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海外旅行なら楽天モバイルとahamoどっちがおすすめ?料金や口コミまで徹底比較

海外旅行の準備を進めていて、現地でスマホをどう使おうかと悩んでいませんか?現地のWi-Fiだけでは不安だけど、高額請求も怖い。そんなジレンマを抱えている方も多いでしょう。

特に楽天モバイルとahamoは、どちらも海外ローミングサービスを提供していますが、それぞれ特徴が異なります。間違った選択をすると、現地で繋がらないトラブルや想定外の追加料金が発生してしまう可能性も。

そこで本記事では、両サービスをあらゆる角度から比較し、あなたの旅先での不安を解消できる最適な選択肢を見つけるヒントをお届けします。

せっかくの海外旅行をスマホの心配で台無しにしないために、ここでしっかり比較しておきましょう。

【海外ローミング情報まとめ】

ahamo楽天モバイル
対応国・地域数9191+ 一部航空会社・機種の機内
使用データ量月30GB
(オプション加入でも月30GBまで)
月2GB
追加チャージ+1GB/+550円+1GB/+500円
速度制限データ超過後に
チャージしない場合は最大1Mbps

ただし、海外利用から15日経過後は
帰国後も最大128kbpsに速度制限
データ超過後にチャージしない
場合は最大128kbps
国際通話料/SMS料エリアによって従量課金制利用限度額は
月50,000円相当まで
(超過後はデータ通信も利用停止)
Rakuten Linkアプリ利用で無料
+980円/月で海外かけ放題
利用限度額は月20,000円相当まで
※すべて税込 ※参照:ahamo , 楽天モバイル
目次

【結論】渡航日数×データ量×国で最適プランを決めよう

海外旅行で楽天モバイルとahamo、どちらを使うか悩んだときは、まず自分の旅行スタイルに照らし合わせて考えることが欠かせません。

なぜなら両者は仕組みや使い勝手が大きく違うからです。楽天モバイルは月2GBまでという上限はあるものの追加料金なしで利用でき、ahamoは月30GBと余裕がありますが15日を超える長期利用には不向きです。

ここでは「滞在日数」「必要なデータ容量」「渡航先の国」という三つの軸を基準に、どのプランが合うのかを整理しました。

それでは具体的に見ていきましょう。

2日程度の短期滞在で2GBくらいで十分なら、楽天モバイルがおすすめ!

短期間の海外旅行であれば、楽天モバイルの海外ローミングが経済的でおすすめです。

楽天モバイルなら、月額基本料金内(月1,078円~3,278円・税込)で海外91の国と地域でのデータ通信に対応

無料利用は2GBまでの制限はありますが、2~3日の滞在であれば地図アプリや翻訳アプリ、緊急時の連絡には十分な容量です。足りない場合は、1GBあたり500円で必要な分だけチャージすることもできます。

韓国や台湾などの近隣国に短期滞在するのであれば、追加設定不要でそのまま使える楽天モバイルがお得かつ手軽で便利でしょう。Rakuten Linkを使用すれば日本の電話番号との国際通話が無料なので、一緒に海外旅行する友だちとも連絡が取りやすいです。

10日程度の中期滞在で不自由なく使うなら、ahamoがおすすめ!

1週間から10日程度の滞在で、現地でのデータ通信を頻繁に利用したい場合は、ahamoが有利です。

ahamoの海外ローミングは月30GBまで月額基本料金内(月2,970円・税込)で利用できるため、地図アプリの常時使用やSNSへの動画投稿、ビデオ通話なども安心して行えます。特に仕事関連の出張や家族旅行で写真や動画を多く撮影・共有する場合には、容量の心配をする必要がありません。

ヨーロッパ周遊10日間の旅行を例に挙げると、毎日の観光ルート検索、レストランの口コミ確認、写真のクラウドバックアップなどを行っても、ahamoなら余裕を持って対応できるでしょう。事前の申請や手続きが不要なので、渡航の面倒事を減らせます。

15日以上の長期滞在で大容量を使いたいなら、海外eSIMがおすすめ!

