
ECサイトを構築するサービスに、「MakeShop」や「カラーミーショップ」などがあります。
これらは、ASP型(インターネット上の機能を使用する)に分類され、ECカートと呼ばれたりもします。
今回は、ECカートで代表的な「MakeShop」と「カラーミーショップ」を比較していきましょう。
最終的にどちらがどのような人にオススメであるかを結論づけたいと思います。
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CONTENTS
MakeShopとカラーミーショップの違い3つ
まず、MakeShopとカラーミーショップの大きな違いを3つご紹介します。
- 料金
- 機能の豊富さ
- 無料体験期間の長さ
以下、それぞれ解説していきます。
料金
MakeShopとカラーミーショップの1つ目の違いは、料金の高さ(月額費用)です。
MakeShopは、最もグレードの低い「プレミアムプラン」で11,000円(税込)、最上位の「MakeShopエンタープライズ」で55,000円(税込)かかります。
カラーミーショップだと「フリープラン」で0円、「レギュラープラン」の場合3,300円(税込)、「ラージプラン」で7,945円(税込)です。
そのため、MakeShopよりもかなり安くショップを開設することができます。
機能の豊富さ
2つ目の違いは、使える機能の豊富さです。
MakeShopは月額料金が高めに設定されているため、プランによっては651個の機能を使えます。
さらに、豊富なデザインテンプレートや柔軟なカスタマイズもできます。
一方でカラーミーショップは、ECサイトに必要な基本的な機能は備わっていますが、よりニッチな機能の数はMakeShopに及びません。
無料体験期間の長さ
3つ目の違いは、無料体験期間の長さです。
MakeShopは無料体験期間が15日で、プレミアムプランの機能を使用できます。
対して、カラーミーショップは30日となっており、レギュラープランとラージプランの機能が使用可能です。
比較すると、15日の無料期間の違いがあることがわかります。
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MakeShopのメリット
画像出典:MakeShop公式サイト
MakeShopのメリットはこちらです。
- 利用実績が豊富
- 売上手数料がかからない
- 初めての人にも親切なサポート
以下、それぞれを見ていきましょう。
利用実績が豊富
ネットショップのMakeShopは、9年連続で流通額(受注金額)で業界No.1を獲得しています。
これまでの制作実績は1,500店舗以上と、多くのショップがMakeShopを利用してECサイトを開設しています。
そのため、大きな欠陥やシステム上の不具合がなく、ネットショップ初心者でも安心して使えるという点がメリットの1つです。
売上手数料がかからない
MakeShopは売上手数料がかかりません。
他のECサイト作成サービスでは売上手数料がかかるものがほとんどであるため、大きな強みと言えます。
特に大きな売上を見込んでいるユーザーにとっては、選ぶ際の大きな判断基準となりそうです。
初めての人にも親切なサポート
MakeShopはサポート体制が充実しています。
電話・メール・掲示板いずれの方法でも相談可能です。
新規出店の際と契約中のショップに関しての問い合わせで連絡先が別れているので、より専門的なアドバイスがもらえます。
ショップ作成はもちろんですが、集客や運営に関しての相談も対応してくれます。
初心者で、細かいアドバイスを受けながら作成していきたい人にはありがたいサービスです。
また、開店前、運営中、売上げアップのアドバイスが欲しい人にも充実のサポートと言えます。
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MakeShopのデメリット
MakeShopのデメリットはこちらになります。
- 月額料金が高い
- カスタマイズが難しい
- 集客が難しい
それぞれ解説していきます。
月額料金が高い
MakeShopの最下位プランである「プレミアムショッププラン」は月額11,000円(税込)かかります。
他社のサービスの有料の一番グレードの低いプランと比較してみると次のようになりました。
- MakeShop プレミアムショッププラン 11,000円(税込)
- カラーミーショップ レギュラープラン 3,300円(税込)
- STORES スタンダードプラン 2,178円(税込)
- Shopify ベーシック 29米ドル(=3,317円)
- BASE 月額費用無料
このように見ると、MakeShopは他社サービスに比べかなり高い料金設定をしていることがわかります。
