
wordpressでサイトを運営する際に、できるだけ安いレンタルサーバーを使いたい場合、ロリポップ!とさくらのレンタルサーバーは候補として上がるでしょう。
筆者は当サイトではエックスサーバーX10プランを利用していますが、他のサイトではロリポップ!やさくらのレンタルサーバーでも運営していますので、その経験を踏まえてメリット・デメリットなどを比較して、利用がおすすめな方をご紹介します。
ちなみに当サイトをエックスサーバーを利用している理由は、アクセス数が増えてもサーバーが落ちず、過去1度もサーバー障害がないことから安全性が高く、セキュリティ面でも安心ができるとの判断で利用しています。
後ほどご紹介しますが、SSL化対応(https化対応)も無料で簡単に設定できるため、さくらのレンタルサーバーよりはコスパが良いとの判断です。
\ Twitterでも口コミ良好! /
2021年5月31日にリリースされた、エックスサーバーのシステムをベースにしたシン・レンタルサーバー!
月額料金がスタンダードプランで1,540円〜(税込)なので、コスパよく爆速なサイト運営が可能に!
管理画面はエックスサーバーと同じで使いやすくなっているので、これからサイト運営をする方にはおすすめです!
CONTENTS
ロリポップ!・さくら・エックスサーバーの料金プランを比較
プラン | 初期費用 | 月額料金 | 年間料金 | 容量(GB) | 公式サイト |
ロリポップ!(スタンダード) | 1,650円 | 550円 | 8,250円 | 150 | https://lolipop.jp/ |
ロリポップ!(ハイスピード) | 0円 | 550円 | 6,600円 | 250 | https://lolipop.jp/ |
ロリポップ!(エンタープライズ) | 3,300円 | 2,200円 | 29,700円 | 1,000 | https://lolipop.jp/ |
さくら(スタンダード) | 1,048円 | 524円 | 7,336円 | 100 | https://www.sakura.ne.jp/![]() |
さくら(プレミアム) | 1,048円 | 1,571円 | 19,900円 | 200 | https://www.sakura.ne.jp/![]() |
さくら(ビジネス) | 5,238円 | 2,619円 | 36,666円 | 300 | https://www.sakura.ne.jp/![]() |
エックスサーバー(スタンダード) | 無料 | 1,100円 | 13,200円 | 200 | https://www.xserver.ne.jp/ |
まず、ロリポップ!とさくらのレンタルサーバーとエックスサーバーの料金を比較すると上記となっています。
スタンダードプラン以下ですと、表示が遅くなってしまったり、ワードプレスの簡単インストールができなかったり、サブドメインが使えなかったりと機能が制限されてしまいますので、基本的にスタンダードプラン以上を利用されるのがおすすめです。
ロリポップ!のプランと料金の一覧
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
無料期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
初期費用 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 | 0円 | 3,300円 |
月額料金 |
110円 | 275円〜 | 550円〜 | 550円〜 | 2,200円〜 |
容量 | 20GB | 100GB | 150GB | 250GB | 1,000GB |
転送量 | 50GB/日 | 60GB/日 | 100GB/日 | 200GB/日 | 200GB/日 |
【公式サイト】https://lolipop.jp/
ロリポップ!については、エコノミープランではワードプレスの簡単インストール機能すらありませんので、利用するとしたらスタンダードプラン以上を、(料金が安くなるので)6ヶ月以上で契約するのがおすすめです。
また、ロリポップ!で一番高いプランのエンタープライズプランは、月額2,200円から1,000GBの容量を利用することができます。アクセス数が増えてもサイトの表示速度が遅くなったりする心配がありませんので、大規模サイト運営用としてはコスパ抜群のプランではあります。
続いて、さくらのレンタルサーバーの料金は以下になっています。
さくらのレンタルサーバーのプランと料金の一覧
ライト | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプロ | マネージドサーバ | |
無料期間 | 2週間 | 2週間 | 2週間 | 2週間 | 2週間 | - |
初期費用 | 1,048円 | 1,048円 | 1,048円 | 5,238円 | 5,238円 | 49,500円〜 |
