
「WordPressでwebサイトを作りたい!でも、作り方は何も分からない…」といった方から、よく質問をいただきます。
確かに、WordPressでサイトを始めるとなると、レンタルサーバー代はかかるので、失敗したくない所ですよね。「いろいろとお金を払った後に、間違ってた!」と分かっても落ち込みますからね。
そこでこの記事では、ワードプレスの知識ゼロの初心者向けに1からサイトの作成手順を説明していきますので、この記事を見ながら進めていただければ大丈夫です。ちなみに当サイトは、エックスサーバーのスタンダードプランに契約して、初期費用0円、年間13,200円(税込)でサイトを運営しています。
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2021年5月31日にリリースされた、エックスサーバーのシステムをベースにしたシン・レンタルサーバー!
月額料金がスタンダードプランで1,540円〜(税込)なので、コスパよく爆速なサイト運営が可能に!
管理画面はエックスサーバーと同じで使いやすくなっているので、これからサイト運営をする方にはおすすめです!
CONTENTS
初心者がWordPressでサイト作成する際の注意点
WordPressでサイトを作る場合、何通りかやり方があります。
しかし、知識ゼロの方でも簡単にできるように、今回は事前に3つ条件をもうけました。
- 無料で済ませない
- エックスサーバーを使う
- 公式サイトで契約しない
無料で済ませない
まず、「すべて無料でサイトを運用しよう!」と考えている人は、そもそもWordPressでの運用が向いていません。
また、WordPressではネットの公式サイトから無料プランを利用することもできるのですが、機能制限があるため結局有料プランを使わざるを得ないです。
実際年間で1万円程度は払った方が手間もかかりませんし、サイト運営もしっかり行えるのです。ですが、どうしても無料が良い…という方は、WordPressは諦めて最初からはてなブログなど無料のブログサービスを使う方が良いかと思います。
エックスサーバーを使う
続いて、レンタルサーバーは色々ありますが、各サーバーでWordPressの設定方法が違います。
今回はセキュリティ面がしっかりしており、アクセスが多くなった時も表示がスムーズなエックスサーバーを使います。筆者は月額1,100円程度で利用できるスタンダードプランで、当サイトを運営しています。
公式サイトで契約しない
wordpress.comの有料プランを契約するのはNGです。有料プランは以下のような機能制限があります。
- プラグインが使えない
- テーマのテンプレートをアップロードできない
- 検索エンジン上位表示対策ができない
このように色々と有料プランは機能制限もあるので、料金面でも機能面でも、レンタルサーバーから契約してダウンロードした方が圧倒的にコスパも良いです。ですので、今回はレンタルサーバーに契約してワードプレスをダウンロードするやり方をご紹介します。
WordPressをインストール
WordPressのサイト作成5ステップ
それでは、実際のWordPressのサイトの作り方に入っていきます。
- レンタルサーバーを契約
- ドメインを取得
- ドメインとサーバーを連携
- WordPressをインストール
- Webサイトにアクセス
①レンタルサーバーを契約
公式サイト:https://www.xserver.ne.jp/
まずは、レンタルサーバーを契約しましょう。今回はエックスサーバーでご説明します。
エックスサーバーは年中サーバー無料お試し期間を設けていますので、そこから入るのがおすすめです。まずはエックスサーバー公式サイト
に移動してから、下記の手順を行います。
- エックスサーバーの新規お申込み
- 各種情報入力
- 決済情報など入力
- 届いたメールの内容を基にインフォパネルにログインできるか確認
ここまでいけたら、次に進みましょう。
②ドメインを取得
次は、ドメインの取得です。これは実はエックスサーバー内で取るパターンと、外部で取るパターンがあります。
手間の面ではエックスサーバー内で取ったほうが楽ですが、外部で取ったほうが安く済むことが多いです。そのため、おすすめはドメイン業者のお名前.comでの取得です。エックスサーバー内で取る場合は、インフォパネルの「追加のお申込み」から取得できます。
③ドメインとサーバーを連携
次は、取ったドメインをサーバーと連携させます。
サーバーパネルにログイン→ドメイン設定
サーバーパネルのドメイン設定に進み、「ドメイン設定の追加」を押しましょう。
ドメインを入力して追加(確認)
