コスパの良く、さまざまな商品が揃うコストコですが、実はプライベートブランドのドッグフードも販売しています。「カークランドシグネチャー」というシリーズ商品で、コスパの良さや多様なラインナップで人気です。一方、その安さや輸入品であることから、品質が気になるという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コストコ・カークランドドッグフードのメリット・デメリットや口コミ・評判、そして原材料や成分などを詳しく解説していきます。最安値情報や商品の比較も紹介しますので、カークランドの購入を検討している方はぜひご参考ください。
コストコ・カークランドドッグフードとは?
カークランドドッグフードについて、次の通りです。
項目 | カークランドドッグフード |
---|---|
価格 | 2,798円~5,888円 |
内容量 | 9㎏、12㎏、15㎏、18㎏ |
100gあたりの単価 | 約28円~37円 |
1日あたりの単価 | 約179円(成犬用「チキン・ライス・ベジタブル」の目安量を3㎏の小型犬に与えた場合) |
粒の大きさ | 中粒 |
形状 | コイン型 |
カロリー | 約309~376kcal/100g |
原材料 | ラム、チキン、サーモン、ターキー |
原産国 | アメリカ |
ライフステージ | 成犬用、子犬用、成犬・子犬用、高齢犬用 |
販売会社 | コストコホールセールジャパン株式会社 |
カークランドは、アメリカのコストコ社が製造しているドッグフードです。日本への輸入・販売は、コストコホールセールジャパン株式会社が行っています。コストコのプライベートブランドというだけあって圧倒的なコスパの良さが特徴です。
また、全体的に容量が大きいのもコストコらしいところと言えます。いちばん小さいサイズでも9㎏となっており、消費が早い場合はありがたいですが、愛犬が少食だという場合には使い勝手が悪く感じるかもしれません。
ラインナップはライフステージや味でいくつかの種類に分かれており、愛犬の好みや体質に合わせやすくなっています。
コストコ・カークランドドッグフードのメリット

コスパの良さで人気のカークランドですが、他にもいくつかのメリットがあります。ここでは、コストコ・カークランドドッグフードのメリットを5つ紹介します。
コスパが良い
カークランドのいちばんのメリットは、やはりコスパの良さです。大容量で非常に安く、100gあたりの価格は約30円前後となっています。これは、一般的なホームセンターなどで販売されている激安と言われる商品と同じ水準です。
食欲が旺盛な中型・大型犬を飼っている場合には嬉しいポイントでしょう。また、多頭飼いをしていて消費が早いという方にもおすすめできます。食事は毎日のことですので、価格が安いというのはそれだけで大きなメリットと言えます。
合成着色料・香料・酸化防止剤不使用
2つ目のメリットは、合成着色料や保存料が使われていない点です。激安と言われる他の商品はこれらの添加物が使われていることも多いのですが、カークランドは使われていません。安さと添加物の不使用を両立しているのです。
一方、カークランドの原材料表を確認すると香料や酸化防止剤が使われているものもあります。しかし、これらはすべてミックストコフェロールなどの自然由来の添加物を使用しているようです。
添加物はできれば避けたいところですが、自然由来のものであればほとんど心配はいりません。愛犬の健康のために添加物を使っていないフードを与えたいという方にも、カークランドはおすすめできる商品です。
タンパク質が豊富
3つ目のメリットは、たんぱく質が豊富に含まれている点です。安い商品には穀物を主原料としているものもありますが、カークランドはすべて肉をメインの原料としています。犬の食事は穀物よりも肉が適しているとされており、きちんと肉を使った高たんぱくなフードである点は評価できるポイントです。
主原料は味によって異なり、ラム、チキン、サーモン、ターキーなどが主に使われています。愛犬の好みやアレルギーに合わせて、主原料を変えられる点もメリットです。
良質なオイルを使用
4つ目のメリットとして、良質なオイルを使用している点が挙げられます。ドッグフードには食いつきを良くするなどの目的でオイルが使われますが、格安フードには「動物性油脂」などの粗悪なオイルが使われることもあります。
一方、カークランドに使われているオイルは、「鶏脂」「サーモンオイル」「フラックスシード」などです。これらはオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸、DHAといった健康に良い成分が豊富に含まれています。このように良質で健康的なオイルを使っている点は、他の格安フードと比べても優れています。