豊富な機能を提供しているのでこのような値段設定となっていると考えられます。
しかし、月額料金という点でみるとデメリットと言えるでしょう。
カスタマイズが難しい
MakeShopにはデザインテンプレートが100種類以上あります。
そのため初心者の方でも、テンプレートを使うことで色々なデザインの表現が可能です。
しかし、テンプレートを使わずに独自のデザインのサイトをつくりたい場合は専門的な知識が必要となります。
具体的には、HTMLやCSSの知識が必要となり、学習コストがかかってしまうのがデメリットです。
集客が難しい
MakeShopは集客に強い機能が備わっています。
ざっと以下のような機能があります。
- Instagram連携
- メールマガジン配信
- かんたんSEO設定
- アイテムポスト
- アフィリエイト連携
これらの機能を使いこなして集客をするには、マーケティングの知識が必要です。
機能を使うだけなら初心者でもできますが、実際に集客するとなると片手間でできるほど簡単ではありません。
便利な機能が多い分、実際に自分が使いこなせるかを検討しないと、無駄なコストを払い続けることになります。
他社の集客の機能と比較し、慎重にサービスを選びましょう。
MakeShopがおすすめな人
以上のメリット・デメリットを考慮して、次のような人にMakeShopがオススメです。
- ECサイト構築サービスを使った経験がある人
- 大規模サイトを運営して、様々な機能やデザインテンプレートを使いこなせる自身がある人
MakeShopは多機能でカスタマイズ性も高いため、使いこなすにはある程度の経験が必要です。
そのため、SEOやInstagram連携、HTMLやCSSの知識もあったほうがよいでしょう。
また、月額料金も他社に比べかなり高いため、初心者は費用対効果が少ないことになりかねません。
ある程度、ECサイトに精通している人にはMakeShopはオススメです。
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カラーミーショップのメリット
画像出典:カラーミーショップ公式サイト
カラーミーショップのメリットです。
- 老舗のネットショップ
- カスタマイズの自由度が高い
- 決済手段が豊富
それぞれ解説していきます。
老舗のネットショップ
カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が提供しており、2004年にサービスが開始しました。
他社では、MakeShopが2004年、BASEが2012年、STORESが2012年、Shopifyが2006年なので、老舗のネットショップと言えます。
国内では現在までに40,000店以上に利用されており、国内最大級のサービスです。
「ユーキャンオンラインストア」や「ロバート秋山のクリエイターズファイル Official Store」など大企業やタレントのストアでも使われています。
このように、確かな実績をもっており、業界では大手のECサイト構築サービスと言えます。
初心者から上級者まで、安心してサービスを受けられることが1つの魅力と言えるでしょう。
カスタマイズの自由度が高い
カラーミーショップはデザインのカスタマイズの自由度が高いです。
カラーミショップ特有の独自タグとHTMLやCSSを組み合わせて、カスタマイズできます。
また、プログラミングを習得している方は、JavaScriptを使ってカスタマイズすることもできます。
これらのカスタマイズは、「上級モード」で実現が可能です。
HTMLやCSSを知らない人は「初級モード」でカスタマイズが可能です。
こちらは上級に比べると、カスタマイズ性は劣りますが、フォントや色などを変更できます。
初心者、上級者それぞれにあったモードがあるため、誰でもカスタマイズできます。
決済手段が豊富
カラーミーショップは決済手段が豊富であることもメリットの1つです。
以下が決済手段になります。
- 商品代引
- 銀行振込
- ゆうちょ振替
- イプシロン(カラーミーペイメント)クレジットカード・Amazon Payなど
- クロネコwebコレクト クレジットカード・コンビニ払い
- SGシステム クレジットカード
- ペイジェント クレジットカード・ATMなど
- ZEUS クレジットカード
- GMO ペイメントゲートウェイ クレジットカード
- SMBC GMO PAYMENT クレジットカード
- その他の決済 PayPal・後払い.comなど
詳細な支払い方法はこちらのページをご覧ください。
有名どころからニッチなポイントもおさえているため、特定の決済にこだわるユーザーには助かります。
