木暮祐一(こぐれゆういち)氏。青森公立大学 准教授/博士(工学)、モバイル研究家として活躍し、モバイル学会の副会長も務める。1000台を超える携帯コレクションを保有
いよいよ本格的な夏休みシーズンに入り、各地の観光スポットも今年一番の賑わいをみせている頃だろう。今回、仕事の都合で許された観光の時間はわずか半日程度だったが、ポイントを絞ってわが国を代表する国際観光文化都市・京都を散策してきた。
筆者は関東だけでなく、九州や四国、東北などの大学で講義をしているが、それぞれの地域の学生の様子を見ていて感じることは、地域によってスマートフォンの普及率や利用傾向が明らかに違うということ。
スマートフォンはいわば「持ち歩けるコンピュータ」。モバイル環境で利用するからこそ活きてくるコンテンツ・アプリケーションの活用事例として、ひとつご紹介しておきたいのが「タクシー配車アプリ」である。
このところ、アップルによるiPhoneの「Siri」や、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」を宣伝するテレビコマーシャルをよく見かける。