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インターネット回線

業務用Wi-Fiルーター選びの基準と選択肢

業務用Wi-Fiルーター

店舗やオフィスなど仕事で使うWi-Fiを構築するなら、業務用のルーターを使いましょう。家庭用Wi-Fiルーターと業務用Wi-Fiルーターでは求められる性能も能力も異なります。業務用Wi-Fiルーターでは「ネットにつなぐ」以外のどんな機能が必要なのか、業務用Wi-Fiルーターの選び方から、おすすめの機種までご紹介します。

業務用Wi-Fiルーターの基礎知識

家庭用のWi-Fiルーターとはなにが違う?

業務用のルーターと家庭用のルーターのもっとも大きな違いは、同時にWi-Fi接続できる台数の違いです。一般的な家庭用Wi-Fiルーターの同時接続台数は10台程度であるのに対し、業務用Wi-Fiルーターは数十台、場合によっては100台単位の同時Wi-Fi接続が可能です。家庭より広い場所での使用を想定しているため、電波が届く範囲が広く安定した性能が出るよう設計されてます。

電波が広範囲に届くということは、セキュリティ対策も重要です。セキュリティレベルの高い無線LANの暗号化はいくつかありますが、「WPA2」に対応しているケースが多いでしょう。そのアップデート版である「WPA3」といった暗号化方式であれば、従来の暗号化の方式との互換性を持たせつつ、セキュリティ性が高められているため、安心して利用できます。

「WEP」などの突破方法が知られた古い暗号方式しか使えない機種は、避けましょう。

さらなるセキュリティ対策として、認証サーバーと連携して一人ひとり別のアカウントを用意する「WPA2エンタープライズ」といった機能があります。WPA2エンタープライズ機能のひとつの例ですが、退職した社員に付与していたID/パスワードを消去することで、そのID/パスワードからネットワークへのアクセスを遮断できます。ひとつのID/パスワードしか使えない家庭用のWi-Fiルーターでは、こうした対策を講じられません。

もうひとつ、業務用Wi-Fiルーターと家庭用Wi-Fiルーターの大きな違いは、フリーWi-Fi・ゲストWi-Fiを提供できる点です。お客さまにWi-Fiを期待されている環境で、一台のWi-Fiルーターで社内向けのネットワークと切り離されたWi-Fiを提供できます。

業務用Wi-Fiルーターのメリット

有線LANからWi-Fiに切り替えることで、LAN配線が不要になり、レイアウトの自由が増すメリットがあります。先ほど紹介したように、業務用Wi-Fiルーターでは接続台数も増えるため、パソコンやスマホ、タブレット以外にも複合機やネット接続が求められるPOSシステム、さらには防犯システムなども含めて、レイアウトの自由度のほかにネット接続機器の数もさほど気にしなくても済みます。

そして、来客に対してWi-Fiネットワークを解放できる点も業務用Wi-Fiルーター導入のメリットです。Wi-Fiネット接続が必要な打ち合わせなどの効率化を実現できるほか、店舗であれば顧客に対して無料Wi-Fiサービスとすることも可能なので、集客のフックにもなります。
こうしたWi-Fiの開放は、通常のネットワークとは別に構築できるため、セキュリティ面の心配も無用です。

業務用Wi-Fiルーターの選定ポイント

業務用Wi-Fiルーター導入の検討にあたってのポイントを確認しましょう。

初期費用がどれぐらいかかるか?

業務用と謳われているWi-Fiルーターを単体で購入すれば、その代金のみが初期費用となります。業務用Wi-Fiルーターやネットワーク運用、セキュリティ対策に詳しい人員や部署があれば問題ありませんが、そうではない場合、設置からセキュリティ対策まで、社員・スタッフにかかる負担は大きくなります。

こうした場合は専門のサービスに依頼することになりますが、業務用Wi-Fiルーターを設置するための初期費用や月額料金といったランニングコストがかかることを考慮する必要があります。

同時接続は何台まで可能か?

電波が届く範囲内でできるだけ同時に接続できる台数が多い業務用Wi-Fiルーターを選ぶのがベターです。具体的には、その場でWi-Fiを使うと想定される人数×接続する機器数で計算しましょう。

ただし、あまりギリギリの同時接続台数で見積もってしまうと、通信速度の低下を招いてしまう原因になるので、先ほどの計算式からさらに余裕を持った台数を考慮し、それに見合った同時接続台数を表示している業務用Wi-Fiルーターを選びます。

セキュリティ対策がしっかりしているか?

