Webデザイン

【入門編】jQueryでできること9選！スライドショーのサンプルあり

jquery

「これからjQueryを勉強したい！」、「jQueryについて知りたい！」そんな方のために「jQueryとは何なのか」、「jQueryをどのように使えばいいのか」、「jQueryを使うメリット」「jQueryを使ってどんなことができるのか」など、基礎的なことを中心にお伝えします。

それでは、さっそく見ていきましょう。

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jQueryとは？

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画像出典：jQuery公式サイト

jQueryは、2006年1月にリリースされた「JavaScript」のライブラリになります。ライブラリとは以下のとおりです。

ある特定の機能を持ったコンピュータプログラムを他のプログラムから呼び出せるように部品化して、そのようなプログラム部品を複数集めて一つのファイルに収納したもの（IT用語辞典 e-Wordsより）

jQueryは、あくまでもJavaScriptを拡張したものであり、jQuery＝JavaScriptではありません。混同しないようにしてくださいね。

jQueryのロゴに「write less, do more.（より少ない書き方で、もっと多くこなす）」とあるように短いコードで機能を実現できます。また、jQueryのファイルを読み込むだけで使うことが可能です。

また、Web上で使われている技術や種類を調査、報告している「W3Techs」によると、Webサイトの70%以上にjQueryが使われているというデータもあります。

jQueryは、それだけ需要が高まっていると言えるでしょう。また、「Web業界の発展に最も大きく貢献している世界標準のJavaScriptライブラリ」とも言われています。

それだけ多くのWebサイトに使われているのは、ある大きなメリットが存在するからです。

そのメリットとは一体何なのでしょうか？

jQueryのメリット

これからjQueryのメリットに関して解説します。

メリットとして以下の項目が挙げられます。

  • あらゆるブラウザに対応している
  • コードの量を減らせる
  • プラグインが豊富

あらゆるブラウザに対応している

これが70%以上のWebサイトでjQueryが使われる理由です。

ブラウザには、Googleの「Google chrome」やMacやiPhoneで使われる「Safari」、Windowsに標準搭載されている「Internet Explorer」や「Microsoft Edge」など様々なブラウザがあります。

ブラウザによって少し仕様が異なっています。これによって、同じJavaScriptのコードでも思った通りに動作しないなどの問題がありました。

ですが、jQueryはブラウザの違いを理解して、どのブラウザでも同じコードで同じように動作するようにしてくれます。

コードの量を減らせる

jQueryを使うことで少ないコードの量で1つの機能を実現することができます。

例えば、JavaScriptで1つの機能を実現するのに10行ほど使って書いていましたが、jQueryを使うと1、2行で実現することもできます。

コードの量を減らすことによって、開発期間を短くして開発の効率を上げることができるのです。さらに、エラーを減らすことにもつながります。

また、シンプルでわかりやすいプログラムになっているのでデザイナーでも扱いやすいライブラリになっています。

プラグインが豊富

jQueryには便利なプラグインがたくさん用意されています。

プラグインを使うことでより簡単に見た目がきれいなサイトにすることができたり、簡単に高度な機能を実装することが可能です。

例えば、下のようなプラグインが用意されています。プラグインのURLも載せてありますので、そちらを参考に見てみると良いでしょう。

このほかにもたくさんのプラグインが用意されています。

jQueryでできること9選！

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jQueryでできることとしては以下のようなことが挙げられます。

  • 文字装飾
  • サイト内検索機能
  • メニューバーの作成
  • スライドショーの作成
  • アニメーションの設定
  • 画像エフェクトの実装
  • 外部ファイルの読み込み
  • SNSシェアボタンの実装
  • レスポンシブデザインへの対応

