
レンタルサーバーのヘテムルとエックスサーバーには、様々な違いがあります。転送量や無料期間の日数など色々と異なる点がありますが、今回はこの2つのサーバーを色々な観点から比較すると共に、両者のメリットとデメリットをまとめてご紹介します。
なお、当サイトはエックスサーバーのスタンダードプランにて、ワードプレスでサイトを運営しています。
料金面だけを考えるとヘテムルの方が月額880円〜のためコスパは良いのですが、エックスサーバーはこれまでにサーバー障害などがなく、アクセス数が増えてもサーバーが安定しているため、安心してサイトを運営することができます。
セキュリティ面もしっかりしていることに加えて、管理画面も使いやすいため、筆者は当サイトでは継続してエックスサーバーを利用しています。このような経験を踏まえて、それぞれのサーバーの利用がおすすめな方をご紹介します。
\ Twitterでも口コミ良好! /
2021年5月31日にリリースされた、エックスサーバーのシステムをベースにしたシン・レンタルサーバー!
月額料金がスタンダードプランで1,540円〜(税込)なので、コスパよく爆速なサイト運営が可能に!
管理画面はエックスサーバーと同じで使いやすくなっているので、これからサイト運営をする方にはおすすめです!
CONTENTS
へテムルとエックスサーバーの違いや共通点とは?
公式サイト(ヘテムル):https://heteml.jp/
ヘテムルの方が料金は安い
まず、ヘテムルとエックスサーバーの違いですが、ヘテムルはエックスサーバーより料金は若干安くなっています。詳細は後述しますが、ヘテムルは月額880円〜と、エックスサーバーを3年で契約した場合よりも月額100円ほど安いのです。
ヘテムルの方が転送量も大きい
また、細かい違いでは、データ転送量が若干異なり、エックスサーバーは1日最大70GB(X10プラン)程度を転送する事ができますが、ヘテムルは最大80GB(ベーシックプラン)まで転送可能です。
さらに、ヘテムルの場合は最大70個のデータベースを作成可能ですが、エックスサーバーは最大50個になります。この辺りからも、ヘテムルがエックスサーバーを意識して立ち上げられたレンタルサーバーであることがわかります。
このように微妙な違いはあるものの、両者は共通点も多いです。例えば、サポート対応の時間帯はほぼ同じですし、両者とも電話サポートがあり、データのバックアップサービスは有料で提供しています。
両者ともにアダルトサイトや出会い系サイトの運営はできない
なお、データのバックアップサービスが無料が良い方や、アダルトサイトの運営をしたい方は、レンタルサーバーのmixhostを利用された方が良いでしょう。mixhostであれば、アダルトサイトや出会い系サイトの運営も可能となっています。
エックスサーバーとへテムルの料金プランの比較
ヘテムルの方が最安プランでも月額100円安い
まず、最安プランだけで比較すると、両者は100円だけ異なります。
へテムルには2つの料金コースがあり、ベーシックプランは月額880円から、プラスプランは月額1,760円から利用できます。これに対してエックスサーバーはエックス10プランの場合、最安は36ヵ月契約の月額990円で、最高は月額3,960円になります。
最高額のプランで比較してみると、エックスサーバーの月額3,960円のプランであればSSDの容量は400GBと、へテムルの月額1,760円のプランの300Gよりも大きくなります。ただし、この容量の違いはそこまで大きな差はないと言えるでしょう。
エックスサーバーは初期費用無料
ヘテムルとエックスサーバーは初期費用も異なります。
へテムルは2,200円(税込)ですが、エックスサーバーは無料です。コスパだけ考えるとエックスサーバーのほうがおすすめできます。続いてはそれぞれのレンタルサーバーのメリットとデメリットを比較します。
へテムル(heteml)の主なメリットとデメリットを比較
メリット:ヘテムルはコスパが良いが機能も充実している
まずへテムルは、やはりコスパが良いです。
その割にはオールSSDという記憶媒体を採用しており、データを呼び出すスピードがとても早いので、サーバーの高速性が維持されています。また、データベースの数が多いため、数多くのサイトをWordPressで運営する事も可能です。
さらにSSLの認証レベルも最高レベルで、セキュリティ対策も施されています。
デメリット①:ヘテムルはプランをグレードアップできないので注意
ただし、へテムルのデメリットとしては、プランをアップグレードができない点です。
一度選んだプランは、原則変更不可能です。そのため、将来的にサイトを大きく成長させたい方は、最初からベーシックプランではなくプラスプランを選んだ方が良いでしょう。
デメリット②:ヘテムルは転送量が限定されるので大規模サイト運営には注意
ヘテムルは、残念ながら大規模なサイトの運営には向いていない一面があります。
なぜなら、転送量は1日160GBに限定されるためアクセス数が多いサイトは落ちてしまう可能性があるからです。転送量が大きくコスパが良いレンタルサーバーが良い方は、ロリポップのエンタープライズプランを利用された方が良いでしょう。
へテムル(heteml)はどんな方におすすめ?