15日を超える長期滞在や、大容量のデータ通信が必要な場合は、楽天モバイルやahamoの海外ローミングよりも海外eSIMサービスの利用を検討しましょう。

その理由は、ahamoの海外ローミングは15日以上の連続利用で制限がかかってしまい、帰国まで速度制限下でしか利用できなくなるため。楽天モバイルも無料で利用できるのは2GBまでで、それ以上利用すると追加料金が発生してしまいます。

長期滞在では、グローバルに使える海外eSIMサービスのほうが、コスパと利便性の両面で優れているでしょう。サービスによってはテザリング機能も制限なく使えるため、ノートパソコンでの作業も快適に行えます。

【海外eSIMサービスのおすすめはこちら!】
海外eSIMおすすめ徹底比較!旅行を後悔しない選び方や使い方完全ガイド

【料金比較】楽天モバイルは従量制プラン、ahamoはシンプルなワンプラン

楽天モバイルは従量制プランで月額1,078円〜3,278円(税込)、ahamoは定額制で月額2,970円(税込)です。

項目ahamo楽天モバイル
月額料金2,970円(30GB)
大盛りオプションを追加すると…
計4,950円(計110GB)
~3GB:1,078円
3~20GB:2,178円
20GB~無制限:3,278円
通話料5分かけ放題込み
+1,100円で無制限
Rakuten Linkアプリで
国内・海外通話無料
国際通話料/SMS料エリアによって従量課金制
利用限度額は月50,000円相当まで
(超過後はデータ通信も利用停止)
Rakuten Linkアプリ利用で無料
+980円/月で海外かけ放題
利用限度額は月20,000円相当まで
追加チャージ+1GB/+550円+1GB/+500円
海外ローミング91カ国・地域で月30GBまで無料
以降1GBあたり550円チャージ
※海外利用から15日経過後は最大128kbpsに速度制限
90カ国・地域で月2GBまで無料
以降1GBあたり500円チャージ
解約金・縛りなしなし
提携ポイントdポイント楽天ポイント
割引制度なし最強家族プログラム
毎月110円引き

最強こどもプログラム(~12歳)
毎月最大440円引き(~3GBの場合)

最強青春プログラム(~22歳)
毎月最大110円引き

最強シニアプログラム(65歳~)
毎月最大1,210ポイント還元
(15分かけ放題&安心パック利用時)

最強おうちプログラム
毎月1,000ポイント還元
(Rakuten Turbo/楽天ひかり申し込み時)
※すべて税込 ※参照:ahamo , 楽天モバイル

楽天モバイルは月2GBまで追加料金なしで利用でき、超過分は1GBあたり500円(税込)で追加購入が可能です。一方、ahamoは国内外合わせて30GBまで利用でき、超過後は1GBあたり550円(税込)で追加購入できます。

【具体的な費用例】

3日間の韓国旅行で1.5GB使用した場合

  • 楽天モバイル:1,078~3,278円(税込)
  • ahamo:2,970円(税込)

ただし、10日間のヨーロッパ旅行で20GB使用する場合、楽天モバイルは追加費用9,000円(18GB分・税込)が必要で。総額は月10,078~12,278円(税込)になってしまいます。ahamoは基本料金2,970円(税込)のみで済むのが、見極めポイントとなるでしょう。

【容量比較】無料で使える海外ローミングのデータ容量と超過時の対応は?

海外でスマホを使うときにまず気になるのが「どれだけデータを使えるのか」と「上限を超えたらどうなるのか」。ここを知らずに渡航すると、帰国後の請求額に青ざめる…なんてことにもなりかねません。

項目ahamo楽天モバイル
基本データ量(国内)基本:30GB
大盛りオプション:+80GB
無制限
使用データ量(海外)月30GB
(オプション加入でも月30GBまで)
月2GB
速度制限データ超過後に
チャージしない場合は最大1Mbps

ただし、海外利用から15日経過後は
帰国後も最大128kbpsに速度制限
データ超過後に
チャージしない場合は最大128kbps
追加チャージ+1GB/+550円+1GB/+500円
※すべて税込 ※参照:ahamo , 楽天モバイル