    これによって、見た目がカッコいいWebサイトや目を引くWebサイトなどユーザの印象に残りやすいWebサイトにすることができます。

    文字装飾

    jQueryを使うとシンプルなソースコードで文字装飾することができます。

    具体的に、数字をカウントアップしながら表示、テキストを一文字づつサイズや色を変更、文字の置換・削除などが可能です。

    jQueryでは装飾・修正したい文字と、どのような装飾をしたいのかを指定することにより簡単に文字装飾することができます。

    サイト内検索機能

    jQueryで実装できることは、検索機能ができることです。

    jQueryでは、特定の値や文字列を探す検索機能があり、時間をかけることなくソースコードをいじることができます。

    JavaScriptでも検索することができますが、それぞれの機能を組み立てる必要があり、実装するのに時間がかかってしまいます。

    ですが、jQueryであればソースコードを簡潔に書くことが可能です。

    メニューバーの作成

    jQueryを使用すれば、クリックで開閉できるメニューバーを作成することが可能です。

    近年では、パソコン以外にもスマホでWebサイトを閲覧する人が増えてきています。そのため、それぞれの端末サイズに合わせてユーザーに見やすいWebサイト画面を表示する必要があります。

    jQueryでは、レスポンシブデザインを組み合わせて用いれば、通常時にアイコンとして表示され、必要時のみにメニューバーとしての機能をもたせることが可能です。

    これにより、簡単にユーザーに配慮したWebサイトを作成できます。

    スライドショーの作成

    jQueryを使うと、簡単にスライドショーを作成することができます。

    スライドショー作成の操作は簡単で、画像ファイルと画像の切り替わり時間を指定することで実装することが可能です。

    具体的に薄い状態から徐々に濃くなっていき、画像が映し出される「フェードイン」や濃い状態から徐々に画像が薄くなって消える「フェードアウト」などの作成が可能です。

    スライドショーは、JavaScriptでも実装することはできますが、自力で作成するのはかなり難しいです。しかし、jQueryであれば簡単にスライドショーの作成ができます。

    アニメーションの設定

    jQueryでできることとして、画像や文字に動きをつけたりとアニメーション設定ができることです。

    jQueryでは、animateという関数を用いてアニメーションを作っていきます。jQueryでは、ほんの数行で要素に変化を加えることができます。

    アニメーションが付けられることによって、Webサイト内の画像や文字に動きを加え視覚的な注意を惹きつけることができるでしょう。

    画像エフェクトの実装

    jQueryを使うと、画像やボタンの上にマウスを合わせると、画像サイズが大きくなったり、色が変わったりと、エフェクトをつけることも可能です。

    jQueryでは、マウス操作やキーボード操作などのイベント検知をシンプルなコードで記述できます。

    こtれにより、ユーザーの利便性が上がり、飽きることなくサイトを見ることができるでしょう。

    外部ファイルの読み込み

    jQueryでは、Ajax機能を用いて外部ファイルの読み込みができます。

    Ajaxとは、JavaScriptを使用してサーバーとの通信を行い、ページを書き換える技術です。

    これらによりリロードなどせずとも、スムーズにデータのやり取りができます。そのため、サイトの見込みなどの待ち時間をかけることなくなるので、ユーザーの利便性を上げることができます。

    SNSシェアボタンの実装

    jQueryを使うと、SNSシェアボタンの実装も可能です。

    具体的に、InstagramやTwitterなどのシェアボタンや「いいね」ボタンが設置することができます。

    サイト上でも「いいね」が押せるようになるため、集客の幅を広げることができます。

    レスポンシブデザインへの対応

    jQueryでは、スマホやパソコンなど様々なディバイスでWebサイトの表示を最適化するレスポンシブデザインも作成することが可能です。

    各ディバイスごとに最適な画面サイズになることで、ユーザーが読みずらさや使いずらさを感じることなく、使いやすいサイトを作ることができます。

    スマホアプリでは、OSとAndroidで開発されているプログラミング言語は異なりますが、jQueryを使用すれば、iOSとAndroidどちらにも1つのプログラムで対応することが可能です。

