
WordPressでWebサイトを運営してみたいと思い立った時、最初に悩むのが「どこのレンタルサーバーが良いのか」ではないでしょうか。
レンタルサーバーの決め手の一つに入れたいのが、SEOの観点です。WordPress初心者がWebサイトを運営する際に、SEOにも強いレンタルサーバーはあるのでしょうか。
それでは、早速解説していきます。

2021年5月31日にリリースされた、エックスサーバーのシステムをベースにしたシン・レンタルサーバー!
月額料金がスタンダードプランで1,540円〜(税込)なので、コスパよく爆速なサイト運営が可能に!
管理画面はエックスサーバーと同じで使いやすくなっているので、これからサイト運営をする方にはおすすめです!
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CONTENTS
SEO対策を完璧にできるレンタルサーバーはない
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」という意味です。SEO対策は、GoogleやYahoo!などの「検索エンジン対策」とも言われます。つまりGoogleやYahoo!に「品質が良い」と判断されるようなサイトを作り上げることが、SEO対策となるのです。
SEO対策ができると、Webサイトが検索順位の上位に表示されるようになります。ユーザーは上位表示されたサイトやブログにアクセスする傾向があるので、上位に表示されるほど流入の増加が期待できます。
SEO対策で重要なポイント
「SEO対策」と聞くと「サイトが上位表示されやすいように、コンテンツ内に検索キーワードを詰め込むこと」が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。もちろん検索に引っかかるためにも、キーワードを記事にたくさん盛り込むというのは大切です。
しかし、SEO対策で重要なのは以下の3つです。
- 被リンク獲得
- ドメインパワー
- サイト表示速度
それでは、詳細を解説していきます。
被リンク獲得
SEO対策で重要なポイント1つ目は、「被リンクを獲得すること」です。
被リンクとは、他のWebサイトに自分が運営しているサイトのリンクを貼ってもらうことです。しかし、被リンクの数が多いほど、SEO対策ができているというわけではありません。
Googleに評価してもらえる「良い」被リンクとは、以下の3つでまとめられます。
- 自然に発生するリンク
- 良質なサイトからのリンク
- 関連性のあるサイトからのリンク
実は、被リンクを獲得するためにできる特別な対策はほとんどありません。他の質の良いWebサイトから、「このサイトがおすすめですよ」と自分のWebサイトを紹介してもらうしかないからです。良質なコンテンツを作り続けることが、自然な良い被リンクを獲得することに繋がります。
ドメインパワー
ドメインパワーもSEO対策で重要なポイントです。ドメインとは「インターネット上の住所」です。例えば、WebサイトのURLが「https://www.example.com/」であれば、ドメイン名は「example.com」になります。
「ドメインパワー」とは、「ドメイン名が、検索エンジンにどのくらい評価されているか」を表す指標です。ドメインを決める際は、以下の2つに注意してください。
- ブログ内容やサイト名などのキーワードを含める
- シンプルで覚えやすいようにする
ドメインは一度決めてしまうと変更ができません。慎重に決めましょう。
サイト表示速度
SEO対策で重要なポイント3つ目は「サイトの表示速度」です。Googleも「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用する」と正式にアナウンスしています(出典:Google 検索セントラル ブログ)。
ただし、表示速度が速ければ速いほど評価されるというわけではありません。Googleからの評価がマイナスになるのは、ユーザーがかなり遅いと感じるページのみのようです。
しかし、Googleの公式ブログにも書いてある通り、ユーザーはページの読み込み速度を重要視しています。せっかくサイトやブログにアクセスしてもらえたユーザーの離脱を防ぐためにも、サイトの表示速度は重視したいポイントです。
レンタルサーバーでできるSEO対策
SEO対策に重要なことは、前提として「良質なコンテンツを揃え、継続的に運営していくこと」ということが分かりました。先ほど、SEO対策を完璧にできるレンタルサーバーはないと解説しました。しかし、レンタルサーバーでできるSEO対策はあります。
ここでは以下の2点をご紹介しましょう。
- 表示速度の高速化
- サーバーの安定性
それでは、詳細を解説していきましょう。
表示速度の高速化
上記でも解説した通り、ユーザーはページの読み込み速度を重要視しています。つまり、サイトの表示速度が遅いと、ユーザーは離脱してしまう可能性が高くなります。
いくらコンテンツの内容が素晴らしいものでも、たくさんのユーザーに見てもらえません。さらに、ユーザーの離脱率が高いとSEOはマイナス評価になってしまいます。
サイト表示速度をクリアするためには、高速化技術を取り入れているレンタルサーバーを利用する必要があります。
サーバーの安定性
サイトの表示速度はもちろんですが、サイトの安定性もSEO対策に重要なポイントです。サイトに繋がりにくいなどの不安定さは、ユーザーにとってストレスになってしまいます。
Webサイト自体が不安定だと、コンテンツが良質でもユーザー離脱を抑えることができません。サーバーの安定性は、SEOの評価にダイレクトに響きます。つまり、SEO対策の観点としても安定性の高いレンタルサーバーを利用する必要があります。
初心者向けレンタルサーバーの選び方
SEO対策には、レンタルサーバーのスペックが重要だということが分かりました。しかし、SEO対策に十分なスペックをもつレンタルサーバーに、初心者向けのものはあるのでしょうか?
