
まず、筆者もワードプレスでECサイトを作ったことがあるから分かるのですが、正直ワードプレスでECサイトや通販サイトを作ることは、そもそもおすすめしないです。
というのもとにかく色んなことを調べて作業工数がかかる割に、さらにはアクセス数を集める必要があるからです。Googleなどの検索エンジンからのアクセスがない時の集客方法はSNSですが、全くの初心者でECサイトを始めるのであれば、それも中々難しく時間もかかります。
であれば、最初から初心者でも簡単に定期販売を作れるカラーミーリピートを利用されるのが無難です。今回はそのような前提も踏まえて作り方を解説します。
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CONTENTS
ワードプレスでecサイトを作る方法2つ
ワードプレスでecサイトを作るためには、色々な方法がありますが今回は2つほどお伝えします。
1. ECプラグインを導入する
まず一番簡単なのは、ECプラグインの「WooCommerce」などを導入することです。
プラグインには無料と有料の2種類が存在しますが、「WooCommerce」は無料で使えます。ただしプラグインを導入したからといって簡単にできる訳ではなく、色々と作業工数が必要になります。実際のところかなりの知識がないと簡単には作成できないと思われます。
2. 外部サービスをワードプレスのサイトに組み込む
次に、ワードプレスとは別のサービスを連携させる方法があります。
外部サービスのレンタルカートを契約し、ワードプレス本体に組み込んでしまうやり方です。外部サービスにも色々ありますが、これであればワードプレスを集客サイトとして、別個にECサイトを作っても良いかもしれません。
別途ECサイトを構築できるCMSを使ったり、もしくは自社で独自に作り上げたECサイトシステムで構築して、ワードプレスは集客用のサイトとして作る方法です。
ECサイトを作れるワードプレスのプラグイン(日本製)の例
ECサイトを作れるプラグインにはいくつかありますが、代表的なものをいつくかご紹介します。例えば、日本製で使えるものには以下が挙げられます。
- Welcart
- WP - OliveCart
- CMS × WPネットショッププラグイン
Welcart
まず、日本人でも利用しやすく人気の高いプラグインが「Welcart」です。無料でワードプレスにインストールできます。カートの機能をワードプレスに組み込む形で使うのが基本で、定期購入や売上集計などを利用できる拡張サービスも用意されています。
WP−OliveCart
「WP−OliveCart」も日本製で、無料で使えるプラグインです。レスポンスデザインに対応しており、顧客が利用するデバイスを選びません。これも有料版が用意されていますが、無料でも商品管理や顧客管理、決済方法など、ある程度柔軟な対応ができます。
CMS×WPネットショッププラグイン
最後の「CMS×WPネットショッププラグイン」は有料のプラグインです。
ecサイトに必要な機能が数多く揃っているため、すぐに本格的なecサイトを作れます。他にも「easy myShop」や「CARTSTAR」など色々とECサイト構築のためのプラグインはありますので、本気でプラグインを用いて構築しようと考えている方は、比較検討されることをおすすめします。
ただし、筆者の経験上、そこにかける作業時間や工数を考えると、正直外注するか既存のプラットフォームを利用するのが良いのでは?とは思います。
ワードプレスでecサイトを作る際のメリットは?
ワードプレスは基本的にブログ用のCMS(コンテンツマネジメントシステム)のため、プログラミングの知識が無い人でも、管理・運営がしやすくできています。そのため、誰でも簡単にウェブサイトを作れます。
ワードプレスの使い方を学ぶのはそう難しくないため、専門の技術を持つ人を雇わなくてもできてしまうのがメリットです。また、ECサイトを作るにしても、無料のプラグインを利用すれば、時間はかかれど余分なコストを掛けずに構築できるのも優れた点だと言えます。
ですので、予算的に余裕のない個人の方などにとっては良いのではないでしょうか。また、ワードプレスでサイトを持っておけば、外部のショッピングカートや元々あるECサイトとの連携もできます。
そのため、最初は無料のプラグインでECサイトの構築を始めて、売上が順調にのびた後に、有料サービスへ移行することもできます。ただし、そのためには半年〜1年以上の時間は見積もっておいた方が良いでしょう。
ワードプレスでecサイトを作る際のデメリットは?