ライフステージに合わせて選べる
カークランドにはさまざまなラインナップがあり、ライフステージによって「成犬用」「子犬用」「成犬・子犬用」「高齢犬用」というように分かれています。このように、愛犬のライフステージに合わせて選べるという点もメリットです。
犬はライフステージによって必要な栄養成分が異なりますが、カークランドもそれに合わせて最適な成分の商品を製造しています。たとえば、子犬用の商品は高たんぱくになっているなどの対策です。
このため、成長期の愛犬や老化で衰えが出始めた愛犬にも合わせやすく、健康を維持するための食事として利用できます。
コストコ・カークランドドッグフードのデメリット
カークランドにはいくつかのデメリットもあります。ここでは、コストコ・カークランドドッグフードのデメリットを4つ紹介します。
グレインフリーではないシリーズもある
カークランドにはグレインフリーの商品もありますが、ほとんどのシリーズはグレインフリーではありません。そのため、愛犬に穀物アレルギーがあるのであれば注意が必要です。
グレインフリーのシリーズは、成犬・子犬用の「サーモン・ポテト」と「ターキー・ポテト」の2つです。こちらは穀物が不使用で、代わりにジャガイモやサツマイモ、エンドウ豆などのイモ類・マメ類が使用されています。
一方、その他の商品はいずれも穀物が使われています。配合されている穀物は、玄米や米、精製麦やきびなどです。穀物の中で犬のアレルギーが多いのは小麦やトウモロコシであるため、グレインフリーではないですが比較的アレルギーになりにくくなっています。
開封後は1.5ヶ月程度で消費が必要
2つ目のデメリットは賞味期限です。カークランドの開封後の賞味期限は、1.5か月程度と、他のフードと比べてもあまり変わりはありませんが、容量が多いカークランドにとってはデメリットとなりえるのです。
一般的なドッグフードは1~2㎏くらいの商品が多いですが、カークランドの容量は9㎏~18㎏です。そのため、愛犬が少食だという場合には1.5か月で使い切るのが難しいことがあります。
大型犬を飼っていたり、多頭飼いをしていたりといった場合には問題ありませんが、そうでなければ開封後の管理には気を付ける必要があるでしょう。
賞味期限を超えてしまうと酸化して味が落ちますし、カビなどが生えて危険になることも考えられます。きちんと冷暗所で保管し、場合によっては密閉容器に移すなどの対策も必要です。
コストコ以外で購入すると割高の可能性も
カークランドはコスパにすぐれた商品ですが、コストコ以外で購入すると割高になってしまう可能性もあります。コスパの良さを求めて購入するのであれば、どこで購入するかは慎重に選びましょう。
カークランドは現在、Amazonや楽天などの通販サイトでも取り扱っています。しかし、それらのサイトではコストコの店舗や公式サイトでの購入に比べて、約1,000円程度高くなっているようです。
コストコをよく利用するという方なら問題ありませんが、そうでない方にとってはこれもデメリットと言えます。
便秘の原因にもなる「ビートパルプ」配合
「ビートパルプ」という原材料が使われている点もデメリットとして挙げられます。「ビートパルプ」とは「テンサイ」という野菜からとれる繊維質のことです。テンサイは人間も食べる食品で危険はありませんが、犬にとっては便を硬くする作用もあるとされています。
しかし、必ずしもすべての犬に適していないわけではありません。「ビートパルプ」の作用は犬の体質との相性もあり、中には便秘を引き起こしてしまう犬もいるというくらいです。
カークランドを食べさせて便が硬くなったというときは「ビートパルプ」が原因の可能性もあるため、ビートパルプが使われていないフードで様子を見るなどの対策をしましょう。
コストコ・カークランドドッグフードの良い口コミ・評判

ドッグフード選びでは、実際に使った方のレビューや感想が参考になります。ここでは、カークランドの良い口コミを3つ紹介します。
ドーベルマン3歳 グレート・デーン10ヶ月の多頭飼いですが、この餌以外では無理という程にリピさせていただいております。
それぞれドッグフードのみで調べたところ400~550g程で1回済むそうなので大変助かっております。
食いつきも十分で、糞はどのみち臭いので気にしておりませんが今まで餌による体調不良はありませんでした。良い面だけではないとは理解してるが、この量でこの質なら文句は無しです。
アレルギー等はどの餌でも慎重に気にしてください。多頭飼いの方は特におすすめ出来るので是非!