ここではレンタルサーバーを選ぶ際に注目したいポイントを、3点ご紹介します。
- コスパが良いサイト
- 表示速度が速い
- WordPressを簡単にインストールできる
それでは、詳細を解説していきましょう。
コスパが良い
初心者がWebサイトを運営する際、コスパは最も重要視したいといっても過言ではありません。
自分がサイトの運営に向いているのか、継続して運営できるのかどうかは、実際にサイト運用を始めてみないと分かりません。また、Webサイトを運営していくためには、意外と維持コストがかかります。労力と見返りが合わない可能性も出てきます。
Webサイトを初めて運営するなら、できるだけコストを抑えた方が良いでしょう。SEO対策に悪影響がない範囲であれば、なるべく安い金額で利用できるレンタルサーバーを選ぶのがおすすめです。
WordPressを簡単にインストールできる
Webサイトの多くはWordPressを使って運営されています。WordPressは、HTMLにあまり詳しくなくてもWebサイトが作れるツールです。初心者がサイト運営するなら、WordPressを利用するのがおすすめです。
レンタルサーバーによっては、 WordPressを簡単にインストールできる機能が用意されています。初心者が一からWordPressを設定するのは難しく、時間がかかります。できれば、WordPressが簡単にインストールできる機能があるレンタルサーバーを選びましょう。
サイト表示速度が速い
上記で、サイト表示速度が遅いとユーザーの離脱率が高まってしまうと解説しました。SEO対策ができていないと、せっかくサイトを運営していてもアクセス数が稼げません。
なるべく安い金額でレンタルサーバーを利用したいですが、サイト表示速度はクリアしておきたいですよね。
以下で、高速化技術を取り入れているコスパの良いレンタルサーバーを紹介しています。確認していきましょう。
SEO対策におすすめのレンタルサーバー
上記では、初心者がレンタルサーバーを選ぶ際に重要視したいポイントを解説しました。決して安くはない費用を払ってレンタルサーバーを契約するのであれば、SEO対策にも強いレンタルサーバーが良いですよね。
ここでは、SEO対策に十分なスペックをもつレンタルサーバーを3つご紹介します。
- シン・レンタルサーバー
- エックスサーバー
- ロリポップ!
上記の3つのレンタルサーバーを比較表にしました。
項目 | エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | ロリポップ! |
---|---|---|---|
おすすめプラン名 | スタンダード | ベーシック | ライト |
初期費用 | 無料 | 無料 | 1,650円 |
月額料金 | 990円〜 | 770円〜 | 220円〜 |
容量 | 300GB | 300GB | 160GB |
WordPress簡単インストール | ◯ | ◯ | ◯ |
特徴 | 安定性重視の方におすすめ | サイト表示速度重視の方におすすめ | コスパ重視の方におすすめ |
※金額は税込
それでは、1つずつ詳細を解説していきましょう。
エックスサーバー:安定性重視
画像出典:エックスサーバー公式サイト
安定性重視の方におすすめなのは、エックスサーバーです。エックスサーバーは、2021年10月時点で国内シェアNO.1を誇るレンタルサーバーです(hostadvice調べ)。ちなみに、当サイトもエックスサーバーを利用し、WordPressでサイトを運営しています。
エックスサーバーはアクセス数が増えても安定しています。さらに、不正ログインの検知機能などもあり、セキュリティ対策も非常に重視しているレンタルサーバーです。安定性やセキュリティ面を重視してサイトを運営したい方は、エックスサーバーはおすすめです。
エックスサーバーのプランは3つあり、1番安いスタンダードプランでは月額990円から利用できます。
筆者の個人的な印象としては、SEOで上位表示されているサイトにはエックスサーバーを利用しているサイトが結構多いように感じています。
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シン・レンタルサーバー:最新の高速化技術導入
画像出典:シン・レンタルサーバー公式サイト
サイトの表示速度にこだわりたい方におすすめなのは、「シン・レンタルサーバー」です。シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーのシステムをベースとしたレンタルサーバーサービスです。エックスサーバーとの主な違いは、2点あります。
- 新機能の迅速な実装
- 1ユーザー当たりのCPU/メモリリソースの割り当てを設定
「エックスサーバー」では、新機能の採用する際膨大なデータを検証し、慎重に導入が検討されます。一方、「シン・レンタルサーバー」では、より早く実装を目指しているのが特徴です。シン・レンタルサーバーは、新しい機能をできるだけ早く使ってみたいという方にもおすすめです。
シン・レンタルサーバーには4つのプランがあり、1番安いプランは「ベーシックプラン」で月額770円から利用できます。
2021年5月に登場した新しいレンタルサーバーサービスですが、料金・スペックともにおすすめできるレンタルサーバーです。