楽天モバイルはシンプルで、月2GBまでは追加料金なし。ただし、それを超えると通信速度は一気に128kbpsまで落ち込みます。追加チャージをすれば高速通信に戻せますが、何度も買い足していると出費が重くなるのは避けられません。

対してahamoは、海外でも月30GBまで利用できるのが大きな安心材料です。仮に使い切ったとしても速度は最大1Mbpsで維持されるため、地図アプリやメッセージ程度なら問題なく使えます。ただし長期滞在、特に15日を超える場合は速度制限が入ることがあるので、その点だけ注意が必要です。

用途30GBで使える目安
動画視聴 dアニメストアで高画質約25時間
音楽サービス dヒッツで通常音質約6,000曲ダウンロード
オンライン会議/学習約50時間
ニュースサイトの閲覧9.9万ページ
メール送受信6万通
地図アプリ3万回
※引用:ahamoのギガ数はどれくらい?使える目安や確認・変更・追加購入方法を解説

実際の旅行をイメージするとわかりやすいでしょう。観光で写真をアップしたり地図を頻繁に使えば、2〜3日で2GBに達することもあります。一方でahamoなら、10日間で15GBほど使ってもまだ余裕がある計算になり、長めの滞在でも安心して使えるはずです。

【口コミ比較】実際に使ったユーザーが「つながる」と実感した国や地域

実際に海外で両サービスを利用した方々の口コミを見ると、それぞれの特徴がより鮮明に浮かび上がってきます。

【実際の口コミで「つながった」と報告された国・地域の一例】

楽天モバイルイギリス、ドイツ、韓国、台湾、ベトナム、マレーシア、シンガポール、タイ、インド、スリランカ、カナダ、ハワイ、グアム、トルコ(かなり不安定)
ahamo韓国、香港、台湾、中国、ドイツ、イギリス、フランス、ベルギー、アメリカ(場所によっては弱い)

重要なのは、どちらのサービスも現地の通信インフラに依存するという点です。同じ国でも都市部と郊外、建物内と屋外で接続状況が変わることがあります。

実際の利用者の声を通じて、あなたの旅行先での使用感をイメージしてみましょう。

【楽天モバイル】データ月2GBだけでなくRakuten Linkで電話が無料な点が魅力的

楽天モバイルユーザーの口コミで挙がっていたのは、Rakuten Linkアプリによる無料通話の便利さです。

“友人がトルコ、イギリス、ドイツがオッケーだといってました。ただ楽天がどうのでなくて、地元の電波によりますね。トルコはかなり不安定だそうです。それだとeSIM買っても一緒かと思います。Wi-Fi借りる方が確実かも。
私は韓国、ベトナム、マレーシア、シンガポール、タイ、インド、スリランカ、カナダ、ハワイ、グアムオッケーでしたよ。それもその国の電波によります。不安定なことはシム買ってもかわらないです。
楽天は、日本のスマホや、日本あてのアプリ電話は完全無料なんでとりあえずこれが最高です。通信料全部楽天がもってくれます!!”

引用:ガールズちゃんねる(#165、2025年7月14日投稿)

“海外在住。一時帰国時、不便なし。海外から日本への電話が無料なのが素晴らしい”

一部引用:ガールズちゃんねる(#106、2025年1月23日投稿)

Rakuten Linkは、楽天モバイル契約者なら誰でも利用できる公式通話アプリです。海外滞在中でもインターネット回線さえあれば、日本番号への海外での発着信やSMS送受信が無料になるのが最大の強み。

通常は国際電話で高額になりがちな通話費用を気にせず、日本の家族や友人とやり取りできるので、旅行や出張の強力な味方になります。

また、楽天モバイルは一部の航空会社で機内ローミングに対応しており、追加料金なしで利用可能。速度は限定的ですが、空の上で日本と繋がれる安心感が大きな魅力です。

ほかにも楽天モバイルユーザーからの実用的なアドバイスとして、「事前に接続先の口コミをチェックしておく」という情報もあります。事前に接続状況を調べることで、より安心して利用できるということです。

