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ポケット型WiFi

店舗でWi-Fiを導入する場合は工事も必要?

店舗でWi-Fiが使えれば、お客さまも業務上もメリットがあります。しかし、店舗の場合、一般家庭とはWi-Fiに必要な要件が異なるので注意が必要です。アクセスポイント機能付きのWi-Fiルーターなら、工事による営業中断なくネット回線を導入できます。

店舗にWi-Fiを導入する手順、店舗での使用に最適なWi-Fiなどを紹介します。

店舗にWi-Fiを導入するメリット

飲食でも小売でも、お客さまが調べ物やSNSを使っている光景は当たり前になっています。

通信量も増大して、月末になると通信制限を受ける「ギガが減る」「ギガ不足」という言葉も生まれています。

また、訪日観光客の公衆無線LAN需要が大きいことはよく知られていて、東京オリンピック
開催に向けて観光地や公共施設など、各地で整備が進みました。

訪日観光客自体は新型コロナウイルスの影響は受けているものの、競合が整備していれば自店舗でも導入しないと見劣りしてしまいます。

このような公衆無線LAN、つまり「フリーWi-Fi」ですが、その利用者は全世代で平均8割ほどの利用率に達しています(エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム調査)。つまり、公衆無線LAN対応の有無のみならず、その回線品質も問われるようになってきている点が、ポイントです。

このほかにも、店舗内にはPOSレジやスマートフォン・タブレットでの注文受付、さらにはIoT機器による監視カメラなど、インターネット接続が前提となる機器が増えています。

こうした機器の接続をWi-Fiで行えば、有線LANと比べ配線工事の必要もなく、レイアウトの自由度も上がります。業務の効率化や店内の雰囲気づくりに優れている点も、店舗にWi-Fiを導入するメリットです。

Wi-Fiを店舗導入にあたってのデメリット

まず最初に挙げられるデメリットはコストです。店舗で利用するWi-Fiは、お客さまの分と業務で使用する機器まで合わせると家庭用より高性能な業務用Wi-Fiが必要になります。初期費用や回線等の月額料金は、自宅にWi-Fiを導入するより高くなってくるでしょう。

また、Wi-Fi目的のお客さまが増えすぎると、顧客単価や回転率の低下という懸念材料も出てきます。さらに接続方法が煩雑だったり通信速度が遅すぎると、満足度の低下を招くことになります。

工事を含めた店舗にWi-Fiを導入するまでの流れ

店舗にWi-Fiを導入する場合、導入までどういう流れになっているでしょうか。一般にWi-Fiのメリットは配線工事やそれに伴う日程調整、営業中断が不要なことです。しかし、インターネット回線自体新たに引く必要がある場合、利用開始日は開通工事の影響を受けることに注意が必要です。

回線工事なしで迅速な展開を可能にする方法として、アクセスポイント機能付きのWi-Fiルーターを導入する方法があります。以下のステップでいうと「回線工事を行う」の部分を飛ばせます。

インターネット回線を契約する

店舗にWi-Fiを導入するには、まずインターネット回線の契約が必要です。インターネット回線はいくつかの種類がありますが、現在は光回線がおよそ8割と多数を占めています。光回線はほかのADSLやCATVによる回線よりも高速通信が可能です。

回線工事を行う

光回線では、店内に光ファイバーケーブルを引き込む形になります。したがって、基本的には回線工事が必要です。注意が必要な点として、建物が古い場合など特別な配線を施さなければならないケースです。この場合、回線工事の日程が長引いてしまったり、追加料金が必要になってしまいます。

なお、とくに建物に問題がない場合でも、光回線の工事はすぐ行ってもらえるものではありません。利用開始まで何日くらいかかるかも、見積もり段階から相談しておくことが重要です。