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カラーミーショップのデメリット
カラーミーショップのデメリットはこちらです。
- 無料テンプレートの種類が少ない
- クレジット決済は別途契約が必要
それぞれ見ていきましょう。
無料テンプレートの種類が少ない
カラーミーショップには無料のテンプレートが46個、有料のテンプレートが31個あります。
MakeShopが100種類以上のテンプレートがあることを考えると、少ない印象です。
「テンプレートプラス」という追加機能もありますが、こちらはフリープランでは使用できません。
クレジット決済は別途契約が必要
クレジット決済を導入するためには、カラーミーショップの契約とは別で決済代行会社と契約する必要があります。
その分、手間と費用がかかってしまうのがデメリットです。
ちなみに、カラーミーショップの公式HPでは、提携サービスのGMOイプシロン株式会社のクレジットカード決済をオススメしています。
こちらは、主要なクレジットカード会社やAmazon Payなどに対応しているので、特にこだわりがなければこちらで契約するのがよいでしょう。
カラーミーショップがおすすめな人
以上のメリット・デメリットから、カラーミーショップがオススメな人は以下のようになります。
- 初心者でデザインや機能にそこまでこだわりがない人
- 決済手段でクレジット支払い以外の決済方法を導入したい人
デザインのカスタマイズは初心者と経験者用のモードがありますが、テンプレートの数もそこまで多くないので初心者向けと言えるでしょう。
また、決済手段が多いため、他社のサービスでは使用できない決済手段を使いたい場合にカラーミーショップを選択するのが賢い選び方だと思います。
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MakeShopとカラーミーショップの比較でよくある質問
最後に、MakeShopとカラーミーショップの比較でよくある質問に答えていきます。
どちらを契約するかで迷っている際に、検討材料としてください。
MakeShopの評判が知りたい
インターネット上では、以下のような評判があります。
- デザインテンプレートが多いため、様々なデザインをつくれる
- 日本製のサービスであるため、日本語でしっかりとしたサポートが受けられる
- カスタマイズが他社サービスに比べ自由度が高い
やはり、カスタマイズや機能面では満足しているユーザーが多いようです。
さらに気になる方は、こちらの記事に詳細に書いてありますので、ご覧ください。
Makeshopの評判は?メリット・デメリット・料金を解説!
MakeShopに無料お試し期間はある?
はい、あります。
MakeShopは15日間の無料体験期間があり、プレミアムプランと同等の機能が使えます。
無料体験期間を終えたあとに、本契約ができます。
カラーミーショップは個人・法人どちらにおすすめ?
カラーミーショップは個人にオススメです。
特に月商450万円以内であればカラーミーショップがオススメで、それ以上の場合はMakeShopがオススメです。
カラーミーショップはレギュラープランから月額費用がかかり、売上手数料もかかります。
一方で、MakeShopは最下位のプレミアムプランから月額費用がかかりますが、売上手数料はかかりません。
このため、規模が小さい個人はカラーミーショップ、規模の大きい法人はMakeShopがオススメとなります。
MakeShopとカラーミーショップの比較まとめ
ここまで、MakeShopとカラーミーショップをメリット・デメリットを比較しながら解説しました。
MakeShopとカラーミーショップの大きな違いは次の3つでした。
- 料金
- 機能の豊富さ
- 無料体験期間の長さ
MakeShopは料金が高めですが、充実の機能やカスタマイズ性の高さはそれに見合ったものとなっています。
一方でカラーミーショップは各プランの料金はMakeShopに比べると低いものですが、機能やカスタマイズ性は大きく劣ります。
ECサイトを構築するとなると、いずれのサービスでも知識や経験は必要です。
加えて、1年や2年しか運営しないということはないでしょうから、長期的な観点で検討したほうがよいです。
ある程度経験を積んでから、機能やカスタマイズをもっと使いたいと思ったときに、カラーミーショップではそれが実現できないかもしれません。
ですので、料金は高いですが、機能やカスタマイズ性に優れているMakeShopがオススメです。
みなさんも、MakeShopでECサイトを構築してみてはいかがでしょうか?
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