5. データベースを移行する
次は、データベースの移行をします。レンタルサーバーから、phpmyadminにログインします。
※ユーザー名・パスワードがわからない場合は先程保存したファイルの「wp-config.php」を確認してください。
phpmyadminでデータベースにログインしたら、「エクスポート」へ進みます。
「ファイルに保存する」「zip形式」をクリックした後、「実行する」を押してください。これにより、sqlファイルとzip形式のデータが取得できます。
6. sqlファイルを編集する
sqlファイルが取得できたら、sqlファイル内の旧ドメインの表記を全て新ドメインに書き換えます。
テキストエディタなどを使って一括編集すると良いです。
7. 新ドメインのデータベースにsqlファイルをインポートする
ここまで来たら、後は新ドメインのデータベースにsqlファイルをインポートするだけです。
新ドメインの「wp-config.php」から、データベースのログイン情報を確認し、phpmyadminにログインします。その後、phpmyadminの「インポート」から、sqlファイルを読み込みます。
これで、移行は完了しています。
8. WordPressアドレスの変更をする
続いて、管理画面の「設定」→「一般設定」からアドレスを変更します。
9. 旧ドメインの.htaccessを編集して301リダイレクトを設定する
また、旧ドメインから、新ドメインへ301リダイレクトを設定します。
ディレクトリ名やファイル名はそのままで、ドメインのみ変更した場合は、旧ドメインのルートディレクトリに、以下を記述した「.htaccess」を設置します。
RewriteEngine On
RewriteRule ^(.*)$ http://△△△.net/$1 [R=301,L]
これで、旧ドメインへのアクセスはすべて新ドメインへ301リダイレクトされます。
他にも、Google AnalyticsやSearch Consoleの設定を行なっている場合は、それらも忘れずに変更が必要です。
レンタルサーバー別!ドメイン名の変更方法の具体例
それでは、実際に「ドメインを変更しよう!」という方のために、よく使われているレンタルサーバーの場合のドメイン変更方法についてまとめておきました。お使いのドメインがある場合は、ここから参考にしてみてください。
【具体例】エックスサーバーでのドメイン変更方法
【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
まず、当サイトも利用しているエックスサーバーでは、ドメインの購入は「サーバーパネル」から行います。他のドメイン事業者から取得しても良いですが、エックスサーバーで完結することができます。
後の流れは、紹介した本記事の手順と同様です。また、エックスサーバーの場合は公式サイトのFAQから、細かい運用方法が記載されています。なお、エックスサーバーは多くの人が使っているため、引っ越し作業も簡単(ウェブ上に記事もたくさんある)です。
サーバーが安定しており、アクセス数が増えてもサイトの表示スピードが落ちなかったり、セキュリティ対策もなされています。これからワードプレスでサイト運営を行なっていきたい方には、おすすめできるレンタルサーバーです。
【具体例】ロリポップでのドメイン変更方法
【公式サイト】https://lolipop.jp/
続いて、東証一部上場企業のGMOペパボが運営しているロリポップ!の場合は、コスパが良い点が特徴です。筆者の場合も別サイトはロリポップ!のスタンダードプランでサイトを運営しています。
初期費用は1,650円込みで、年間8,250円で運営することができます。ちなみにロリポップ!の場合は、他サービスを通してドメインを購入することになります。
ロリポップの場合のドメインは、同じく上場企業のGMOペパボ株式会社が提供しているムームードメインを推奨しています。ロリポップ!との連携も簡単ですし、移行の流れは本記事と同様です。
【具体例】さくらサーバーでのドメイン変更方法
【公式サイト】http://www.sakura.ne.jp/
最後に、さくらのレンタルサーバでは、エックスサーバー同様、そのままドメインの購入が可能です。
移行の流れは本記事と同様です。ただし、さくらサーバーはサイトのSSL化が有料であったり、最初のワードプレスの設定がやや難しかったりしますので、初心者には難しい側面があります。
月額料金は一見やすいように見えるのですが、総合的なコストではロリポップ!やエックスサーバーより高くついてしまうのが難点です。
サブドメインに変更・サブドメインから変更する場合
なお、移行の中でサブドメインが絡んでくる場合、少しだけ注意するポイントがあります。例えば「サブドメイン→ルートドメイン」「ルートドメイン→サブドメイン」などの場合です。
sqlファイルを編集する
sqlファイルを編集するときに、サブドメインで運用されているデータベースは、sqlファイル内の表記もサブドメインが使われています。
テキストエディタで一括編集する場合は注意してください。
.htaccessを編集する
.htaccessというファイルの中身が、ルートドメインかサブドメインかで多少変わります。
実際に見比べてみます。
ルートドメインの例
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteBase / RewriteRule ^index.php$ - [L] RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC] RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /index.php [L] </IfModule>
サブドメインの例
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteBase /test/ RewriteRule ^index.php$ - [L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /test/index.php [L] </IfModule>
上記を確認すると、RewriteBase,RewriteRule後の表記が異なります。
ルートドメインにする場合は上を、サブドメインにする場合は下を参照して書き換えてください。
ワードプレスで運営しているサイトのドメイン変更時の注意点
続いて、ドメイン変更をする際の注意点をお伝えします。
mysqlファイル(データベース)はバックアップを取る
まず、データベースはバックアップをとりましょう。
wordpressファイル群は、最悪テーマなどをもう一度準備すればもとに戻せますが、データベースは消滅すると戻せません。
ログインできない事態になった時
続いて「ログインできない!」と焦った時は、一旦元の状態に戻すのがおすすめです。
基本的に、以下のミスに纏められるかと思います。
- データベースとの連携がうまく行っていない(wp-config.phpの書き換えミス。sqlファイルの編集漏れ)
- wordpressファイル群のどれかが足りない
- .htaccessファイルに変なりダイレクト設定がかかっている
- wordpressの設定からURLを無理矢理編集しようとした
全て元の状態に戻して、やり直せば治るものばかりです。
独自ドメインの有効期限
また、旧ドメインの有効期限に気をつけてください。
基本的に、旧ドメインも契約期間でないとログインできません。つまり、有効期限が切れた後はwordpressファイルやデータベース情報が取り出せない可能性があるので、気をつけてください。
時短・安全のためにサイト引っ越し屋さんに依頼する
冒頭でもお伝えしたように、自分でやるにしては時間がかかったり、ミスをしてサイトが表示されなくなるなどのリスクもあります。
せっかく収益があるサイトが表示されなくなるのは避けたいですね。
そんな時には専門のサービスに依頼することもおすすめです!
プラン | 納期 | 料金 |
特急プラン | 1日〜7日 | 98,780円(税込) |
スタンダードプラン | 8日〜14日 | 65,780円(税込) |
ゆったりプラン | 15日〜30日 | 32,780円(税込) |
ちなみに一般的に依頼するとなると、何をしたいのかということを細かく来た上での見積もりとなるので、運営側からすると、細かいことはわからいないことが多いです。(データベース・画像の移管方法・MySQLなど)
そのため、面倒な手続きを基本的に1パックとして引き受けてくれる「サイト引っ越し屋さん」はおすすめですよ!
WordPress(ワードプレス)でのドメイン変更のまとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
ワードプレスでコンテンツを既に作っている方は、今まで書いた記事が消えたりするのは、どうしても避けたいはずです。冒頭でもお伝えしましたが、レンタルサーバーはエックスサーバーが移行も簡単ですし、コスパも良いのでオススメです。
当サイトもエックスサーバーのX10プランで運営していますので、具体的なエックスサーバーでのワードプレスの始め方もご紹介しています。しっかりバックアップを取って、無事移行が完了することを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。