ここにドメインを追加して、「ドメイン設定の追加(確認)」をクリックします。
これで完了なのですが、エックスサーバー外でドメインを取った方は続けてください。
ドメインをエックスサーバー外で契約した場合
エックスサーバー外でドメインを取った場合、ネームサーバーの編集という仕事が残っています。
どのドメイン取得サイトでも、ネームサーバーが変更できるようになっていると思いますので、そのページを探してください。
今回はお名前.comのネームサーバー変更ページを載せておきます。
ここの情報を、以下の画像の内容に変えておきます。
これはエックスサーバーに記載されている、ネームサーバー設定の欄です。詳細はhttps://www.xserver.ne.jp/に記載されています。
④WordPressをインストール
次は、やっとWordPressを入れる番です。エックスサーバーのサーバーパネルにログインして、「自動インストール」をクリックして下さい。
ドメインを選択→「プログラムのインストール」→「WordPress日本語版 インストール設定」と進んでいきます。ここまで進むと、各種情報を入力するページに飛びます。
すべての項目を入力したら「インストール(確定)」を押します。
⑤Webサイトにアクセス
そして、「http://example.com(あなたのドメイン)/wp-admin」にログインします。
そうするとユーザー名とパスワードを求められるので、上で決めたものを入力しましょう。これでWordPressのページが開けるかと思うので、最初の設定が完了です。あとはWordPressのダッシュボードの「投稿」という画面から、新規投稿で記事を投稿していくことができます。
エックスサーバーで運営するサイトの無料SSL設定は絶対に忘れずに行う!
エックスサーバーでサイトを運営する場合、「SSL設定」を無料で完了させることができます。こちらのSSL設定を行なっていないと、サイトのURLが「http〜」のままになってしまいます。
SSL設定を行ってサイトをhttps化することでGoogleで表示させることができる
「http〜」から始まるサイトのままの場合、Googleがサイト訪問者に危ないサイトとして警告し、せっかくのサイトがGoogleの検索上で表示されなくなってしまいます。そこで、こちらのSSL設定を行ってサイトのURLを「https〜」に変更します。
そうすることでこのサイトはしっかりとセキュリティ対策がなされたウェブサイトであることをGoogleに認識してもらい、サイトに訪問してきてくれた人に、無事サイトを表示させることができるのです。エックスサーバーでは、SSL設定の画面からボタンをクリックするだけで完了します。
ワードプレスの管理画面からサイトのURLを変更する
その後、ワードプレスの管理画面にログインして、設定の「一般設定」をクリックします。そこでWordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)の部分を、「http」から「https」に変更して更新します。
そうすると管理画面から一度ログアウトしますが、再びログインすれば無事に利用できるようになります。この対応をしておくことで、Googleに「運営しているサイトが安全なサイトである」として認識してもらえますので、ワードプレスを始める場合はあらかじめ一番最初に必ず設定しておきましょう。
WordPressでトラブルがおきた時にサイトのバージョンを確認する4つの方法
こうしてサイトを運営していると、「自分のWordPressサイトのバージョンを確認したい!今の最新のWordPressのバージョンを確認したい!」という場面に出くわすことがあるかと思います。
何か、WordPressサイトでトラブルが起こった時は、こういったバージョン確認の必要が生じます。そんな時のために、WordPressのバージョンの調べ方やアップグレード方法などをまとめてみました。
- ダッシュボードで確認
- version.phpファイルで確認
- phpコマンドを使用して確認
- HTMLソース(外部)から確認する方法
ダッシュボードで確認
一つ目は、WordPressのダッシュボードから調べる方法です。ちょっと分かりにくいですが、テーマの横に書いてあったりします。この画像は、このサイトの場合ですが「WordPress 4.8」と書いてあります。つまり、バージョンは4.8ということです。
version.phpファイルで確認
2つ目の方法は、「wp-includes」に含まれているversion.phpで確認する方法です。このversion.php内に、WordPressのバージョンが書いてある部分があります。