引用
最近何食べても下痢(もしくは柔らかいウンコ)のシベリアンハスキーなのですが、同じハスキーの飼い主さんからのオススメもあって購入。
引用
食いつきも良いし、便も形になって来ました!かれこれ2週間経ちますが、味も飽きないみたいでご飯の用意してると欲しがって吠えます。
とても良い餌に巡り会えました!
ただ、小分けされてるわけではないので、保管場所に気をつけねば!です。
ゴールデンR・SプードルMEX犬9か月、ア〇ナドッグフードからの切り替えです。大食いのため
引用
家計圧迫対策にと試みましたところ、軟便になることもなく旺盛に食べてくれました。体調も頗る元気で
す。いまのところ安心安全なのかは定かではありませんが、価格面で大満足です。
良い口コミとしては、やはり価格の安さや容量の大きさを評価するものが多いです。また、こちらは相性もあるようですが、食いつきの良さや体調の改善を評価する声もあります。特に、大型犬を飼っているという方で高く評価する方が多く見られました。
コストコ・カークランドドッグフードの悪い口コミ・評判
カークランドには、良い口コミだけでなく悪い口コミも見られます。次に、カークランドの悪い口コミを3つ紹介します。
うちの犬には合わず、アレルギー症状が出てしまいました。
でも、体質に合うのであれば、お値段的にもかなり魅力的です。コストコではもっと安く買えるけど、コストコに行くと他のものを買って散財してしまうので、アマゾンで買えるのはとても嬉しい
引用
皮膚が弱いシーズーに購入したのですが
引用
ものすごく体臭がキツくなり、痒みもひどくなり、なぜか咳がひどくなりました。少し太り気味になっているからかもしれませんが、合わなかったので、捨てるのは勿体無いし…どなたかもらってくれると嬉しいのですが…
1か月20㎏は消費するので毎月7~10㎏の物を何袋か購入していましたが、こちらの商品はレビューもよく18㎏なので購入しましたが、食いつきが悪くなかなかすぐには食べません。あきらめて食べるような感じです。粒も大型犬にはいいサイズなのですが、残念ですがリピはないかな
引用
悪い口コミとしては、体調の悪化や食いつきの悪さを指摘するものが多いです。真逆の良い口コミもあったので、愛犬の体質や好みによって良し悪しが大きく変わると考えられます。
コストコ・カークランドドッグフード(小型犬用・チキン・ライス・ベジタブル)の原材料や成分を評価!