    スキルレベルを高めよう

    jQueryを学んでスキルレベルを高めましょう。本業だけでなくプログラミングの副業にも挑戦できるようになります。

    jQueryはどこに書く？基本的な使い方

    software 657188 1920 - 【入門編】jQueryでできること9選！スライドショーのサンプルあり

    jQueryの使い方としては以下の2パターンの書き方があります。

    • HTMLファイルに直接書き込む
    • 別のファイルを読み込む

    詳しくみていきましょう。

    HTMLファイルに直接書き込む

    <script type="text/javascript">

・・・・・

</script>

    別のファイルを読み込む

    <script type="text/javascript" src="パス/ファイル名"></script>

    このようにscriptタグの中に直接書いていく方法と別のファイルにjQueryのコードを書いてそれを読み込む2パターンがあります。

    どちらの方法でも同じ実行結果になりますので、どちらで書いても問題ありません。

    コピペで実装！jQueryでスライドショーを自作する方法

    Webサイトの製作時に、スライドショーを導入しようと思うことがたまにあります。

    しかし、「jquery スライドショー」のように検索をかけると、どれもライブラリの紹介の記事ばかり…正直、新しいライブラリを入れまくるのは苦手…できれば、新しい事を覚えずにスライドショーを作れればなあ…ということで、今回準備をしてみました。

    • スライドショーのデモ
    • スライドショーのサンプルコード【コピペOK】
    • スライドショーのポイント

    細かな解説も加えているので、是非読んでみてくださいね。

    jqueryのスライドショーのデモ

    今回、CODEPENのコード埋め込み機能を使って準備しました。

    「Result」のボタンのみをアクティブにして、スライドショーを確認してみてください。

    一工夫加えて、スライドショーの現在地や横ボタンで移動できるように実装しています。

    スライドショーのサンプルコード【コピペOK】

    まず、理屈や仕組みは抜きにして、とにかくコピペで使えれば十分という方の為に、コードを下記にまとめておきます。

    HTMLのコード

    <html>
<body>
<div id="slider">
					<ul class="aviaslider" id="frontpage-slider">
						<li class="slider-image" id="slider1"><img src="https://www.rbbtoday.com/webcode/wp-content/uploads/2017/06/road-220058.jpg" alt="slider1"></li>
						<li class="slider-image" id="slider2"><img src="https://www.rbbtoday.com/webcode/wp-content/uploads/2017/06/field-533541_1920.jpg" alt="slider2"></li>
						<li class="slider-image" id="slider3"><img src="https://www.rbbtoday.com/webcode/wp-content/uploads/2017/06/horizon-768759_1920.jpg" alt="slider3"></li>
						<li class="slider-image" id="slider4"><img src="https://www.rbbtoday.com/webcode/wp-content/uploads/2017/06/dawn-190055_1280.jpg" alt="slider4"></li>
						<li class="slider-image" id="slider5"><img src="https://www.rbbtoday.com/webcode/wp-content/uploads/2017/06/mountains-1828596_1920-1.jpg" alt="slider5"></li>
					</ul>
<span id="prev">△</span>
<span id="next">△</span>
				</div>
				<ol class="flex-control-nav flex-control-paging">
					<li><a class="flex-active">1</a></li>
					<li><a>2</a></li>
					<li><a>3</a></li>
					<li><a>4</a></li>
					<li><a>5</a></li>
				</ol>
</body>
</html>