Wi-Fiルーターを導入する

Wi-Fiルーターについては、プランによりますが、プロバイダからWi-Fiルーターが貸与される場合と、自分で用意する場合があります。

貸与されるWi-Fiルーターが家庭用の場合、店舗で利用するWi-Fi、例えばお客さまへのフリーWi-Fiの開放に対しては機能・性能不足です。

業務用Wi-Fiルーターの選び方については、次に説明します。

店舗に最適なWi-Fiルーターの選び方

家庭用Wi-Fiルーターは、同時接続台数や通信速度、管理機能など、業務用Wi-Fiルーターと比べ機能や性能が制限されていることに注意が必要です。

では、店舗に最適な業務用Wi-Fiルーターがどのような要件を満たせばよいかを解説します。

同時接続台数

家庭用Wi-Fiルーターの同時接続台数は、10〜20台程度のものもあります。同時接続台数が少ないと、お客さまへのフリーWi-Fiの開放+店舗内の業務用のインターネット接続機器をまかなえません。したがって、店舗に導入するWi-Fiルーターは50台以上の同時接続台数に対応した機器を選ぶ必要があります。

同時接続台数は、業務用に必要な端末数とピーク時の来店数をもとに想定できます。

通信速度

フリーWi-Fiを導入し、それをお客さまにアピールしても、通信速度が遅いと満足度的には逆効果になりかねません。通信速度が低下する理由には色々ありますが、一般にWi-Fiルーターから離れた場所や壁越しになると電波が届きづらい特徴があります。

家庭用Wi-Fiルーターは、マンションや住宅の通信距離を想定しています。業務用Wi-Fiルーターでは、より強い電波や複数台連携機能を通して、広範囲の通信を実現します。

管理機能

家庭用Wi-Fiルーターでは、一般に業務用の管理機能が省かれています。認証方法が共通パスワードだったり、通信ログの監査機能や性能監視機能などのことです。

飲食店や小売店のような業態では、アルバイトのスタッフの出入りもあり、共通パスワードでは退職後もアクセス可能でセキュリティ的には不十分です。

ユーザーごとにアカウトを設けたり、既存システムの認証情報と連携できれば、退職したユーザーのアカウントを無効にするだけで、アクセスを遮断できます。

セキュリティ対策

エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム調査によれば、約7割ものユーザーがフリーWi-Fiに対してセキュリティ面の心配があると回答しています。

この心配を払拭し、自店舗の運営も安心に行うために「暗号化」と「認証」を備えたルーターが必要になります。この2つの要素を両立する規格が「WPA2」という方式です。

WPA2にはAESというアメリカ政府で使われている共通鍵暗号方式が採用されていて、信頼度が高いと言われています。

回線工事不要!手間なく店舗にWi-Fiを導入するなら「Relay2」がおすすめ!

店舗へWi-Fi導入するにあたり、どうしてもネックになるのはWi-Fi導入を決めてから、運用できるまで時間がかかってしまう点です。また既存店舗の場合、営業中に回線工事が必要になる問題もあります。

こうした手間を最小限に抑える方法は、業務用Wi-Fiルーター「Relay2の導入です。「Relay2」は東証プライム上場、携帯電話等販売シェアNo.1のT-GAIA社が提供する高機能Wi-Fiルーターで、導入の手軽さ高速処理運用負荷の軽減が特徴です。

Relay2 公式ページ

導入の手軽さとしては、「Relay2」は、固定回線以外にもLTE回線(携帯キャリア回線)を用いた回線接続にも対応しています。

したがって、仮に店舗のWi-Fi工事がオープン日に間に合わない場合でも、暫定的にLTE回線を用いてインターネットやWi-Fiを利用できます。また、LTE回線を利用する場合は工事に立ち会う必要もないため、スタッフの労力を削減できます。

また、既存のインターネット回線と組み合わせての利用も可能です。「Relay2」は先ほど紹介した「店舗Wi-Fiに必要な条件」である、同時接続台数、管理機能、セキュリティ対策をすべて満たしています。