ここでは、コストコ・カークランドドッグフードの原材料と成分を詳しく紹介します。なお、ここでは小型犬用「チキン・ライス・ベジタブル」を例にとって見ていきます。
カークランドドッグフードの原材料
まず、カークランドの原材料を詳しく見ていきます。
カークランドの原材料は次のとおりです。
鶏肉、チキンミール、玄米、精製麦、鶏脂、卵加工品、乾燥ビートパルプ、えんどう豆、フィッシュミール、フラックスシード、香料、乾燥イースト、キビ、乾燥チコリールート、塩化カリウム、食塩、塩化コリン、人参、乾燥ケルプ、りんご、クランベリー、ローズマリー、パセリ、タウリン、ユッカエキス、※ラクトバチルス、プランタルム、※バチルスサブチルス、※ラクトバチルス、アシドフィルス、※エンテロコッカス、フェシウム、※ビフィドバクテリウム、アニマリス、ビタミンEサプリメント、鉄たんぱく化合物、亜鉛たんぱく化合物、銅たんぱく化合物、硫酸鉄、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、ヨウ化カリウム、ビタミンB1、マンガンたんぱく化合物、ビタミンC、ビタミンAサプリメント、L-カルニチン、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム、ビタミンB6、ビタミンB12サプリメント、ビタミンB2、ビタミンDサプリメント、葉酸、酸化防止剤(ミックストコフェロール) ※乳酸菌
主原料となる肉は鶏肉で、他にもチキンミールやフィッシュミールが使われています。これらは危険ではありませんが、どのような部位・状態の肉が使われているのかは不明瞭です。公式サイトなどでも詳しい説明はなく、安心できる原材料のフードを与えたいという方にとってはデメリットでしょう。
一方、その他に由来のはっきりしない原材料は使われておらず、ある程度は安心できます。添加物についても、合成着色料や保存料は使われていません。酸化防止剤も「ミックストコフェロール」との記載があり、自然素材を使っていることが確認できます。
玄米などの穀物やエンドウ豆などのマメ類も使われているため、アレルギーがある場合は注意しましょう。以上の食材の他にもいろいろな野菜や果物がたくさん使用されており、栄養バランスに配慮していることがうかがえます。ビタミンや鉄分などの栄養成分が配合されているのもポイントです。
カークランドドッグフードの成分
続いて、カークランドの成分について詳しく見ていきます。
カークランドの成分は次のとおりです。
成分 | カークランド |
---|---|
粗蛋白質 | 27.0%以上 |
粗脂肪 | 16.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
粗灰分 | 7.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
亜鉛 | 200㎎/㎏以上 |
セレニウム | 0.35㎎/㎏以上 |
ビタミンE | 150IU/㎏以上 |
タウリン | 0.1%以上 |
カルニチン | 30㎎/㎏以上 |
オメガ6脂肪酸 | 2.5%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.4%以上 |
カロリー | 約375kcal/100g |
カークランドは、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たした総合栄養食です。いずれの成分も基準値を満たしており、主食として小型犬に与えることができます。
たんぱく質は27%と比較的高めで、高たんぱくなフードです。一方、カロリーは一般的な商品と同程度で、標準的なエネルギー量のフードと言えます。全体的に栄養素が高めなので、運動量が多い活発な愛犬には特に適しています。
亜鉛~オメガ3脂肪酸までの成分は表記が義務付けられていませんが、それぞれ詳しい数値が記載されているのは評価できるポイントです。
公式サイト・Amazon・楽天の価格を徹底比較!最安値はどこ?
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
---|---|---|---|
料金 | 2,798円~5,888円 | 3,888円~9,090円 | 4,250円~8,870円 |
送料 | 込み | 無料 | 無料 |
割引 | なし | なし | なし |
カークランドは、公式サイトの他にもAmazonや楽天での取り扱いがあります。ここでは、3つの通販サイトを比較し、最安値を調べていきます。
最安値は公式サイト
3サイトを比較したところ、最安値は公式サイトでした。どのサイトもシリーズの種類や容量によって幅がありますが、基本的に公式サイトに比べると他サイトは割高です。そのため、最も安く買うには公式サイトがおすすめできます。
ただし、コストコの公式サイトにはいくつかの注意点もあります。まず、コストコの公式サイトを利用するには必ず会員登録をしなければならず、年会費は最低でも4,840円(税込)です。
さらに、公式サイトも基本的に配送料込みですが、最低注文金額が合計で5,000円以上という制約があります。カークランドもシリーズによっては5,000円以下の商品もあるため、多少は使い勝手が悪く感じるかもしれません。
これらのことから、コストコでカークランド以外を買わないという方にはAmazonや楽天のほうが安くなる場合も考えられます。コストコには他にも魅力的な商品が豊富なので、いろいろと利用したいという方には公式サイトでの購入がおすすめです。
楽天やAmazonは転売品なので品質の保証はない
楽天やAmazonでも取り扱があるカークランドですが、これらのサイトで販売されているものは転売品であるため、品質の保証はありません。
実際に、楽天やAmazonのレビューでは袋の破損やフードの劣化などを報告する口コミもあります。そのため、安定した品質のものを買いたいのであれば公式サイトがおすすめです。
また、コストコで購入したカークランドであれば、開封した食べかけのものでも返品できるという制度があります。特に初めて利用する方にとってはメリットが多い制度ですので、公式サイトでの購入が最も安心です。
コストコ・カークランドドッグフードの中で人気の種類は?