$wp_version = '4.8';
このように、今のversionが4.8であることがわかります。
phpコマンドを使用して確認
3つ目の方法は、phpのスクリプトを実際に書いて確認をする方法です。
<?php bloginfo('version'); ?>
のコードを記載すると、WordPressのバージョン情報がページに表示されます。(他の人からも確認できます。)
HTMLソース(外部)から確認する方法
最後は、HTMLのソース情報から確認する方法です。
このように、HTML情報からWordPressのバージョンを見ることが出来ます。
この画像はGoogleChromeのデベロッパーツールが使われていますが、どのブラウザも"右クリック"をすると「ページのソースを表示」という表記が出るかと思います。その「ページのソースを表示」からHTML情報を確認することができます。
最新のWordPressにバージョンアップする方法
自分のWordPressのバージョンを変えたいという時に、バージョンアップする方法をお伝えします。
基本的には、ダッシュボードの更新マークを確認しましょう。最新のWordPressバージョンと異なる場合は、表示を確認すれば分かります。
更新ボタンが出ていますので、基本的にはそちらの更新を押せばワードプレスは更新されます。色々とテーマをカスタマイズしている場合などは、事前に子テーマを作って対応しておく必要があります。
更新はセキュリティ対策のためにも重要な作業ですので、長い間放置されておくことはおすすめしません。
WordPressのバージョンを戻す(ダウングレード)方法
エディタの編集がエラーになったり、プラグインが動かなくなったりした場合にはWordPressのダウングレードが必要になる時があります。
そんな時の為にWordPressのバージョンを戻す方法を覚えておきましょう。
- 昔のバージョンをダウンロードする
- 現在のフォルダを削除する
- 古いバージョンのWordPressをアップロードする
- データベースを更新する
①昔のバージョンをダウンロードする
WordPressのバージョン一覧から、使いたいバージョンをダウンロードします。
②現在のフォルダを削除する
ダウングレードするために、現在のバージョンになっているファイルを全て削除します。
ただし、この時に削除してはいけないファイルが存在します。それは、設定などが記載されているファイルです。具体的には下のファイル・フォルダです。
- wp-config.php
- .htaccess
- wp-contentフォルダ
これらのファイルは削除しないでください。
③古いバージョンのWordPressをアップロードする
この時は、先程残したファイル以外をアップロードします。
- wp-contentフォルダ
- wp-config.php
以外をアップロードしてください。(.htaccessファイルは隠しファイルになっていると思うので大丈夫です。)
④データベースを更新する
WordPressのログイン画面を開くと、データベースの更新を促されます。これは普通に更新すれば大丈夫です。
WordPressのバージョンを変える時の注意点
基本的には、WordPressは最新に保つべきですが、どうしようもないエラーなどでダウングレードしないと治らない時があるでしょう。
そういった時に「本当にダウングレードなんてしても大丈夫なのか?」と思うこともあると思うので、注意点を解説します。
- プラグインとの互換性
- セキュリティ・脆弱性
プラグインとの互換性
まず、WordPressのバージョンとプラグインの機能が関係している時があります。前回のWordPressのバージョンではプラグインの動作が確認できたのに、最新のWordPressバージョンでは動かない!といった事例がこれです。
基本は、最新のWordPressに対応しているプラグインを使うべきですが、超重要なプラグインだった場合仕方がないのでダウングレードしましょう。
セキュリティ・脆弱性
セキュリティ・脆弱性の観点から、WordPressは最新であるべきです。一度、WordPressの脆弱性が見つかって問題になった際も、最新バージョンに変更することで解決した事例があります。
以上、いかがでしたか? WordPressでのサイト作成方法から、バージョンの確認方法・アップグレード・ダウングレード方法について纏めてみました。今回の記事を読んだことで、迷っている人が1人でも減れば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。