先ほど紹介した暗号化方式の「WPA2」または「WPA3」方式を採用している業務用Wi-Fiルーターを選びましょう。

そのほかにもSSIDのステルス機能も重要になってきます。SSIDのステルス機能とは、アクセスポイントであるSSIDを接続機器(パソコンやスマホなど)から見えないようにする機能です。

サポートが充実しているか?

Wi-Fiトラブルの発生は、業務停止につながる危険性があります。このような事態に対応できる人員が社内にいない場合は、サポートが欠かせません。復旧まで面倒をみてくれる委託先があるかも業務用Wi-Fiルーター選びには必要な選定基準と言えます。

ゲストWi-Fiを利用できるか?

ゲストWi-Fiは、来客に対し一時的に自社のインターネット接続を可能にする機能です。WPA2エンタープライズ機能があれば、社内のネットワークとは別のID/パスワードを発行、つまり社内と来客のネットワークを切り分けた接続ができるため、セキュリティ面でのリスクを大幅に削減できます。

ゲストWi-Fiは打ち合わせや商談をスムーズに行える以外にも、集客面でのメリットもありますので、この点も業務用Wi-Fiルーター選びのポイントになります。

もっともおすすめの業務用高性能ルーターは「Relay2」!

業務用のWi-Fiルーターは家庭用のものとは異なる次元でのスペックが要求されることは十分にご理解いただけたと思います。これまでに紹介した選定ポイントを含め、もっともおすすめできる業務用Wi-Fiルーター「Relay2」を紹介します。

「Relay2」は東証一部上場、携帯電話等販売シェアNo.1のT-GAIA社が提供する、導入の手軽さ、高速処理、運用負荷を軽減、といった特徴を持つ、ネットワーク機能とサーバー機能が一体となったクラウドWi-Fiサービスです。

Relay2 公式ページ

LANケーブルをつなぐだけの簡単さ

業務用Wi-Fiルーターを導入するとなると、接続や初期設定の難しさといった懸念が出てくるのではないでしょうか?しかし、「Relay2」は多機能型Wi-Fiアクセスポイントとネットワークセキュリティを1つの機器、ワンストップで提供します。この機器を既存の回線にLANケーブルをつなぐだけ、初期設定を行わずともWi-Fi環境を実現します。簡単さという面において、「Relay2」にはもうひとつの特色があります。

新規で回線を契約する場合、オフィスや店舗のオープンと合わないといったケースが出る恐れがあります。「Relay2」の場合は固定回線以外にもLTE回線(携帯キャリア回線)を用いてのWi-Fi網構築も可能なため、日程調整に神経を使う必要はありません。さらに、LTE回線でのWi-Fi網構築の場合は工事の立ち会いの必要はないため、スタッフの負担軽減にもつながります。

回線負荷を軽減する「エッジコンピューティング機能」

オフィスや店舗において利用率が高いパソコンはWindowsではないでしょうか。Windowsは定期的にアップデートが行われており、都度、それに対応したファイルのダウンロードが必要になります。大型のアップデートデータをダウンロードするケースも出てきますが、これを何十台、場合によっては何百台もダウンロード→インストールとなると、回線を圧迫しています。その結果、単に回線速度が遅くなってしまう程度の症状で済めば問題ありませんが、同時に多くの処理を行うためにルーターがダウンしてしまう可能性も低くはありません。

「Relay2」ではこうした回線負荷に対し「エッジコンピューティング機能」で対応します。その一例として、Windowsのアップデートファイルのような、同一ファイルをマシンからの要求に応じてその都度ダウンロードするのではなく、「Relay2」のキャッシュ機能を利用することで、回線負荷を自動で軽減しています。

このエッジコンピューティング機能は、Wi-Fiアクセスポイントにコンピューター機能を持たせ、通信負荷の軽減につながる高速処理を行うこと、となります。

遠隔から機器状態を管理・確認が可能

新型コロナウイルスにより、テレワークの普及が広がりました。しかし、社員やスタッフの自宅回線から自社のサーバーなどにアクセスさせるのは、設定の手間やセキュリティ面といったネガティブポイントがあります。