カークランドは、豊富なラインナップがあることも特徴のひとつです。しかし、どの商品を選べば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは、コストコ・カークランドドッグフードシリーズの中で、特に人気がある種類を5つ紹介します。
カークランドシグネチャー成犬用(チキン・ライス・ベジタブル)
1つ目に紹介するのは、成犬用「チキン・ライス・ベジタブル」です。こちらは、カークランドの中でも最もスタンダードな商品で人気があります。多くの犬に好まれるチキン味で、犬種を問わず成犬に与えられるフードです。
他の種類と同じく、グルコサミン塩酸塩とコンドロイチン硫酸塩が配合されており、関節の健康維持に役立ちます。さらに、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸によって美しい毛並みの維持も可能です。
カークランドシグネチャー成犬・子犬用(サーモン・ポテト)
2つ目の商品は、成犬・子犬用「サーモン・ポテト」です。こちらはアレルギー対策商品で、穀物不使用シリーズのひとつです。また、主原料はサーモンで肉アレルギーにも対応しています。穀物と肉という2つのアレルギーへの対策ができるため、アレルギーが気になるという方には貴重な選択肢となります。
成犬・子犬用「サーモン・ポテト」は、他の商品と比べると比較的ヘルシーなフードです。さらに消化に良い原材料を多く使っており、アレルギーのある愛犬にもおすすめできます。
カークランドシグネチャー成犬用(ラム・ライス・ベジタブル)
3つ目の商品は、成犬用「ラム・ライス・ベジタブル」です。ラム肉は高たんぱく・低カロリー食材で、比較的ヘルシーな商品となっています。ラムを主原料とする商品は多くはないため、アレルギーや好みでラムが良いという方に人気です。
他の種類と同様に、プロバイオティクスとプレバイオティクスが消化を助け、健康的なライフスタイルをサポートします。本来の免疫力を引きだす効果もあり、愛犬にはずっと健康でいてほしいという方にもおすすめです。
カークランドシグネチャー小型成犬用(チキン・ライス・ベジタブル)
4つ目の商品は、小型成犬用「チキン・ライス・ベジタブル」です。カークランドは犬種による種類分けが少ないですが、こちらは小型犬用に作られた商品です。小型犬に最適な栄養バランスが設計されており、小型犬を多頭飼いしているような方におすすめできます。
消化に良い素材が使われているため、小型犬の健康維持に役立ちます。また、健康的な皮膚・被毛を維持する成分も配合されており、毛並みなどの悩みが多くなりがちな小型犬に適したフードです。
カークランドシグネチャー子犬用(チキン・ライス・ベジタブル)
5つ目の商品は、子犬用「チキン・ライス・ベジタブル」です。こちらは子犬や妊娠中・授乳中の母犬に適した商品で、栄養成分が多めに配合されています。好まれやすいチキン味で、成長期にたくさん食べさせたいという方におすすめです。
たくさんの栄養を必要とする子犬・母犬のために、たんぱく質・脂質・カロリーは全商品の中で最も高くなっています。最適な栄養バランスで、子犬・母犬にも安心して与えることができるフードです。
【人気ドッグフード】モグワンとカークランドの違い
カークランド | モグワン | |
---|---|---|
容量 | 9㎏、12㎏、15㎏、18㎏ | 1.8㎏ |
価格 | 2,798円~5,888円 | 4,356円 |
主原料 | ラム、チキン、サーモン、ターキー | チキン、サーモン |
穀物 | 不使用もあり | 不使用 |
動物性食材の割合 | 不明 | 50%以上 |
たんぱく質量 | 20~28%以上 | 27%以上 |
脂質 | 6~17%以上 | 10%以上 |
カロリー | 約309~376kcal/100g | 363kcal/100g |
コスパの良さで人気のカークランドに対し、品質の良さで人気のドッグフードにモグワンがあります。ここでは、カークランドとモグワンを比較していきます。