ヘテムルにはワードプレスの簡単インストール機能があるため、個人でワードプレスでサイトを運営したい方にもおすすめです。
例えば、他社のレンタルサーバーによってはこの簡単インストール機能がついていないため、WordPressを始めるまでの設定がとても大変だったりもしますが、へテムルは問題ありません。
また、ヘテムルは複数サイト運営に向いています。レンタルサーバーによってはサイトの保有数に関する制限がありますが、へテムルにはそのような制限がありません。複数サイトをワードプレスで保有したりする際には、コスパが良いレンタルサーバーと言えます。
エックスサーバーの主なメリットとデメリットを比較
【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
エックスサーバーは、当サイトでも長年利用しているレンタルサーバーです。
メリット:サーバーが安定しておりセキュリティ面でも安心
エックスサーバーはサービスが開始されてから稼働率は99%以上を誇っており、突然サーバーがストップしてしまうなどのデメリットがない点が特徴です。
ごく稀にへテムルでは障害が発生する事もあり、エックスサーバーと比べると、障害情報は若干多めではあります。筆者の場合はこちらの観点からエックスサーバーを選んでいますし、法人でのサイト運営などにもエックスサーバーはおすすめできます。
当サイトもエックスサーバーのX10プランで運営していますが、サーバーの早さや安定性にも安心感があり、アクセス数が増えても安心して使えています。また、セキュリティ面もログインアラート機能などがあり安心です。海外からのIPアクセス制限機能などもついており、ハッキング対策も施されています。
なお、エックスサーバーであれば無料でSSL対応できますので、初心者でも安心してサイトをhttpからhttpsという、セキュリティ対策が施されたURLに変えることができます。これによってGoogleに安全なサイトとして認識してもらうことができます。
デメリット:バックアップサービスが有料
一方、エックスサーバーのデメリットとしては、バックアップが有料になる点や、1日の転送量が最大150GBまでと他社よりは若干少なめな点が挙げられます。
ただし、バックアップサービスを使うことがないのと、転送量をきにすることも実際に使っているとないので、それを上回ってもメリットの方が多いと筆者は考えているため、当サイトはエックスサーバーで運営しています。エックスサーバーは最初の10日間ほど無料期間がありますので、どんなものかお試し利用されてみるのもおすすめです。
エックスサーバー(xserver)はどんな方におすすめ?
結論からお伝えすると、セキュリティ面などを安心してサイト運営をしたい方、サーバー障害なくワードプレスのサイトを運営したい方、アクセス数が一時的に増加しても耐えれるサイト運営をしたい方などには、エックスサーバーの方がおすすめです。
また、サイトを運営するなら、安定性は軽視できません。サイトの動作が不安定ですと、ストレスを感じてしまう事もありますし、ユーザー体験も悪くなります。
このようなサイトの安定性を重視する方や、セキュリティ面も大切にしたい方には、エックスサーバーはおすすめです。何より過去に大規模なサーバー停止が発生した事がない点や、実際にサイトを運営していてアクセス数が増えても安定稼働している点が安心できます。
エックスサーバーは管理画面からワードプレスの簡単インストールも可能
公式サイト(エックスサーバー):https://www.xserver.ne.jp/
また、エックスサーバーは管理画面がわかりやすいため、ワードプレスも管理画面から簡単にインストールできます。レンタルサーバーを使用する場合、設定画面が分かりやすいかどうかも軽視できません。
画面がわかり辛いと、操作していていストレスを感じてしまいますが、エックスサーバーはその点は問題ありません。設定画面は非常に分かりやすいですし、電話サポートもあります。
他社ではサポート方法がメール限定になっている事もありますが、エックスサーバーは電話でも受けつけてくれます。サポートも充実していますので、操作の分かりやすさを重視する方や、初めてサイト運営を始める初心者の方にはおすすめのレンタルサーバーです。