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ロリポップ!:コスパ重視
画像出典:ロリポップ!公式サイト
コスパ重視の方におすすめなレンタルサーバーは、ロリポップです。
ロリポップには4つのプランがあります。1番安いのはエコノミープランで、なんと月額99円から利用できます。しかし、エコノミープランはWordPressの簡単インストール機能がついていません。
WordPress初心者には、ライトプラン以上を契約するのがおすすめです。ライトプランは月額220円から利用できるので、最安年間2,640円からサイト運営が可能になります。
ロリポップの運営会社であるGMOペパボ株式会社は、「ムームードメイン」というドメインサービスも提供しています。ロリポップとムームードメインの連携はとても簡単です。筆者もその組み合わせで別サイトを運営しています。
今のところ、ロリポップ!だからといってSEO対策上で不利になったことはありませんし、特に困ったことはありません。
コスパの良いレンタルサーバーでサイト運営を始めたいと考えている方は、まずは無料お試し期間があるロリポップから始めてみるのも良いでしょう。
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WordPressでできるSEO対策
初心者がWebサイトを運営するならば、WordPressがおすすめだと解説しました。WordPressではほんの少し設定を工夫することで、SEO対策が可能です。
ここでは3つご紹介します。
- メタタグの設定
- サイトマップ設定
- パーマリンク最適化
WordPressのSEO対策は難しいものではなく、多くはプラグインというツールで簡単に設定ができます。
それでは、詳細を解説していきます。
メタタグの設定
メタタグとは、Webサイトの情報を示すタグのことです。HTMLのheadタグ内に書くので、ユーザーが見ることはほとんどありません。
メタタグは、Googleなどの検索エンジンやブラウザに対して、Webサイトの内容を紹介する役割を持っています。つまり、メタタグの設定は、SEO対策に効果的と言えるしょう。
最低限設定しておきたい重要なメタタグは2つです。
- メタタイトル:サイトのタイトルを検索エンジンで表示させるタグ
- メタディスクリプション:サイトの紹介文を表示させるタグ
以上の2つのタグは、Google検索をした際に表示される部分です。
ユーザーは検索エンジンでキーワードを検索した後、検索結果の一覧に出てきたサイトのタイトルと紹介文を確認します。どのWebサイトにアクセスするか吟味し、求めている内容に一番近いであろうサイトのタイトルをクリックするのです。
先ほど、「メタタグはHTMLのheadタグ内に書く」と説明しました。しかし、WordpressではAll in One SEOと呼ばれるプラグインを使うことで簡単にメタタグを設定できます。
「All in one SEO」というプラグインをインストールすると、タイトルや紹介文を設定する専用ボックスを用意してくれます。WordPressを使うならぜひインストールしておきましょう。
サイトマップ設定
サイトマップとは、Webサイトの構造を示す目次のようなものです。サイトを運営していくうちに新しいページがどんどん増えていきます。 サイトマップを設定すると、どのページがどこにあるかをリスト形式で記録できるのです。
サイトマップを設定しておくと、ユーザーやGoogleなどの検索エンジンに、サイト内の全体像を把握してもらいやすくなります。古い記事も埋もれることなく、見つけやすくなるのです。
SEO対策として直接的に効果があるわけではないので、サイトを運営し始めてすぐに設定しないといけないというものではありません。サイトの運営にも慣れてきて手を加える余裕が出てきたら、サイトマップを設定していきましょう。
サイトマップはXML Sitemapsというプラグインで設定できます。XML Sitemapsをインストールすると、サイトマップを設定するメニューが追加されます。作成されたサイトマップのURLなどを確認して、設定を更新するだけで完了です。
パーマリンク最適化
パーマリンクとは、ページごとに割り当てられる固有のURLのことです。記事の更新など、新しいページを作成した時に設定します。パーマリンクは一度設定したら、あまり変更しない方が良いとされています。パーマリンクを変更してしまうと、検索エンジンからは別物のページとして認識されるからです。つまり、今まで蓄積されてきた検索エンジンからの評価を失ってしまいます。
とはいえ、パーマリンクの形自体が検索エンジンの評価に影響するというわけではありません。パーマリンクのおすすめの形は、以下の4点に当てはまるものです。
- シンプル
- 長すぎない
- ユーザーに認識されやすい
- サイトの内容に関連するキーワードを含める
以上の4点を意識することで、パーマリンク最適化に繋がるでしょう。
レンタルサーバーとSEO対策に関してよくある質問
ここまでSEO対策に重要なポイントや、初心者におすすめのレンタルサーバーを解説してきました。
最後にレンタルサーバーとSEO対策に関してよくある質問をまとめてみました。レンタルサーバーを契約してサイトを運営する前に、不明点は解決しておきましょう。
- WordPress自体はSEOに不利なの?