    CSSのコード

    html, body, div, span, applet, object, iframe, h1, h2, h3, h4, h5, h6, p, blockquote, pre, a, abbr, acronym, address, big, cite, code, del, dfn, em, img, ins, kbd, q, s, samp, small, strike, b, sub, sup, tt, var, b, u, i, center, dl, dt, dd, ol, ul, li, fieldset, form, label, legend, table, caption, tbody, tfoot, thead, tr, th, td, article, aside, canvas, details, embed, figure, figcaption, footer, header, hgroup, menu, nav, output, ruby, section, summary, time, mark, audio, video {
    margin: 0;
    padding: 0;
    border: 0;
    font: inherit;
    font-size: 100%;
    vertical-align: baseline;
}
ol,ul{
  list-style:none;
}
html,body{
  background:#000;
}
div#slider {
    border: 5px solid #111;
    border-radius: 5px;
    position: relative;
    overflow: hidden;
    width: 435px;
    height: 180px;
  margin:20px auto 5px;
}
ul#frontpage-slider {
    width: 1000%;
}
li.slider-image {
    float: left;
    -webkit-transition: all .7s ease;
    transition: all .7s ease;
    width: 435px;
}
li.slider-image img{
      max-width: 100%;
    height: auto;
    vertical-align: middle;
    border: 0;
    -ms-interpolation-mode: bicubic;
}
.flex-control-paging{
    margin-bottom:10px;
    text-align:center;
}
.flex-control-paging li {
    display: inline;
    margin: 0 10px;
}
.flex-control-paging li a{
    display: inline-block;
    background: #ccc;
    height: 8px;
    width: 8px;
    text-indent: 200%;
    overflow: hidden;
    cursor: pointer;
    -moz-border-radius: 1px;
    -khtml-border-radius: 1px;
    -webkit-border-radius: 1px;
    border-radius: 50%;
}
.flex-control-paging li a:hover, .flex-control-paging li a.flex-active {
    background: #0485EF;
}
span#prev,span#next {
    position: absolute;
    width: 60px;
    height: 60px;
    color: #fff;
    line-height: 60px;
    background: #000;
    text-align: center;
    top: 0;
    bottom: 0;
    display: block;
    margin: auto 0;
    border-radius: 50%;
    opacity: 0.3;
    -webkit-transition: all .3s ease;
    transition: all .3s ease;
    cursor:pointer;
}
span#prev{
    left: -20px;
    transform: rotate(-90deg);
}
span#next {
    right: -20px;
    transform: rotate(90deg);
}
span#prev:hover,span#next:hover {
    opacity: 0.8;
}

    JavaScriptのコード

    var size = 0;
var slideNum = 0;
var xwidth = $('div#slider').width();
var timerID;
$('.flex-control-nav.flex-control-paging li').on('click', function(){
	var index = $('.flex-control-nav.flex-control-paging li').index(this);
	$('.flex-control-nav.flex-control-paging').find('li a').removeClass('flex-active');
	$(this).find('a').addClass('flex-active');

	var slideX = xwidth * index;
	var traStr = 'translate3d(-'+slideX+'px,0,0)'

	$('.slider-image').css({
		'-webkit-transform':traStr,
	});

});
$(function(){
	size = $('.flex-control-nav.flex-control-paging li').length;
	    setTimeout('slide()'); //アニメーションを実行
	});

function slide() {
    if(slideNum == size){slideNum=0;}
	var slideX = xwidth * slideNum;
	var traStr = 'translate3d(-'+slideX+'px,0,0)'
	$('.flex-control-nav.flex-control-paging').find('li a').removeClass('flex-active');
	$('.flex-control-nav.flex-control-paging li a').eq(slideNum).addClass('flex-active');

	$('.slider-image').css({
		'-webkit-transform':traStr,
	});
	slideNum++;
    timerID = setTimeout('slide()', 6000); //アニメーションを繰り返す間隔
}

$('#next').on('click',function(){
window.clearTimeout(timerID);
 slide();
});
$('#prev').on('click',function(){
window.clearTimeout(timerID);
if(slideNum > 1){
slideNum = slideNum - 2;
}else{
slideNum = size - 1;
}
 slide();
});