“楽天リンクアプリのチャット問い合わせで、渡航予定先の国のどのキャリアと契約しているか確認して、キャリアの接続状況をTwitterとかで検索すると大体予測できますよ。でも基本は調べなくても問題ないとおもいます。
海外シムが同じといったのは、同じ要領で地元のキャリアに接続するからです。
良い旅になりますように!ローミングオンは忘れずにしてくださいね。機内では入りづらいかもですが、そんな時は機内モードにしてみたり、切り替えを焦らず試してくださいね。”

引用:ガールズちゃんねる(#210、2025年7月18日投稿)

【ahamo】各地域で問題なく使えた・手続き不要で便利との報告あり

ahamoユーザーの口コミで際立つのは、設定の簡単さと広範囲での安定性です。

「海外でもそのまま使えて楽だったよ。設定画面でモード変えるだけ」という声があるように、複雑な設定や事前手続きが不要な点が評価されています。

“海外でもそのまま使えて楽だったよ。設定画面でモード変えるだけ。友達は現地SIM買ってたけどうまく繋がらなくて数日使えなかった”

引用:ガールズちゃんねる(#20、2025年9月24日投稿)

“ドイツ、イギリス、韓国、中国で使ったけど電波普通だった!楽ちんだよね。”

引用:ガールズちゃんねる(#53、2025年9月24日投稿)

各地域で問題なく使えたという声もあります。

“韓国、香港、台湾で使ったけど問題なく使えたー
ヨーロッパとかアメリカだと場所によっては弱いみたいだね”

引用:ガールズちゃんねる(#50、2025年9月24日投稿)

“フランス(パリと地方)、ベルギー 問題なく使えた。”

引用:ガールズちゃんねる(#100、2025年9月24日投稿)

ただし、利用者からは「15日以内しか使えないと思うけど」という注意点も挙げられており、長期滞在時の制限について認識が必要であることが分かります。

“家族が出張族だけど、アジア、ヨーロッパ、アメリカとも特に不便なく使えると言ってた。とても便利。15日以内しか使えないと思うけど。”

引用:ガールズちゃんねる(#114、2025年9月24日投稿)

楽天モバイルの海外ローミング:月2GBを対象国で使える

楽天モバイルの海外ローミングは、追加料金なしでそのまま利用できるのが魅力です。事前の申込や特別な設定もいらず、旅行先に着いた瞬間からネットに接続できます。月2GBという上限はあるものの、数日程度の旅行なら問題なくカバーできるでしょう。

【対応する91の国と地域】25年8月時点

北米アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、カナダ、グアム、サイパン
アジアインド、インドネシア、韓国、カンボジア、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、中国、ネパール、パキスタン、フィリピン、ベトナム、香港、マカオ、マレーシア、ミャンマー
ヨーロッパアイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アンドラ、イギリス、イタリア、ウクライナ、ウズベキスタン 、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、ジブラルタル、ジャージー、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ共和国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ポーランド、ポルトガル、マルタ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、ロシア
オセアニアオーストラリア、ニュージーランド
中東アラブ首長国連邦、イスラエル、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン
中南米グアテマラ、グアドループ、ブラジル、フランス領ギアナ、ペルー、マルティニーク、メキシコ
アフリカアルジェリア、エジプト、ガーナ、タンザニア、チュニジア、南アフリカ、モザンビーク、モロッコ、レユニオン
※参照:楽天モバイル

さらに一部の航空会社では機内ローミングにも対応しており、フライト中にメールを確認したり、日本と連絡を取り合えるのも安心感につながります。

【機内ローミングが可能な航空会社・機体】

機体航空会社
エアバスA330エアリンガス、ITA航空、ルフトハンザ航空、SASスカンジナビア航空、スイスインターナショナルエアラインズ、TAPポルトガル航空、トルコ航空
エアバスA340ルフトハンザ航空、スイスインターナショナルエアラインズ
エアバスA350アシアナ航空、キャセイパシフィック航空、エティハド航空、ルフトハンザ航空、マレーシア航空、シンガポール航空、トルコ航空
エアバスA380ルフトハンザ航空
ボーイング747ルフトハンザ航空
ボーイング777エティハド航空、エバー航空、クウェート航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、トルコ航空
ボーイング787ビーマンバングラデシュ航空、エジプト航空、エティハド航空、シンガポール航空、トルコ航空、ウズベキスタン航空
※参照:楽天モバイル

