今こそ読みたい『古今和歌集』の魅力、『「古今和歌集」の創造力』が古代歴史文化賞 大賞を受賞! - PR TIMES|RBB TODAY

今こそ読みたい『古今和歌集』の魅力、『「古今和歌集」の創造力』が古代歴史文化賞 大賞を受賞!

 NHK出版の『「古今和歌集」の創造力』(著者:鈴木 宏子、発売日:2018年12月25日)が、第7回古代歴史文化賞 大賞をこのたび受賞しました。


 大賞受賞作品の『「古今和歌集」の創造力』は、日本最初の勅撰和歌集として約1000年前に編纂された『古今和歌集』による「日本的美意識」誕生の秘密に迫る書籍です。第一線の古典和歌研究者である著者が、天才編集者・紀貫之の企図を大胆に読み解きます。なぜ梅にはウグイスなのか。なぜ秋は悲しいのか──。あらゆる詩歌や文学的感受性の〈型〉を創りあげた歌集についての、「こころ」「ことば」「型」3つのキーワードによる分かりやすい論考は、歌集ファンはもちろん、和歌は難しそう、分からないと思う方にもお勧めの書籍です。

 本書の大賞受賞理由は、日本最初の勅撰和歌集『古今和歌集』に収められたそれぞれの歌はもちろんのこと、その配列や巻の構成にいたるまで、編纂者である紀貫之が緻密に計画し、体系立ったまとまりある作品として完成させたことを明らかにした点、また本書内で紹介する古今和歌集の歌は、理解を助けるために過不足のない現代語訳が付けられているだけではなく、「百人一首」に収められているものを多く採用することで、一般読者が興味を持って読み進めることができる点など、視野の広さや視点の斬新さ、今後の研究に与える影響などが高く評価されたためです。
 京都大学名誉教授・金田章裕選定委員長は本書について、「『古今和歌集』が日本の歌集のひとつの定型となり、またそれによって生み出された感性や感覚などさまざまなものが現代にも受け継がれていると説く本書は、単なる『古今和歌集』の解説書や注釈書にとどまらず、日本文化論も射程に入れた書籍であるともいえ、古代歴史文化賞の大賞にふさわしい」と評しました。



■鈴木 宏子氏コメント
「新元号令和で『万葉集』が注目されていますが、『古今和歌集』は『万葉集』にも劣らない、日本語でこれまでに出された表現のなかで最も良質なもののひとつです。これを機に、『古今和歌集』が注目を集めると嬉しいです」

■記念シンポジウムも開催予定
 2020年2月8日、よみうりホールにて、本書の古代歴史文化賞 大賞受賞を記念し、著者の鈴木宏子氏による講演やパネルディスカッションを含むシンポジウムを開催予定です。2020年3月15日には、同シンポジウムを島根県でも開催予定です。

■古代歴史文化賞について
 古代歴史文化賞は島根県、奈良県、三重県、和歌山県、宮崎県の5県が共同で、日本の古代世界を学術的基盤に立ちながら一般読者にとって分かりやすく書いた書籍を表彰する賞です(2013年スタート、対象は選定の直近3年度に初版で出版されたもので、主催者が決める審査要件を満たす書籍)。今年度は5作品がノミネート、11月6日に選定委員会が開かれました。

■『「古今和歌集」の創造力』構成
序章 現代につながる「こころ」と「ことば」
一章 千百年前の編集者・紀貫之――歌集の〈型〉を創造する
二章 移ろう時と「こころ」理想的な四季を創造する
三章 センチメンタルな知性――恋の顚末を創造する
四章 レトリックの想像力――見えないものにかたちを与える
五章 古今集の百年――和歌史を創造する
終章 文学史の新しい頁を開く


■商品情報
出版社:NHK出版
発売日:2018年12月25日
定価:1,650円(本体1,500円)
判型:B6判
ページ数:320ページ
ISBN:978-4-14-091254-6
URL:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912542018.html

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