    スライドショーのポイント

    それでは、今回のスライドショーのポイントをお伝えしていきます。このポイントが理解できれば、そのうち自分で実装することも可能でしょう。

    ulの幅設定

    まず一つめのポイントは、スライドショーのul要素の幅の問題です。

    ここをwidth:1000%と設定していますが、横幅を半端なくでかくすることが重要です。

    ul#frontpage-slider {
    width: 1000%;
}

    理論的には、ここの横幅は出かければいくつでも大丈夫です。10000%でもOKです。

    ただ、気持ち悪いので、これくらいの数にしておきましょう。

    translateの指定

    2つめのポイントは、javascriptでtranslateを操作していることです。

    実際、スライドショーの画像は、要素からはみ出てoverflow:hiddenによって消されているだけで、右側に存在しています。

    そこで、translateの数値を変更することで、ズレて出現してくるのです。

    var slideX = xwidth * index;
var traStr = 'translate3d(-'+slideX+'px,0,0)'

$('.slider-image').css({
	'-webkit-transform':traStr,
});

    一番最初の画像に戻るjsコード

    ほとんどポイント1,2で全て完結してしまうのですが、このコードが無いと真っ黒スライドショーになるので紹介します。

    今回紹介したコードでは、liの要素を勝手に数えてくれて、スライドの数だけtranslateの値を変えるというJavaScriptのコードにしましたが

    if(slideNum == size){slideNum=0;}

    このコードが無ければ、延々と右にスライドされていきます。

    すると、途中から画像がない場合は、真っ黒画面になってしまうのです。

    コピペで実装！jQueryでメニューバーを実装する方法

    続いて、Webデザインを行っていると、レスポンシブ対応を余儀なくされることが多いかと思います。レスポンシブ対応をする上で一番気になるのは、「メニューバー」という方も多いでしょう。

    サイズが小さいにも関わらず、メニューとしての機能を持たせないといけないのです。しかし、あまり知識がないからといって、ダサいままにするわけにも…という声を多く頂いたので、今回jqueryでメニューを作成してみました。

    • メニューバーのデモ
    • メニューバーに使うCSSのコツとサンプルコード
    • jQueryでクラスをつける
    • メニューバーののポイントと注意点

    これから詳しく説明していきたいと思います。

    メニューバーのデモ

    CODEPENで作成したので、そちらの埋め込みになります。

    少しばかり重いですが、是非確認してみてください。

    お洒落に見えるように、背景にぼかしも入れておきました。

    メニューバーに使うCSSのコツとサンプルコード

    これから、細かくこのコードを解説していきます。まずはCSSのコツから。

    今回のCSSでは、最初はメニューバーを画面からはみ出た右側に出現させています。それを、出現するタイミングでtranslateで移動させているのです。

    細かくはこの部分のコードを見ていくと分かってきます。

    #gnav-sp {
	background: #fff;
	position: fixed;
	display: block;
	z-index: 10;
	right: 0;
	top: 0;
	height: 100vh;
	width: 70vw;
	max-width: 320px;
	transform: translate3d(111%, 0%, 0px);
	transition: all 200ms cubic-bezier(0.61, 0.92, 0.68, 1.14) 0s;
	box-shadow: 0 0 30px 0 rgba(0, 0, 0, 0.25);
}
#gnav-sp.open {
    transform: translate3d(40px, 0, 0);
}

    重要になるのは、3ステップです。

    positionをabsoluteに指定

    まず、positionをabsoluteに指定します。これを指定しないと、他のHTML要素が邪魔をして適切に動きません。

    もちろん、同時にrightとtopを指定してください。

    transformで右側に移動

    #gnav-spの方で、transformのプロパティを使って右側に隠してしまいましょう。

    今回はtranslate3dを使っています。

    細かくはここの部分です。

    transform: translate3d(111%, 0%, 0px);