月額料金 | 131円 | 524円 | 1,571円 | 2,619円 | 4,714円 | 13,200円 |
容量 | 10GB | 100GB | 200GB | 300GB | 500GB | 700GB |
転送量 | 40GB/日 | 160GB/日 | 200GB/日 | 230GB/日 | 260GB/日 | 260GB/日 |
【公式サイト】https://www.sakura.ne.jp/
こちらを比較すると、最安値はさくらのレンタルサーバーのライトと言えるでしょう。
ただし、ライト版ですと容量が10GBしかありませんので、ワードプレスでちょっとした個人サイトを運営する場合でも、最低でもプレミアムぐらいのスペックはあった方が良いとは思われます。さらに、さくらのレンタルサーバーの場合は、ロリポップ!やエックスサーバーと異なり、SSL化対応が有料です。
SSL化対応とは、サイトのURLをhttpからhttpsに変更する対応のことで、これを行わないと、Googleに安全なサイトとして認識されません。そのため、サイト運営者には必須の対応となっているのです。
筆者もさくらのレンタルサーバーでは別料金でお金を払い、わざわざ対応した覚えがありますので、初心者の方は最初から簡単に設置ができるロリポップ!の方が使いやすいと思われます。
続いて、ロリポップ!とさくらのレンタルサーバーのメリット・デメリットを比較し、利用がおすすめな方をご紹介します。
ロリポップ!を利用するメリット3つ
【公式サイト】https://lolipop.jp/
1. 利用者が多いレンタルサーバーである
ロリポップ!は200万サイト以上で利用されているなど、とにかく利用者が多いです。そのため、ネット上にも情報が多く掲載されています。
例えば、カフェのホームページだったり、飲食店の方にも多く利用されています。ただし、飲食店のホームページ作成サービスにはグーペがあります。
お店のホームページを作ろうと考えている初心者の方にとっては、ワードプレスは少々難しい場合がありますので、より簡単にHP作成をしたいと考えている方は、グーペと比較して検討された方が良いでしょう。ホームページ作成ツールのグーペは、同じくGMOインターネットグループが提供しているサービスです。
2. 10日間の無料体験があるスタンダードプランの6ヶ月以上契約はコスパが良い
続いて、ロリポップ!には全てのプランで10日間の無料体験期間があります。例えば、スタンダードプランレベルの容量があれば、基本的にはストレスなくサイト運営が可能かと思われます。
また、ロリポップ!であれば、エックスサーバーなどと同じように、ワードプレスの簡単インストール機能がありますので、ワードプレス運営を始めるのも簡単です。
そのため、個人でワードプレスでサイトを運営していく場合、ロリポップのスタンダードプランを6ヶ月以上で契約するのは、非常にコスパが良いプランです。
3. サポート対応が充実している
最後に、ロリポップ!は初心者の方のために、チャットやメールで24時間対応してくれます。
そのため、初心者が不安な点や気になる点をすぐに解消することが可能です。サポートが充実しているレンタルサーバーを利用したい初心者の方にも、ロリポップはおすすめです。
ロリポップ!を利用するデメリット3つ
【公式サイト】https://lolipop.jp/
一方で、ロリポップ!を利用するデメリットも存在します。
1. バックアップは自己責任となる
まず、ロリポップ!の場合は、バックアップを自分自身で実施する必要があります。
バックアップをしておかずにデータが消えてしまった場合や、何かトラブルがあってデータが削除された時にも対応してもらえませんので、その点は注意が必要です。
2. サーバーが不安定になることもある
続いて、ロリポップ!は価格が総じて安いということもあり、常時サーバーが安定しているわけではありません。
何かの拍子にアクセスが集中した時など、表示スピードが落ちたり、サイトに訪問してくれたユーザーにサイトを表示できなくなったりする可能性はあります。
安定しているサーバーが良い方にはエックスサーバー
【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
そのため、アクセスが集中しても耐えられるサーバーが良い方は、当サイトでも利用しているエックスサーバー(X10プラン)を利用された方が良いでしょう。実際に数年以上エックスサーバーを利用していてサーバーが落ちたこともありませんし、過去にサーバー障害が起きたこともありませんので安心です。
ただし、そうは言っても筆者の経験上、ロリポップ!のスタンダードプランでサイトを運営しているからといって、頻繁にサイトがダウンしたりすることはありませんでした。また、その点が心配な方は、ロリポップ!の場合はエンタープライズプランであれば転送量が無制限ですので、安心して利用することができます。
ただし、エックスサーバーよりはコストはかさみます。
ロリポップ!の利用がおすすめな人とは?