「Relay2」ではオフィスのLANと社員自宅のLAN、それぞれに専用の機器を取り付けるだけで、オフィス出勤時と同じセキュリティのまま、社員自宅からオフィスネットワークにリモートアクセスできるようになっています。そして、管理用クラウドから利用状況や通信状態を確認したり、場合によっては分析することも可能です。

有線LANがなくてもWi-Fi環境を簡単に構築できる

先ほど紹介しましたが「Relay2」は単体でLTE通信も可能です。これは「LTE対応USBドングル(SIM)」を本体に挿入することで実現します。オフィスや店舗で、取り急ぎといったケースでの利用のほかにも、固定回線を引けないバスや車、イベント会場などでLTE回線を利用してのフリーWi-Fiの提供といったケースも想定できます。

Relay2の導入事例

「Relay2」がどのようなシチュエーションで利用されているか、具体的な事例を紹介します。

「ドラックストア トモズ」のRelay2導入事例

来店客へのサービスとして、同店ではフリーWi-Fiを提供していましたが、スマホでの決済サービスの広がりによって通信容量が瞬間的に増大し、制限を受けてしまうケースが出てきました。これによってアプリがフリーズするなどの問題が発生。その解決策として「Relay2」を導入しました。回線工事不要で導入の手間がさほどかからないこともあり、1ヶ月という短期間で全店舗への導入が完了しました。

教育現場でののRelay2導入事例

学校でもインターネットの利用が普及しているため、生徒が一斉にインターネットにアクセスしてしまうと回線負荷が増大してしまいます。これによって、コンテンツのダウンロードに必要以上の時間がかかったり、インターネットの検索や閲覧ができなくなり、授業に支障をきたす恐れが出るリスクがあります。

「Relay2」の導入によって、エッジコンピューティング処理によるキャッシュのダウンロードが使えるため、回線への負荷を軽減できます。

自社でルーターの設定・管理ができるならこちらもおすすめ

すでに固定回線があり、さらに自社でネットワーク管理をできるのであれば、導入費用だけですむ業務用Wi-Fiルーターの導入の検討もおすすめです。

同時接続台数が100台「以内」の場合

Aterm WG2600HP3 / NECプラットフォームズ

接続可能台数は18台と若干少なめなので、小規模のオフィスや店舗向けの業務用Wi-Fiルーターです。接続台数は少ないものの、「IPv6 IPoE」と「IPv4 over IPv6」に対応しているため、インターネット回線が混み合っていてもそれぞれの切り替えによって通信遅延を軽減できます。そのほか、接続機器の対応帯域、電波強度の識別によって、5GHz帯と2.4GHz帯、混雑していない電波帯への振り分けを自動で行い、高速通信を可能にしています。

Archer C5400 / TP-Link

最大64台までの同時接続が可能な本機。8本ある外部アンテナとビームフォーミングが接続機器までの距離、方向を自動で検知し、集中的に電波を送信することで高速通信を可能にしています。電波帯は2.4GHzと2種類の5GHzを用意し、最大で2167Mbpsの通信速度を実現しています。

同時接続台数が100台「以上」の場合

WAB-M2133 / ELECOM

本機は11ac wave2方式を採用し、最大で1733Mbpsの高速データ通信、そして広範囲の通信を実現しています。大容量データのダウンロードを快適に行えます。そして、1台で最大250台の同時接続が可能。Wi-Fi以外の電波発信機器、例えばコードレスフォンなどの干渉を検知し、自動で最適なチャンネル選択を行ってくれるのも特徴です。

Deco M9 plus / TP-Link

単体での利用のほか、複数台を組み合わせての「メッシュWi-Fiネットワーク」を構築でき、広範囲に渡ってWi-Fi電波を飛ばすことができます。したがって、電波を遮断してしまうような壁などの障害物が多い場合でも、エリア内における電波強度の格差を最小限に留められます。最大同時接続台数は100台以上、通信速度も最大でおよそ1000Mbpsとなっています。

まとめ

業務用Wi-Fiルーター設置は、セキュリティ対策や安定性など考慮すべき点が多いため、
意外とハードルが高いものです。

自社にネットワーク管理ができるスタッフがいない、もしくは少ないという場合は「Relay2」のようなサービスを利用するのが賢明と言えます。「Relay2」は導入から保守サポートまでをワンストップで提供しているため、安心感という点においても十二分におすすめできる要因になっています。

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