- SEOに弱いレンタルサーバーはある?
- SEOに強いテーマは?
それでは、詳細を解説していきます。
WordPress自体はSEOに不利なの?
結論からお伝えすると、WordPressそのものはSEOに不利ではありません。
WordPressはあくまでもWebサイトを制作できるツールです。WordPressを使うことで、HTMLにあまり詳しくない方でもサイト運営が可能になります。
SEO対策に効果的なのは、良いコンテンツを揃えることと、ユーザーに取って見やすく使いやすいサイトにすることです。WordPressを使うと、カスタマイズが簡単に自由にできます。カスタマイズを武器に、見やすさを重視したサイトにしていきましょう。
SEOに弱いレンタルサーバーはある?
SEOに弱いレンタルサーバーは基本的にありません。レンタルサーバーだけでSEO対策は完結しないからです。
しかし、サイトの表示速度とサーバーの安定性が欠けたレンタルサーバーは、いくらSEO対策をしていても努力が無駄になってしまいます。よって、サイトの表示速度とサーバーの安定性を意識して、レンタルサーバーを選んだ方が良いでしょう。
ここでご紹介した「シン・レンタルサーバー」「エックスサーバー」「ロリポップ!」は、サイトの表示速度とサーバーの安定性をクリアしています。コスパの良いおすすめのレンタルサーバーなので、ぜひ検討してみてください。
SEOに強いテーマは?
SEOに強いテーマとしておすすめするのは「賢威」です。
「賢威」は有料テーマです。SEO業界でも有名で、いくつものSEOに強いウェブサイトを運営している実績をもつ、京都のWebプランニングチーム「ウェブライダー」が提供しています。
通常の有料テーマは1万円程度のものが多い中、賢威は27,280円と若干高く感じます。その分提供コンテンツが充実しているのです。2007年1月に発売して以来、上場企業や中小企業のWeb担当者、アフィリエイターやブロガーなど、2万7千人を超えるユーザーが利用している人気のテーマです。
「賢威」を購入した場合、下記のような特典がついてきます。
- SEOテンプレート(HTML版 / WordPress版)
- 200ページを越えるSEOマニュアル
- 賢威ユーザー限定のサポートフォーラムの利用権
- 最新の賢威へのバージョンアップが原則無料
上記のような特徴を持つ賢威は、例えば以下のような方におすすめです。
- サイトを検索結果で上位に表示させたい方
- SEOの知識がない方
- アフィリエイトで売上を大きく増やしたい方
- 企業のWeb担当者など
ただし、「賢威」を利用したからといって、なんでもかんでも記事が上位表示される訳ではなく、1番はコツコツとサイトを運営していくことが何よりも重要です。サイトに良質なコンテンツを増やしていくことが、SEO対策では重要になりますので、あまりレンタルサーバーやテーマに頼りすぎずに、地道に運営していくのが良いでしょう。
SEO対策におすすめのレンタルサーバーまとめ
SEO対策として1番にあげられることは、継続してウェブサイトを運営することです。まずは、質の良いウェブサイトのコンテンツを増やすことに集中しましょう。
とはいえ、「表示速度が遅い」や「安定性がない」などサイト自体に問題がある場合は、どんなにコンテンツの質が良くてもユーザーを呼び込めません。どのレンタルサーバーを利用するかを選ぶことは、SEO対策の土台と言っても良いでしょう。
この記事で紹介したレンタルサーバーは、どれも自信を持っておすすめできるものばかりです。ロリポップやエックスサーバーでは、10日間の無料お試し期間も設けられているので、ぜひ一度利用して比較してみましょう。
何を導入すべきか迷ったら、おすすめのレンタルサーバーを比較するのがおすすめです。料金やスペックを総合的に比較すると、あなたにぴったりのレンタルサーバーが見つかります。