希代の舞台演出家、世界のニナガワが最後に語った「身体」と「物語」。蜷川幸雄 著 「身体的物語論」発売のお知らせ - PR TIMES|RBB TODAY

希代の舞台演出家、世界のニナガワが最後に語った「身体」と「物語」。蜷川幸雄 著 「身体的物語論」発売のお知らせ

生前、本書だけに語り下ろしたインタビューを掲載!

株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:平野健一)は、2016年5月に逝去した舞台演出家 蜷川幸雄の金言を集め、雑誌連載や生前の取材で本書だけに語り下ろしたインタビュー等、貴重な言葉の数々をまとめた『身体的物語論』 を2018年5月29日(火)より全国順次発売することが決定致しましたので、ここにお知らせ致します。



 2016年5月に逝去した世界的演出家・蜷川幸雄。生前に彼が残した「身体」「物語」についての考察を書籍化。
約60年の演劇人生のなかで、日本人の現代性を象徴する俳優たちの身体を見つめてきた。蜷川が俳優の身体を語ることは時代を語ることであり、人間存在の本質を考察することでもある。雑誌掲載されたものを再編集し、本書だけに語った語り下ろしインタビューを掲載。構成・木俣冬による関係者らの証言を集めたレポートも併録。



本書の構成

CHAPTER 1 尖る身体、ツルツルな身体、演劇とメディアと物語論
01 若者と老人
クールジャパンとアグリージャパン
七〇年代、闘争に敗れた若者たち
障がいや不条理を抱える老人たち
抑圧された生活者の歪みを
一面化していく新世代の若者たち
偽りの鍛錬に対する疑問
若者よ、もっと尖れ
過去から未来、更新される身体

02 日本人と物語
六〇~七〇年代の物語にあったものを伝えたい
大きな物語の必要性
変化する時代の想像力
近代を内包しながら新生した狂気の表現
若い男たちは消費の物語のなかで生きている
作家が作り出す、これからの物語
今、演劇は必要とされているのか

03 日本人とメディア
デジタルや映像に、お金はかけない
宣伝メディアの変化を感じる
変革の思いがメディアを育てる
新聞の劇評を見て、新しい演出家に出会った
舞台俳優が、映像メディアで受けている理由
若者における演劇というメディアの魅力
演劇こそが世界をまるごと表現できる

04 カリギュラ、武蔵、熊、カフカ
韓国は、宮本武蔵をどう受け止めたか
熊、回転寿司に日本を見る
カズオ・イシグロの世界には薄い皮膚が似合う
束縛のない、深さのないゼネレーション
すべてを拒絶する男とカミュの詩
敗者復活戦のチャンスを
世界共通、文学の強度と、一五歳の繊細

CHAPTER 2 ラスト・インタビュー 蜷川幸雄、その人生と作品
考えながら動くことは新鮮で不自由
“日常”を演じること
いい気になりたくないという自意識
蜷川幸雄の「長屋」感覚
「つるっとした世代」を受け止める
世界の10人には入っている

CHAPTER 3 そもそも演劇は、公共的なものである
ファウストはランボーだ
価値観を転倒させようと七転八倒
身体を直接使わない世界
生々しい現実は語られない
熱くあるべきか、クールであるべきか
若い役者に与えた影響力
芝居が一番上の芸術じゃない
演劇の公共性とは?
あり得たかもしれない自分を演じる
唇は、1960年代的

CHAPTER 4 最後の少年 ~蜷川幸雄が描いた7人の次世代~(文・木俣冬)
1978年――――軽薄の次世代と
1988年――――わずかな希望
1995年――――知的でなく、アナーキーに
2001年――――9・11を経て
2003年――――“父”の不在
2012年――――世界の紛争のなかで
2015年――――虚弱のフォーティンブラス
幻に終わった2016年最後の少年、フォーティンブラス


本書中に名前が登場する蜷川作品出演俳優

ARATA(現・井浦新) 市村正親 石橋蓮司 市川猿之助 市川夏江 井上芳雄 内田健司 内田裕也 大竹しのぶ 小栗旬 長内映里香 勝村政信 蟹江敬三 川口覚 木村文乃 高良健吾 真田広之 白井晃 白石加代子 鈴木杏
高岡蒼甫 高岡健二 高橋努 田島優成 竪山隼太 多部未華子 長塚圭史 中西晶 生瀬勝久 成宮寛貴 新納慎也 長谷川博己 畠山久 平幹二朗 藤原竜也 古田新太 古畑新之 二宮和也 細田よしひこ(現・善彦) 前田敦子
松坂桃李 松重豊 松たか子 真山知子 三浦涼介 緑魔子 三原康可宮沢りえ 宮脇卓也 吉高由里子 渡辺謙

商品情報



タイトル 身体的物語論
発売日 2018年5月29日(火)より全国順次発売
定価 本体1,800円+税
仕様 四六判
著者 (著)蜷川幸雄 (企画・構成)木俣冬
発行 徳間書店
商品ページ http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198640132


著者プロフィール

(著)蜷川幸雄  Yukio Ninagawa
1935年10月15日、埼玉県川口市生まれ。
55年に劇団青俳に入団し、68年に劇団現代人劇場を創立。
69年『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。72年演劇集団「櫻社」結成、74年同劇団を解散後、
『ロミオとジュリエット』で大劇場へ進出、以後日本を代表する演出家として国内外の現代劇から近松門左衛門、
シェイクスピア、ギリシャ悲劇など幅広い作品を次々と世に送り出している。
また、83年の『王女メディア』ギリシャ・ローマ公演を皮切りに、毎年海外公演を行い、その活動は広く海外でも注目され高い評価を得ている。
彩の国さいたま芸術劇場ではシェイクスピア全作品上演を目的とした「彩の国シェイクスピア・シリーズ」を敢行。
88年『近松心中物語』の第38回芸術選奨文部大臣賞をはじめ受賞歴多数。
ロンドングローブ座のアーティスティックディレクターの一人でもある。
2006年彩の国さいたま芸術劇場で55才以上の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」創設。
2009年若手俳優育成プロジェクト「さいたまネクスト・シアター」開始。
2016年5月12日肺炎による多臓器不全のため永眠。享年80歳

(企画・構成)木俣冬
文筆家。映画、ドラマ、演劇など文化・芸術分野の執筆を手がける。
著書に『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)、『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』(キネマ旬報社)、共著・編著に『蜷川幸雄の稽古場から』(ポプラ社)、『庵野秀明のフタリシバイ』(徳間書店)、『堤っ』(角川書店)など多数。

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