まず、価格はやはりカークランドのほうがすぐれています。モグワンは100gあたり242円なのに対し、カークランドは100gあたり30円前後です。約8倍も高くなっており、コスパを重視するのであればカークランドがおすすめできます。
その反面、品質についてはモグワンのほうがすぐれているようです。モグワンはヒューマングレードで高品質な原材料にこだわっており、さらに工場での品質管理も徹底しています。これに対し、カークランドは原材料や製造過程の詳細がわかりません。より信頼できるフードを求めているのであれば、モグワンがおすすめです。
栄養成分に関しては、大きな違いはありません。どちらも総合栄養食で、主食として与えることができます。ただし、モグワンは味が1種類しかないため、バリエーションを求めるならカークランドが適しています。
コストコ・カークランドドッグフードの体重ごとの目安給与量は?
カークランドは全犬種対応の商品が多いですが、愛犬の体重に合わせて適切な量を与える必要があります。ここでは、コストコ・カークランドドッグフードの体重ごとの目安給与量を紹介します。
なお、ここでは成犬用「チキン・ライス・ベジタブル」を例にとって見ていきます。目安量は種類によって少し異なりますが、公式サイトやパッケージに記載があるのでご参考ください。
カークランド成犬用「チキン・ライス・ベジタブル」の目安給与量は次のとおりです。
項目 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
体重(㎏) | 3 | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
目安量(g) | 63 | 90 | 146 | 193 | 236 | 276 |
体重(㎏) | 30 | 35 | 45 | 55 | 65 | 80 |
目安量(g) | 314 | 350 | 417 | 480 | 540 | 624 |
こちらの目安量は1日あたりであるため、実際には食事の回数で割った量を与えてください。また、体重だけでなく生活スタイルや体質によっても適した量は変わります。これらはあくまで目安と考えて、愛犬に合った量を探ることが大切です。
コストコ・カークランドドッグフードに関するよくある質問
最後に、コストコ・カークランドドッグフードに関するよくある質問に答えていきます。
おすすめの保存方法はありますか?
カークランドは大容量が特徴の商品ですので、開封後の保存には気を付ける必要があります。しかし、カークランドの袋には保存に便利なチャックなどがついていません。
そのため、開封後は口を何度か折り、テープやクリップで留めるといった工夫がいります。また、大きめのフードストッカーを購入すれば、簡単に保管ができて便利です。
穀物アレルギーの子に向いているのはどの種類ですか?
カークランドの中には、穀物を使っていない種類もあります。それは、成犬・子犬用の「サーモン、ポテト」と「ターキー、ポテト」の2つです。穀物アレルギーがある愛犬には、この2つが向いています。
ただし、マメ類やイモ類は使われている点には注意が必要です。穀物だけでなくこれらの食材にもアレルギーがあれば、原材料を確認しておきましょう。
まとめ
今回は、コストコ・カークランドドッグフードのメリット・デメリットや口コミ・評判、そして原材料や成分などを見てきました。
コストコのカークランドは、非常に安いことが特徴のドッグフードで、コスパが良い商品を求めている方に人気となっています。容量も大きいため、消費が早い家庭には使いやすいです。一方で原材料の品質には不明瞭な部分もあるため、安心できる高品質のフードを与えたいという方にはあまり適していないかもしれません。
公式サイトを使えば最安値で買うことができますが、年会費や最低購入金額の制限もあります。コストコをよく使う方や使ってみたい方には、購入しやすくなっています。
愛犬にたくさん与えられるドッグフードを探している方は、カークランドドッグフードを試してみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は2022年5月時点のものです。
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