ほかにも「Relay2」が優れている点として、回線負荷に対しWi-Fiアクセスポイントにコンピューター機能を持たせる「エッジコンピューティング機能」を搭載している点が挙げられます。

「Relay2」のエッジコンピューティング機能とは、サイズが大きいファイルを複数の端末にダウンロードしなくてはならない場合、マシンからの要求に応じてその都度ファイルをダウンロードするのではなく、「Relay2」のキャッシュ機能を利用して一度ダウンロードしたファイルを再利用するものです。

こうしたエッジコンピューティング機能が役立つシーンとして、Windowsパソコンに付きものの定期的なWindows Updateがあります。

複数台同時に大型のアップデートデータをダウンロードすると、回線を圧迫するほかWi-Fiルーターがダウンする可能性も出てしまいます。こうなると営業中の場合、お客さまへのフリーWi-Fiの提供もストップしてしまいます。

工事せずにWi-Fiルーターだけが必要ならこちらをおすすめ

すでに光回線が店舗に開通しており、さらにスタッフである程度ネットワーク管理ができる、という場合は端末の購入費用だけで済む業務用のWi-Fiルーターという選択肢もあります。

同時接続台数が100台「以下」の場合

Aterm WG2600HP3 / NECプラットフォームズ

同時接続可能台数は18台と若干少ないため、小規模のオフィスや店舗向けの業務用Wi-Fiルーターです。

同時接続台数が少ないのにおすすめする理由は2つあります。まず「IPv6 IPoE」と「IPv4 over IPv6」という規格に対応していて、インターネット回線が混み合っていてもそれぞれの切り替えによって通信遅延を軽減できるという機能を搭載していること。

そして、接続機器の対応帯域、電波強度の識別によって混雑していない電波帯(5GHz帯 or 2.4GHz帯)への振り分けを自動で行い、高速通信を可能にしている…という2点がメリットです。

Archer C5400 / TP-Link

本機は最大64台までの同時接続が可能です。8本ある外部アンテナとビームフォーミングが接続機器までの距離、方向を自動で検知し、集中的に電波を送信することで高速通信を可能にしています。電波帯は2.4GHzと2種類の5GHzを用意し、最大で2167Mbpsの通信速度を実現しています。

同時接続台数が100台「以上」の場合

WAB-M2133 / ELECOM

11ac wave2方式を採用し、最大で1733Mbpsの高速データ通信、そして広範囲の通信を実現しているのがELECOMの「WAB-M2133」です。1台で最大250台の同時接続が可能な上、大容量データのダウンロードを快適に行えます。さらに、Wi-Fi以外の電波発信機器、例えばコードレスフォンなどの干渉を検知し、自動で最適なチャンネル選択を行ってくれるのも特徴です。

Deco M9 plus / TP-Link

単体での利用のほか、複数台を組み合わせての「メッシュWi-Fiネットワーク」を構築でき、広範囲に渡ってWi-Fi電波を飛ばすことができます。したがって、電波を遮断してしまうような壁などの障害物が多い場合でも、エリア内における電波強度の格差を最小限に留められます。最大同時接続台数は100台以上、通信速度も最大でおよそ1000Mbpsと、通信品質の高さが特徴です。

まとめ

店舗にWi-Fiを導入する場合、回線工事の調整に日程がかかることを念頭に置かなければなりません。

Wi-Fiルーターを業務用端末からも使う場合、お客さま向けの公衆無線LANと、業務用Wi-Fiを別ネットワークとして構成する必要があります。

同時接続台数、性能、管理機能などを考えると、家庭用Wi-Fiルーターでは不十分で、業務用Wi-Fiルーターが必要です。

例えば、T-GAIA社が提供している「Relay2」のようなサービスを利用すると、店舗へのWi-Fi導入のハードルが格段に下がります。工事日程、機種選定、面倒な設定不要ですぐに店舗内のWi-Fi環境を整備できます。

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