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インターネット回線

店舗向けWi-Fi導入前に知っておくべき情報

飲食、小売、アパレル、美容関係など、Wi-Fiを導入する店舗が増えています。安価な代わりに低速・低機能なWi-Fiを導入すると、業務効率が落ちたり顧客満足度を下げてしまう逆効果に。後で後悔しないよう、事前に検討すべき情報をご紹介します。

フリーWi-Fiが使える店舗に対する需要

※画像はイメージです

フリーWi-Fiを使った経験ある人が増えた結果、お店でWi-Fiが使えることに対する期待も高まっています。エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームの調査によれば、フリーWi-Fiの利用経験者は全世代平均で8割ほどに達しています。

フリーWi-Fiを提供するだけでなく、その品質も重要です。Wi-Fi自体は自宅でも使っている人が多いため、接続の簡単さやセキュリティ対策、十分な速度も大事です。

店舗にフリーWi-Fiを導入するメリット

現代では、スマホが常にインターネットにアクセスできる状態が当たり前になっています。調べ物をしたり、SNSを利用したり、メッセージをやりとりするのに必要です。

そうした状態に慣れているお客さまは、地下等の電波が入りにくい店内では、ストレスを感じてしまいます。「ギガが減る」という表現があるように、月末になると速度制限がかかってしまう方もいます。家族が買い物をしているのを待つ間、スマホで時間を潰している方もいらっしゃるでしょう。

フリーWi-Fiを導入することで、こうしたストレスを感じているお客さまの満足度が向上し、お店を選んでもらったりリピーターが増える要因となります。

業務用のWi-Fiは店舗業務の効率化にメリット

PCの利用はもちろん、スマホやタブレットによる注文受付やPOSレジの導入、IoT機器による状態監視など、ネット接続を必要とするIT機器は増え続けています。

従来はLANケーブルを配線する工事が必要で、配線工事やそのための休業など、費用面の負担や機会損失の原因となっていました。業務用のWi-Fiを導入することで、休業せずに利用開始できたり、レイアウト変更に強くなるメリットがあります。

店舗に導入するWi-Fiに必要な要件

店舗にWi-Fiを導入する場合、専用機器である「Wi-Fiルーター」が必要になります。Wi-Fiルーターは家電量販店でも扱っていますが、大半は「家庭用」のルーターなので、店舗で使用する場合は機能的にも性能的にも不十分。店舗向けには「業務用」のWi-Fiルーターが各社から出ています。

業務用のWi-Fiルーターと言っても、どのようなものを選べばいいのでしょうか。

Wi-Fiルーターの同時接続台数

お客さまへのフリーWi-Fi提供、そして店舗内の業務に欠かせないネット接続機器、これらをトータルで考えます。ぎりぎりの想定ではなく、余裕を持った台数である必要があります。例えば、ピーク時の来店者数を想定してみましょう。

家庭用Wi-Fiルーターと異なり、業務用Wi-Fiルーターは50台以上等の同時接続台数に対応しています。

Wi-Fiルーターの通信速度

接続台数が増えたり、設置場所から遠い場所だと通信速度が遅くなってしまうWi-Fiルーターがあります。原因がわからず、とりあえず再起動した経験がある方もいるのではないでしょうか。Wi-Fiルーターには、通信速度や電波が届く範囲などスペックの違いで複数のラインアップが用意されています。ある程度、余裕を見た機器選定が重要です。

例えば、店舗が広くなるほどWi-Fiルーターから離れた場所の端末には電波が届きづらくなり、通信速度も低下します。反対に、接続人数も最大で10名(10台程度)で店舗が狭い場合という場合は、そこまでのスペックは要求されません。

同時接続台数や速度の観点からルーターを選ぶ場合は、「IEEE802.11ad」や「IEEE802.11ac」と表示されているものを選べば安心です。

Wi-Fiルーターの管理機能

家庭用Wi-Fiルーターの多くは、ひとつの機器にひとつのアカウントしか用意されていません。こうしたニーズに対して、業務用ルーターでは「ゲスト用Wi-Fi」という、業務で使用するアクセスポイントとは別のゲスト用アクセスポイントを構成できる機能が付いています。

また、業務用Wi-Fiルーターでは、スタッフの入退職に対応して、セキュリティ対策として個人ごとにアカウントを発行する機能が付いていることが一般的です。

セキュリティ対策

ゲスト用Wi-Fiはあくまでも業務用機器とのアクセスポイントの切り分けで、それだけではセキュリティ対策としては不十分です。先ほど紹介した「通信デバイスのデータ使用に関する意識調査」の結果では、約7割のユーザーがフリーWi-Fiのセキュリティ面に心配があると回答しています。

こうした心配を払拭し、確実に顧客満足度を上げるためには、安全性の向上、つまりデータの盗聴や不正侵入リスクを防ぐ機能である「暗号化」と「認証」を備えたルーターが必要になります。

暗号化にはいくつか規格がありますが、現在の主流は「WPA2」という方式です。これは前のバージョンであるWPAの脆弱性を排除すべく2004年に登場した規格ですが、現在においてもとくに理由がなければこのWPA2の使用が推奨されています。