    出現時に移動

    最後に、出現するときのCSSを書きます。

    今回では、classでopenが付くように設定しているので、その時はtransformの値が変わるようにしています。

    #gnav-sp.open {
    transform: translate3d(40px, 0, 0);
}

    jqueryでクラスを付ける

    さて、ここからがjqueryの仕事です。

    jqueryで、イベントハンドラを設定(イベントを起こすように設定する)していきます。

    今回、メニューバーの出現にともなってやりたいことが4つあります。

    • メニューバーを出現させる
    • 背景にぼかしをいれる
    • スクロールできなくする
    • 他の部分をタップすると戻れる

      これらを実装していきます。

      メニューバーを出現させる

      これは、先程CSSで適応したようにclassを変更すればいいでしょう。

      コードの中で見てみると、clickイベントを設定している部分にあたります。

      $('#header-nav-btn a').click(function(){
	$('#gnav-sp').addClass('open');
	$('body').addClass('nav-open');
	$('body').append('<p class="dummy"></p>');
	no_scroll();
});

      このようにaddclassを指定してclassを追加します。

      背景にぼかしを入れる

      次は、背景にぼかしを入れる方法です。

      今回のコードでは、メニューバーの出現時にbodyにclassを追加して、その時にCSSを使ってfilterのプロパティが適用されるようにしています。

      クラスが追加されるjqueryのコードは上に記載されているので、CSSの部分だけ載せておきます。

      body.nav-open .content-area{
  filter:blur(3px);
}

      スクロールできなくする

      そして、スクロールできなくするためにはこれらのコードを利用しています。

      function no_scroll(){
	var scroll_event = 'onwheel' in document ? 'wheel' : 'onmousewheel' in document ? 'mousewheel' : 'DOMMouseScroll';
	$(document).on(scroll_event,function(e){e.preventDefault();});
	$(document).on('touchmove.noScroll', function(e) {e.preventDefault();});
}
function return_scroll(){
	var scroll_event = 'onwheel' in document ? 'wheel' : 'onmousewheel' in document ? 'mousewheel' : 'DOMMouseScroll';
	$(document).off(scroll_event);
	$(document).off('.noScroll');
}

      この関数を利用することで、スクロールを固定しています。

      この関数はarakazeさんの記事を参考に使わせていただいたものになります。ありがとうございました。

      【参考ページURL】

      Javascriptでスクロールを一時的に禁止する方法（PC・スマホ対応）

      他の部分をタップすると戻れる

      これは、jqeuryでclassがdammyのp要素を追加し、そのp要素にイベントハンドラを設定しています。

      別の表現をすれば、メニューバーが出現した時に、bodyの上から何かマスクのようなものをかぶせていて、そのマスクをタップすると戻るという仕様です。

      メニューバーののポイントと注意点

      これで、中身の説明は終わりなのですが、今回のポイントと注意点を以下にまとめておきます。

      • z-indexを適切に設定
      • ぼかしを入れる要素に親要素を入れない

      順番にみていきましょう。

      z-indexを適切に設定

      今回のコードでは、要素のz-indexを適切に設定する必要があります。

      デモでは、出現するメニューバーにz-index:10を設定しています。

      ぼかしを入れる要素に親要素を入れない

      ぼかしはfilterというプロパティを使うのですが、これを設定する場所を間違えると、メニューバーまでぼやけてしまいます。

      filterを入れた要素と、その子要素全てに適用されるので、メニューバーの親要素には指定しないようにしましょう。

      jQueryを学べるおすすめのプログラミングスクール

      これからjQueryを学べるおすすめプログラミングスクールを以下3つご紹介いたします。

      • CodeCamp
      • TechAcademy
      • TECH CAMP

      順番にみていきましょう。

      CodeCamp

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      初心者はjQueryでできることを理解しよう

      今回は「jQueryとは何なのか」、「jQueryを使うメリット」、「jQueryの使い方」などこれからjQueryについて勉強したいというあなたに向けて基礎的な内容を中心にお伝えしました。

      最近のWebサイトは、アニメーションや動画をつけて動きのあるサイトが多くなっています。だからこそ、WebデザイナーにとってjQueryは今すぐにでも身につけておきたいものになります。いきなり、jQueryについて勉強するのはハードルが高いと思います。

      なので、まずはjQueryでできることを理解しましょう。本格的に学んでいきたいと思った方には、往路グラミングスクールの受講がおすすめです。

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