「格安SIMにデメリットはある?」とお調べではありませんか。
格安SIMは、料金の安さが魅力的なサービスですが注意しておきたいポイントもあります。この記事では、次のような情報をまとめました。
記事内では、各種デメリットを解消できるおすすめサービスも紹介しています。
最後までお読みいただければ、デメリットを正しく理解して自分にぴったりのサービスを選べるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
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格安SIMのデメリット9選
まず格安SIMには、一般的に次のようなデメリットがあります。
デメリット1. 通信速度が大手キャリアと比べると不安定
格安SIMの最大のデメリットは、通信速度が大手キャリアと比べて不安定な点です。格安SIMのほとんどは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。
格安SIMの運営会社が大手キャリアから回線を借りる契約には、データ量の制限が設けられているのが一般的です。そのため格安SIMでは、大手キャリアよりも通信が不安定になります。
どうしても通信速度が気になる場合は、自社回線をもっているサービスがおすすめです。
「楽天モバイル」や、大手キャリアのサブブランドであるワイモバイルなどを検討するといいでしょう。
デメリット2. 店舗数が大手キャリアよりも少ない
実店舗が少ない点も、格安SIMを選ぶデメリットです。ドコモ・ソフトバンクでは、全国各地のさまざまな場所にショップがあります。
しかし多くの格安SIMでは、多数の店舗は用意されていません。なかには、完全にネット専用で実店舗が一切ないMVNOも存在しています。
格安SIMは、店舗運営費や人件費などを削減することで、低価格なサービスが実現されました。そのため店舗数が少ない、というデメリットがあるようです。
実店舗での相談のしやすさを重視するなら、大手キャリアのショップに併設されていることが多いワイモバイルがいいかもしれません。
またイオンモバイルも全国各地のイオンに店舗があり、相談しやすいでしょう。
デメリット3. 最新のiPhoneなど、購入できる端末が少ない傾向にある
購入できるスマホ端末の種類が少ない点も、格安SIMのデメリットです。格安SIMを扱うサービスの多くが、スマホ端末も販売しています。
しかし用意されている端末の種類は、大手に比べて少ないのが一般的です。
対処法としては、端末のみを大手キャリアなどから購入する方法があります。
実店舗へ訪れて端末のみ購入したい旨を伝えれば、他社の格安SIMを使ってお好みのスマホが利用可能です。
デメリット4. キャリアメールが使えない格安SIMがある
現在大手キャリアのスマホを契約している人のなかには、「@docomo.ne.jp」や「@softbank.ne.jp」など、キャリア独自のメールアドレスを利用している人がいるかもしれません。
しかし格安SIMへ乗り換える場合、選ぶサービスによってはキャリアメールが使えない可能性がある点に注意してください。
現在の大手キャリアを解約する以上、元々のメールアドレスを使い続けることはできません。
さらに格安SIMのなかには、キャリアメールのサービスを提供していないものもあります。
たとえば楽天モバイルは、過去にはキャリアメールの提供をおこなっていました。しかし2021年4月時点ではそのサービスはなく、キャリアメールは使用不可です。
なお2021年12月より、キャリアメールの持ち運びがはじまったサービスもあります。詳細は次のとおりです。
キャリア | 持ち運び開始日 | 利用条件 | 月額料金(税込) | 申請方法 |
ドコモ | 2021年12月16日 | ・ドコモ回線解約後31日以内 ・dアカウントのIDが必要 ・法人契約ではない ・回線契約新規お申込みから一定期間経過している | 330円 | ・店頭 ・Web |
ソフトバンク | 2021年内を予定 | – | – | – |
楽天モバイル | 準備中 | – | – | – |
ドコモメール持ち運びに関して、店頭で申し込む場合は解約と同時におこなう必要があります。
またahamoにプラン変更する際は、プラン変更と同時にドコモメール持ち運びの申し込みをしてください。
キャリアメールの持ち運び後は、メールアプリや、OS標準のメールアプリでキャリアメールが利用可能です。
デメリット5. 「口座振替」や「デビットカード」で支払えない格安SIMが多い