また、WPA2にはAESというアメリカ政府で使われている共通鍵暗号方式が採用されています。AESにもとづいて暗号化されたデータは解読不可能とまで言われるほどに信頼度が高いものです。

主流はWPA2ですが、それでもまだ弱点が発見されたため「WPA3」という方式も登場しています。しかし、こちらはまだ対応機器(Wi-Fi電波を受信する側)がそれほど多くないのが難点と言えます。

これらのことから、絶対に重視したいセキュリティ対策として「WPA2」方式を採用しているルーターを選ぶのがベストです。

月額費用

業務用ルーターを自社で入手し、それを担当者が設置、運営するのも可能ではありますが、店舗でWi-Fiを導入するのであれば、専門の業者に頼むのが手っ取り早く、かつ安心した運用が可能です。

専門業者に依頼する場合、気になるのがランニングコストです。参考までに各社の料金例をまとめました。

業者名初期費用月額費用通信速度同時接続台数
A社4950円3630円~最大1.3Gbps50台
B社23800円0円最大1.3Gbps64台
C社20000円3480円最大867Mbps126台

初期費用もそれほど高額ではなく、月額費用は0円もあるほどなので安いと思われるかもしれませんが、このほかに毎月プロバイダー料金が加算されるのでご注意ください。

基本的に金額とWi-Fiルーターの性能は正比例しますので、しっかりした業者を選ぶとなるとランニングコストはそれなりにかかってきます。

そしてもうひとつ業者に頼む際、サポートの充実度も重要なポイントとなります。

店舗Wi-Fi構築にもっともおすすめできる「Relay2」

店舗に導入すべきWi-Fiルーターは家庭用よりもハイスペックなものが要求されることは十分にご理解いただけたと思います。これまでに紹介した選定ポイントを含め、もっともおすすめできる業務用ルーター「Relay2を紹介します。

「Relay2」は東証一部上場、携帯電話等販売シェアNo.1のT-GAIA社が提供する高機能Wi-Fiルーターです。導入の手軽さ、高速処理、運用負荷の軽減といった特徴を持ちます。

Relay2 公式ページ

Relay2」は多機能型Wi-Fiアクセスポイントとネットワークセキュリティを1つの機器として提供します。この機器を既存の回線にLANケーブルをつなぐだけでOK。初期設定を行わずともWi-Fi環境を実現できます。

簡単さという面において、「Relay2」にはもうひとつの特色があります。新規で回線を契約する場合、オフィスや店舗のオープン日と合わないケースが出る恐れがあります。しかし「Relay2」は、固定回線以外にもLTE回線(携帯キャリア回線)を用いてのWi-Fi網構築も可能になっています。そのため、日程調整に神経を使う必要がないほか、LTE回線でのWi-Fi網構築の場合は工事に立ち会う必要はないため、スタッフの負担軽減にもつながります。

PCのOSであるWindowsは、定期的にアップデートが行われています。都度、それに対応したファイルのダウンロードが必要になります。大型のアップデートデータをダウンロードする場合、何台もダウンロード→インストールとなると、回線を圧迫してしまいます。

その結果、単に回線速度が遅くなってしまう程度の症状で済めば問題ありませんが、同時に多くの処理を行うためにルーターがダウンしてしまう可能性も低くはありません。こうなると、顧客もWi-Fiを利用できなくなってしまいます。

「Relay2」ではこうした回線負荷に対しWi-Fiアクセスポイントにコンピューター機能を持たせる「エッジコンピューティング機能で対応します。この機能は、Windowsのアップデートファイルのような同一ファイルの場合、マシンからの要求に応じてその都度ファイルをダウンロードするのではなく、「Relay2」のキャッシュ機能を利用して一度ダウンロードしたファイルを再利用します。こうして回線負荷を自動で軽減し、高速処理を実現します。

「Relay2」の店舗導入事例

ドラッグストアの「トモズ」では、来店客へのサービスとしてフリーWi-Fiを提供していましたが、スマホでの決済サービスの広がりによって通信容量が瞬間的に増大し、制限を受けてしまうケースが出てきました。その影響で、業務用アプリがフリーズするなどの問題が発生してしまい、解決策として「Relay2」を導入しました。

チェーン店で店舗数が多かったものの、「Relay2」のLTE通信回線の利用によって、工事不要で導入の手間を削減しました。その結果、1ヶ月という短期間で全店舗への導入が完了しています。

まとめ

店舗へのWi-Fi導入は、顧客に対するサービスの一環として集客効果を見込めるメリットがあるほか、業務効率化の面でもさまざまなメリットがあります。

いざWi-Fiを店舗に導入しようとなった場合、家電量販店にあるような家庭用のWi-Fiルーターでは機能・性能的に不十分で、業務用Wi-Fiルーターを選びましょう。

自社にWi-Fiルーター、ネットワークの管理を専門でできる人物がいれば問題ありませんが、サポートなどを考えると業者に依頼したほうが効率的です。

その場合は「Relay2」の導入がもっともおすすめ。既存の回線を使えば難しい設定をせずにすぐにWi-Fi環境が完成します。店舗によっては諸事情でネット回線が開通していないというケースもあります。この場合も「Relay2」LTE回線を使ったWi-Fi構築も可能です。こうした手軽さと高い処理能力が「Relay2」の長所となっています。

 

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