株式会社キャンパスクリエイト(本社:東京都、代表取締役社長:高橋 めぐみ)は、日本の研究・企業コミュニティが世界標準へと進化するための課題と解決策をまとめたコラム「グローバル標準の研究・企業コミュニティを日本から」を公開しました。近年、ブロックチェーン技術を活用した分散型自律組織(DAO)が、国境や組織の垣根を越えた新しい産学官連携モデルとして注目を集めています。本コラムでは、海外DAOの最新事例を踏まえ、日本がグローバルなイノベーションエコシステムの創出者となるための具体的な制度・規制緩和の方向性を示しました。
URL:https://www.campuscreate.com/column/6478/
なお、当社ではDeSciの社会実装方法について検討を進めています。下記をご参考ください。
参考:「DeSciの日本における社会実装方法の検討」を産学連携学会函館大会で発表しました。
https://www.campuscreate.com/news/5311/
【背景:グローバルコミュニティの時代】
インターネットとブロックチェーン技術の発展により、知識や資金は世界中の個人・組織によって分散的に共有・運用されるようになりました。DAOは従来の中央集権型から分散型へのパラダイムシフトを象徴する存在です。しかし日本は、高度な技術力・人材を持ちながらも、制度・規制の壁や閉鎖的な組織文化、グローバル連携への消極性などから、世界標準のコミュニティ形成に遅れを取っています。
【DAOとは:Web3時代の新しい連携モデル】
DAO(Decentralized Autonomous Organization)は、中央管理者を持たず、参加者全員が自律的に運営する組織形態です。スマートコントラクトによる自動化、コミュニティ投票によるガバナンス、トークン経済によるインセンティブ設計などにより、「スピード」「透明性」「グローバル性」が担保されます。
主なメリット:
透明性と信頼性の高いガバナンス 国境を越えた人材・知識・資金の流動性 迅速な意思決定と資金調達 貢献度に応じた公平なインセンティブ設計
【事例の深掘り:DAOによるイノベーション創出】
海外DAOでは、AI論文査読の自動化や希少疾患治療薬の開発など、社会的インパクトの高い研究テーマが選ばれています。例えば、患者団体が直接参加し資金配分に関与することで、従来型の枠組みでは実現困難だったイノベーションが生まれています。DAOを通じた資金調達やグローバル連携が、研究・スタートアップの成長を加速させています。
【グローバル連携の意義とメリット】
海外DAOへの参画は、日本の研究者・スタートアップにとって、
「人材流動性」:世界中の優秀な人材との協働 「国際共同研究」:多様な文化・技術の融合による新発想 「資金の多様化」:グローバルな投資家・財団からの資金獲得
など、多くのメリットをもたらします。グローバル連携は日本のイノベーション力を世界水準に引き上げる重要な鍵です。
【株式会社キャンパスクリエイト】

キャンパスクリエイトは、「お客様の課題解決をオープンイノベーションで実践する広域TLO」をスローガンに、国立大学法人電気通信大学TLOとして経済産業省・文部科学省の承認・認定TLOを受けるとともに、企業様の技術ニーズに対して解決可能な大学研究者を全国から探索する、あるいは大学の技術シーズに対して活用可能な企業様を探索しマッチングする産学官連携マッチング業務を実施しています。また、企業様のオープンイノベーション支援として、企業様が関心を持っている技術分野において活用可能な大学の技術シーズを調査し、報告・ディスカッションを行いながら新規事業のテーマを固めていくコンサルティング業務などを行っています。
会社名:株式会社キャンパスクリエイト
代表者:代表取締役 高橋めぐみ
本社所在地:東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 電気通信大学内
設立:1999年9月
事業内容:技術移転マネジメント事業、ソリューション事業、産業振興事業 等
URL:https://www.campuscreate.com/
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