格安SIMを利用するデメリットに、支払方法が限られている点が挙げられます。大手キャリアでは、クレジットカードだけでなく口座振替も選ぶことが可能です。
しかし格安SIMの場合は口座振替が選べず、支払方法が「クレジットカードのみ」のサービスもあります。
どうしても口座振替で格安SIMを利用したい場合は、ワイモバイルや、楽天モバイルなどがおすすめです。
また格安SIMには、デビットカードに対応していないサービスもあります。デビットカードでの支払いが可能かどうかは、事前に公式サイトで確認してみてください。
デメリット6. LINEのID検索ができない格安SIMが多い
多くの格安SIMでは、メッセージアプリLINEの「ID検索機能」が使用できません。LINEを利用している方は多いはずですので、注意が必要です。
なお格安SIMによってはLINEの「年齢認証」ができないため、ID検索も利用できません。
ただしワイモバイルはLINEの年齢認証に対応しており、問題なくID検索が可能です。
なおこのデメリットには、対処法があります。それは大手キャリアから乗り換える前に、LINEの年齢認証を済ませておく方法です。
乗り換え前に年齢認証が完了していれば、格安SIMへ変更してもID検索機能が使えます。
デメリット7. 乗り換え時、「SIMロック解除」と「端末の相性」のチェックが必要
格安SIMのデメリットとして、契約前にいくつかのチェックをしなければ使えない点が挙げられます。格安SIMへ乗り換える場合、事前にチェックしておくべきは次の2点です。
- SIMロック解除
- 現在の端末と格安SIMの相性
SIMフリーでないスマホ端末には、利用できる通信会社を制限する「SIMロック」が設定されているものもあります。
SIMロック端末の場合、乗り換え前にロック解除の手続きをしておかないと後々面倒なことになるでしょう。
またスマホ端末とSIMには相性があり、相性が悪い組み合わせだと通信ができない恐れもあります。
お手持ちのスマホで新しい格安SIMを使う場合は、事前に公式サイトで動作確認されているかチェックしてみてください。
デメリット8. 初期設定(APN設定)を自分でおこなう必要がある
格安SIMは、「APN設定」と呼ばれる初期設定を自分でおこなう必要があります。APN設定をしないと通信ができないため、必ず実施しなければなりません。
スマホに詳しくない人であれば、「なんだか難しそう」と感じる点は、格安SIMのデメリットです。ただしAPN設定はそれほど難しくないため、安心してください。
格安SIMの公式サイトに手順が載っているほか、契約時に受け取る書類にも説明がある場合があります。
手順に沿っておこなえばしっかり設定できるので、それほど心配しなくてもいいでしょう。
デメリット9. データ通信容量が大手キャリアと比べると少ない
格安SIMのデメリットとして、データ通信容量が大手キャリアよりも少ない点が挙げられます。
大手キャリア3社はいずれもデータ無制限プランを提供していますが、格安SIMには無制限プランはほとんどありません。
現在大手キャリアのデータ無制限プランを契約している人のなかには、格安SIMだとデータが不足するのではないかと心配になる人もいるでしょう。
そのためデータ無制限の格安SIMを選ぶ場合、楽天モバイルがおすすめです。楽天回線エリア内であれば、データ無制限でもリーズナブルな料金で利用できます。
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デメリットで後悔しないために!格安SIMの選び方
格安SIMのデメリットで後悔しないために覚えておきたい選び方は、次のとおりです。
- 音声通話付きプランの有無で選ぶ:格安SIMには、音声通話ができるものとデータ通信専用のものがあります。
- データ通信量から選ぶ:一般的にはデータ通信量が増えるほど料金も高くなるため、自分に適した容量を選びましょう。
- 通信速度から選ぶ:ネットをよく使う人ほど、速度が速いほうが快適です。
- 実店舗の有無で選ぶ:ネット申し込みの場合でも、実店舗があるほうがサポート面は安心です。
- 支払方法で選ぶ:クレジットカードがない場合、口座振替やデビットカード対応のサービスを選びましょう。
- LINEのID検索機能で選ぶ:格安SIMのなかにも、LINEのID検索に対応しているサービスがあります。
自分がどのようなポイントを重視するのか確認してから、格安SIMを選ぶといいでしょう。
どれを選ぶべき?おすすめの格安SIM3選!