以上のようなメリットとデメリットを踏まえて、ロリポップ!をおすすめできる方は下記のような方です。
- 初めてレンタルサーバーを契約する方
- なるべく安くレンタルサーバーを借りたい方
- チャットなどのサポートが充実したサーバーが良い方
- (エンタープライズプランの場合)法人でコスパよくサーバーを契約したい方
世の中には様々なレンタルサーバー会社がありますが、その中でも「ロリポップ!」料金が安く、初心者にもとても使いやすい設計になっています。
そのため、これからレンタルサーバーを契約してワードプレスを始めたい方や、ブログ運営経験が浅い方にはおすすめできるレンタルサーバーの一つです。
ロリポップ!を利用する場合はムームードメインがおすすめ
なお、ロリポップ!を利用する場合、ドメインはムームードメインを利用されるのが良いでしょう。
ムームードメインの提供会社は、ロリポップ!と同じ「GMOペパボ株式会社」で色々と利便性が高いため、ロリポップ!上でも利用が推奨されています。
ムームードメインを取得してロリポップでサイト運営を始める方法はこちら
サーバーダウンが不安な方には…
ただし、ロリポップ!の場合はアクセスが多くなるとサーバーダウンしたり、読み込みスピードが落ちてしまうことも、稀にですがあることはあります。
そのようなことがあっても特に気にしないという方にはマッチしていると思われますが、アクセス数が増えても耐えられるサーバーが良い方には、今の所はエックスサーバーの方がおすすめです。
さくらのレンタルサーバーを利用するメリット3つ
【公式サイト】http://www.sakura.ne.jp/
続いて、さくらのレンタルサーバーのメリットについてです。
1. 2週間の無料お試し期間がある
さくらのレンタルサーバーの場合、マネージドサーバプラン以外であれば、2週間のお試し期間があります。さくらのレンタルサーバーがどんな感じか試してみたいという場合、2週間ほどお試しするのもおすすめです。
2. プランが豊富なため選べる
また、さくらのレンタルサーバはプランも豊富です。そのため、安さ重視の方や機能重視の方など、自分のニーズにあったプランを選びやすいです。
実際、料金面だけを考えれば、さくらのレンタルサーバの一番安いプランを選択するという方法もあります。ただし、後述するようにSSL化対応が有料ですので注意が必要です。
3. ビジネスや商用にも使える
また、さくらのレンタルサーバはビジネス用にも利用されています。
エックスサーバーも法人向けのサービス(https://business.xserver.ne.jp/)がありますが、少しでもコストを安くレンタルサーバーと契約したいという方には、さくらのレンタルサーバは適しています。
ただし、後述するようにデメリットもあります。
さくらのレンタルサーバを利用するデメリット4つ
1. ライトプランだと使用が限られる
まず、さくらのレンタルサーバーのライトプランは、とにかくやすいのですが、このように安いプランだと、多くのデータベースが使用できなかったり、たくさんドメインを持ちたい場合に不便だったりします。
また、管理画面もロリポップやエックスサーバーよりも若干見辛いです。要は、安かろう悪かろうな側面が多少はありますので、機能面やサービス面を重視する方にはあまり向いていません。
2. アクセスが集中するとサーバーダウンすることもある
また、さくらのレンタルサーバは安くて魅力も多いですが、急にアクセスが集中して人が増えると、サーバーがダウンしてしまうこともあります。
そのため、アクセスの多いサイトを持っている場合や、今後アクセスを多くしていきたいサイトを運営しようとしている方には要注意です。
アクセス数が多くなっても耐えられるのはエックスサーバーですので、その点を重視したい方には、エックスサーバーの方が良いでしょう。
3. ワードプレスのインストールが若干分かりづらい
他にも、さくらのレンタルサーバの場合、ワードプレスのインストールが若干難しいです。
と言いますのも、ワードプレスのインストールの際も、エックスサーバーやロリポップ!と異なり一手間必要だったりしますので、初心者には若干わかりづらい点があります。
もちろん初めての方にもおすすめはできますが、web知識がある程度ある方でなければ、うまく使いこなすことができないかもしれないのが、さくらのレンタルサーバです。
4. SSL化対応が有料(https化対応が有料)
最後に、さくらのレンタルサーバーでは、SSL化対応が有料です。実はこれが有料なために、月額のコストが安いのです。
https化対応とは、Googleがhttpで始まるサイトは危ないサイトとしてユーザーに表示するようになったため、ほぼ全てのサイトで必要な対応です。
例えばロリポップやエックスサーバーなどは、すでにこのhttps化対応も月額料金に含まれているため、SSL化対応自体は無料で簡単にできます。ですが、さくらのレンタルサーバーの場合は、別途SSL化対応のためにお金を払う必要があり、筆者もこの点が非常に嫌でした。
手続きも初心者には難しいですし、色々と調べて対応しないといけません。最初からSSL化対応が無料で簡単なサーバーが良い方は、設定が一瞬で終わるロリポップやエックスサーバーの方が良いでしょう。
さくらのレンタルサーバの利用がおすすめな人とは?
以上のようなさくらのレンタルサーバのメリット・デメリットを踏まえると、下記のような方に利用がおすすめです。
- ある程度のweb知識がある方
- ある程度のワードプレスの知識がある方
- レンタルサーバーを分散したい方
さくらのレンタルサーバは、正直そこまでおすすめできるというレンタルサーバーではないかもしれません。。個人的には管理画面もそこまで見やすくないですし、色々と機能面やサービス面ではデメリットもあります。
安いプランだと表示速度が遅かったりもしますし、結局SSL化対応するときに追加費用を払わないといけませんので、その点には特に注意が必要です。
【公式サイト】https://www.sakura.ne.jp/
一方、https化対応が無料でできたり、アクセス数が増えても表示速度が遅くならないレンタルサーバーが良い方は、エックスサーバーを利用された方が良いでしょう。
【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
もしくは、単純にコスパ面だけを考えるのであれば、ロリポップ!が安いのでおすすめです。
【公式サイト】https://lolipop.jp/