ワードプレスは簡単にブログやショッピングカートを導入できるものの、全ての人が使いこなせるものではありません。
例えば、そもそもパソコンが苦手な人や、インターネットに詳しくない人の場合はワードプレスも難しく感じるかと思います。そのような人は、最初から初心者でも簡単に定期販売を作れるカラーミーリピートを利用されるのが無難です。
ワードプレスでのサイト運営の知識に加えてECの知識も必要
また、ワードプレスでECサイトを作るためには、単純なワードプレスでのサイト運営に加えて、ECサイトの知識が必要となります。
もちろん全てゼロから学んでいく気概のある方であれば良いかもしれませんが、これもなかなか大変な道のりですので、その点もデメリットです。
ワードプレスでの運営はサイトのセキュリティに特に注意
さらに、ワードプレスを利用する場合は、セキュリティリスクの高さにも注目すべきです。
ワードプレスは世界中の人々に使われているCMSですが、その分常に悪質な人に狙われてしまう可能性があります。過去に数百万にもおよぶ大規模な改ざん被害が発生した事実も存在するほどです。改ざんされてしまうと再構築に時間がかかり、ネットショップの運営が回復するまでストップしてしまいます。
もちろん既存のプラグインでセキュリティ対策は可能ですが、自社でシステムを構築して対策する場合とは異なり、ワードプレスのセキュリティやプラグインのセキュリティ機能に頼りっぱなしになってしまうため、その点もデメリットと言えるでしょう。
ECサイトを外注する場合のコストはどのぐらい?
続いて、個人や自社でECサイトを構築するのではなく、外部の専門業者へ委託する場合の相場についてご紹介します。
外注先の業者を使った場合、恐らく総額で見積もると、どんなに安くても70万円以上はするかと思われます。逆に高いところでしたら、250万円以上するのが現在の相場です。
もちろん費用の総額の差は、どのような機能を実現するのかやページの総数など、作ってもらうECサイトの規模によって違ってくることが多いです。
例えばですが、まずコンセプトを作り上げるのに5万円~20万円ほどの費用がかかります。続いて、デザインはトップページだけで5万円~20万円ほど、スマートフォンやタブレットなど、複数のデバイスに対応させたいなら更に料金が上がります。
そして、カテゴリ別や商品詳細用のページを作る費用が5万円~10万円程度かかり、デザインとは別に、プログラミング言語などを使ったコーディング費用も同じぐらいかかるようなイメージです。
そして、商品の掲載やテスト費用も総額に含まれてくると思われます。このようなことを考えると、正直カラーミーリピートを使った方が手間も時間も削減できて簡単に始められますので、初心者には良いのではないかとは思われます。
ワードプレスを使ったECサイト作りが向いている人とは
以上になりますが、ワードプレスを使ったECサイト作りの中でも、プラグインを利用する方法は無料ならコストがかからないため、どうしても予算を掛けられない人には向いているやり方です。
但し、ワードプレスでプラグインを使ってECサイトを作る方法は、そもそものワードプレスの知識に加えて、基本的なHTMLやCSSのプログラミングの知識を持っているとより使い勝手が増すため、多少なりともこれらの知識を持っている人に向いていると言えます。
一方で、ワードプレスはこれまでそこまで触ったことがなく、ECサイト構築の学習をする時間的な余裕がない方や、細かい知識までは覚えられないという人には、正直ハードルが高すぎて向いていません。
また、高度な技術を用いて他社に負けない高機能なECサイトを作る場合にも、既存のネットショップ作成サービスを利用された方が良いでしょう。初心者でも簡単にネットショップを作りたい場合はカラーミーショップ、定期購入サイトを作りたい場合はカラーミーリピートがおすすめです。