ここまで、格安SIMを利用するうえで覚えておきたいデメリットを解説しました。
デメリットを見ていると、「いったいどれを選べばいいのだろうか」とわからなくなった人がいるかもしれません。
そのような人へ向けて、ここではおすすめの格安SIMを3つ紹介します。
ワイモバイル(Y!mobile)
月額料金(税込) | ■シンプル2 S(4GB) ・基本料金:2,365円 ・各種割引利用で1,078円 ■シンプル2 M(20GB) ・基本料金:4,015円 ・各種割引利用で2,178円 ■シンプル2 L(30GB) ・基本料金:5,115円 ・各種割引利用で3,278円 |
音声通話料金 | 22円/30秒 |
通信速度(※速度制限時) | ・シンプル2 S:最大300kbps ・シンプル2 M:最大1Mbps ・シンプル2 L:最大1Mbps |
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
契約初期費用(税込) | 契約事務手数料:3,850円 |
実店舗 | あり |
ワイモバイルのおすすめポイント
- ソフトバンクのサブブランドであり、通信速度が安定
- 実店舗が多くてサポート面も安心
- 口座振替対応でクレジットカードがなくても契約できる
- 学割や家族割でスマホ代がさらに安くなる
ワイモバイルの特徴
速度の遅さや実店舗の少なさなど格安SIMのデメリットが心配な人なら、ワイモバイルがおすすめです。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、格安SIMのなかでは通信品質が安定しています。「格安SIMを利用したいけど、あまり遅いのは困る」と感じる人におすすめでしょう。
またワイモバイルは、格安SIMのなかでもデメリットが少ないサービスです。
まず実店舗が多いことから、サポート面は安心できます。さらに口座振替に対応していて、最新のiPhone12も販売されている点などもメリットです。
そのほかワイモバイルには、学割や家族割などの割引サービスがあります。割引が適用できれば、月々のスマホ代はかなり安くなるでしょう。
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mineo(マイネオ)
料金プラン (税込) | 【デュアルタイプ】 月額基本料金:1,298円〜 【シングルタイプ】 月額基本料金:880円〜 【お試し200MBコース】 月額基本料金:330円〜 ※データ利用量によって変動 |
データ通信量 | 【デュアルタイプ】 1GB/5GB/10GB/20GB 【シングルタイプ】 1GB/5GB/10GB/20GB 【お試し200MBコース】 月々200MBまで |
音声通話料金 (税込) | 22円 / 30秒 ※シングルタイプは通話なし |
通信速度 (※速度制限時) | 最大200Kbps |
支払い方法 | 原則クレジットカードのみ ※eoネットを利用中で口座振替を選択している場合は 口座振替も可能 |
契約初期費用 (税込) | ・SIMカード発行:440円 ・登録事務手数料:3,300円 |
実店舗 | あり |
mineoのおすすめポイント
- 必要なものだけ選べるシンプルな料金プラン
- 容量の少ない1GBコースもあり、ニーズに合わせて選べる
- 端末の種類が豊富でスマホを買い換えたい人にもおすすめ
- LINEのID検索にも対応
mineoの特徴
mineoは、ニーズに合わせて必要なものだけ選べるシンプルな料金プランが特徴の格安SIMです。
データ容量は1GBプランから用意されており、「普段はWiFi利用がメインだから、データ容量は少なくて構わない」といった人でも満足しやすいでしょう。
またmineoは動作確認済みのスマホが多く、500種類以上の端末で使用できます。現在のスマホをそのまま使い続けたい人でも、利用しやすい格安SIMです。
さらにmineoは、つい最近LINEのID検索機能が利用できるようになりました。年齢認証ができなくて困っている人でも、mineoに乗り換えればその悩みが解消します。
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LINEMO(ラインモ)
料金プラン (税込) | ・ミニプラン:990円 ・スマホプラン:2,728円 |
データ通信量 | 3GB、20GB |
音声通話料金 (税込) | 22円 / 30秒 |
通信速度 (※速度制限時) | 最大1Mbps |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替、PayPay残高 |
LINEMOのおすすめポイント
- プランがシンプルで選びやすい
- LINEのトークや、ビデオ通話がデータ消費なしで使い放題
- 口座振替で支払い可能
- 20GB使い切っても最大1Mbpsで通信できる
LINEMOの特徴
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用の低料金ブランドです。
20GBのプランであればテータ容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できるので、容量の少なさに不安を持っている方にもおすすめです。
1Mbpsは高画質でなければYoutubeなどの動画も問題なく視聴できるレベルの早さです。
また、LINEMOはLINEのサービスが豊富で、トークや音声通話、ビデオ通話のデータ通信が消費ゼロになったり、LINEスタンプが使い放題で楽しめます。
LINEのデータ消費がなしであれば、通信量を気にせず電話を利用できます。
一方で、実店舗がないことや家族割やセット割など割引がない点、スマホを端末を購入できないことなどがデメリットです。
格安SIMのデメリットまとめ
今回は、格安SIMを利用するうえで覚えておきたいデメリットを解説しました。
- 通信速度が大手キャリアと比べると不安定
- 店舗数が大手キャリアよりも少ない
- 最新のiPhoneなど、購入できる端末が少ない傾向にある
- キャリアメールが使えない格安SIMがある
- 「口座振替」や「デビットカード」で支払えない格安SIMが多い
- LINEのID検索ができない格安SIMが多い
- 乗り換え時、「SIMロック解除」と「端末の相性」のチェックが必要
- 初期設定(APN設定)を自分でおこなう必要がある
- データ通信容量が大手キャリアと比べると少ない
格安SIMには、注意すべきデメリットがあるのも事実です。しかし格安SIMの選び方に注意すれば、デメリットを最小限に抑えられます。
記事内で紹介した格安SIMはデメリットの少ないおすすめサービスなので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。