無料で使える上限は月2GBまで│追加購入方法を解説

月2GBの無料容量は、普通の観光旅行なら2~3日間は十分に利用できる量です。しかし、写真や動画を頻繁にSNSにアップロードしたり、動画ストリーミングを視聴したりすると、1日で消費してしまう可能性もあります。容量の残量は「my 楽天モバイル」アプリで随時確認でき、使いすぎを防げます。

容量を超過した場合、通信速度は最大128kbpsに制限。この速度でもテキストメッセージの送受信や緊急時の地図確認は可能ですが、写真のアップロードや動画視聴は困難になります。

高速通信を継続したい場合は、1GBを500円(31日間有効)で追加購入できます。購入はアプリから簡単に行え、購入後すぐに高速通信が復活します。

データチャージ方法
  1. my 楽天モバイル「ホーム」の「データチャージ」画面を開く
  2. 「データチャージ」をタップ
  3. チャージするデータ容量を選択して「購入する」をタップ
  4. 手続き完了

※参照:データチャージ(ご利用方法) | オプションサービス | お客様サポート | 楽天モバイル

Rakuten Linkなら国際通話・SMSが無料!ただし注意点も

Rakuten Linkを使えば、海外からでも日本への通話やSMSが無料になります。しかも通信量を消費しないので「長く話したら容量が減るのでは?」と心配する必要もありません。

アプリ同士なら海外にいる友人とも通話料ゼロ、日本の家族に電話しても追加料金はかかりません。さらに、日本の電話番号宛てなら相手がアプリを使っていなくてもSMSを無料で送れるのは便利です。

ただし、iPhone版では相手がアプリ未利用だと標準アプリで着信するため、その場合は料金が発生します。また、特番など一部の番号は対象外で、利用できる国や地域も限られているので、出発前に公式サイトを一度確認しておくと安心です。

ahamoの海外ローミング:月30GBを対象国で使える

ahamoでは月額2,970円の基本料金で、国内外合わせて月30GBまでデータ通信が利用できます。

この容量は海外ローミング専用ではなく、日本国内での使用分と合算です。それでも、30GBという大容量で海外旅行中も容量を気にせず利用できます。

【対応する91の国と地域】25年8月時点

北米アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、カナダ、グアム、サイパン、アラスカ
アジアインド、インドネシア、韓国、カンボジア、シンガポール、タイ、台湾、中国、バングラデシュ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、香港、マカオ、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス
ヨーロッパアイスランド、アイルランド、アゾレス諸島、アンドラ、イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オーストリア、オランダ、カザフスタン、カナリア諸島、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、ジョージア、スイス、スウェーデン、スペイン、スペイン領北アフリカ、スロバキア、スロベニア、チェコ共和国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マディラ諸島、モナコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、ロシア
オセアニアオーストラリア、ニュージーランド、ナウル、フィジー
中東アラブ首長国連邦、イスラエル、オマーン、カタール、サウジアラビア、ヨルダン
中南米米領バージン諸島、エクアドル、チリ、プエルトリコ、ブラジル、ペルー、メキシコ
アフリカエジプト、ガーナ、ナイジェリア、南アフリカ、モロッコ、レソト
※参照:楽天モバイル

国内外で月30GB使える!ただし、15日以上の長期滞在には推奨しません

ahamoの海外ローミングは容量が多く、短期の旅行なら安心して使えるのが強みです。月30GBは、動画視聴や地図アプリの利用が多くても余裕があるレベルで、仮に使い切っても最大1Mbpsで通信が続けられます。

ただし注意したいのが利用期間。海外で15日以上連続して使うと速度が128kbpsまで落ち、快適さは一気に失われます。この制限は日本に戻るまで解除できず、追加データを買っても改善しません。

そのため、短期の旅行や出張なら便利ですが、留学や長期駐在では現地SIMやeSIMを併用したほうが安心です。

【注意】大盛りオプションの80GB分は海外では使えない

ahamoの大盛りオプションは、月額1,980円で追加80GBを利用できるサービスです。国内利用では基本の30GBと合わせて110GBまで利用できますが、海外ローミングでは追加の80GB分は利用できません。海外では基本プランの30GBまでが利用上限となります。

ただし、国内利用分として80GBを消費せずに海外に出発すれば、帰国後により多くの容量を利用できるというメリットはあります。長期の海外旅行から帰国した月に、大容量のデータ通信が必要な場合には有効活用できるでしょう。

【FAQ】楽天モバイルとahamoの海外ローミングに関するよくある質問

最後に、楽天モバイルとahamoの海外ローミングに関するよくある質問をまとめました。

楽天モバイルでの海外ローミング設定方法は?

海外で迷わず使うコツは、「出国前→到着後→帰国後」の3ステップを順番に押さえることです。

1.出国前:my 楽天モバイルで設定を確認

データ通信を使うなら海外ローミング(データ通信)をON
通話・SMSも使うなら…
OS標準アプリを使う場合:国際通話・国際SMS(海外でOS標準の電話アプリ・メッセージアプリ利用時)をON
Rakuten Linkを使う場合:国際通話・国際SMSをON

2.到着後:端末側のローミングをONに

端末の設定から「データローミング」をONにします。OS標準の通話・SMSだけ利用する場合は、端末側のデータローミング設定は不要です。

帰国後:不要なローミングをOFFに戻す

1と2でONにしていた各種設定をそれぞれOFFに

楽天モバイルでは、日本出発前に一度、楽天モバイル回線へ接続しておくことが推奨されています。

この3ステップを覚えておけば、空港に着いてから慌てることはありません。

ahamoでの海外ローミング設定方法は?

ahamoでは、アプリでの設定変更は不要です。渡航先でデータを使いたい時に、スマートフォンの設定アプリから「データローミング」をONに設定するだけで利用できます。帰国後にデータローミングをOFFにしましょう。

なお、ドコモでは海外ローミングとして「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」を提供していますが、ahamoでは利用できません。

楽天モバイルとahamoをデュアルSIM運用するメリット・デメリットは?

普段は楽天モバイルで料金を抑えつつ、つながりが不安な場所や大事な連絡はahamoへサッと切り替える――この使い分けが現実的です。海外でも、軽い連絡やSNSは楽天モバイル、地図や動画で足が出そうならahamoへ、という分担ができます。

メリット・楽天モバイルの経済性とahamoの安定性を使い分けできる
デメリット・月額コストは単一回線より高くなる(月4,048~6,248円・税込)
・設定や管理が複雑になる

一方でデメリットも。両方の基本料金が発生するため、月額コスト(最安4,048円・税込)は単一回線より高くなります。

加えて、設定と運用の手間は避けられません。どの回線でデータを使うか、通話はどちらを既定にするか――場面ごとに切り替えが必要です。

まとめ|あなたの旅行スタイルに合った最適な選択を

通信は「安いほう」で即決できるテーマではありません。日数/使い方/行き先の3点で考えると迷いにくいです。

  • 短期+連絡・地図が中心 … 楽天モバイル。2GB内で収まる旅なら手軽
  • 1〜2週間ほど+動画やクラウドもそこそこ … ahamo。30GBの余裕が効きます
  • ビジネスで“落とせない連絡”がある … ahamo。手続き不要で安定運用
  • 15日超・大容量常用 … 海外eSIMやポケットWi-Fiを併用し、速度制限や費用を回避

最終判断は、渡航頻度・滞在日数・想定データ量、そして「現地で不安なく使えるか」をどこまで優先するかで決まります。準備が整えば、あとは旅を楽しむだけです。