15日に放送されるドラマ『太陽の子』。戦時下の科学者の苦悩を描く青春群像劇だが、三浦さんは柳楽が演じる主人公・修の弟「裕之」を演じている。この日の『土スタ』では、事前に三浦さんに取材したインタビュー映像がオンエアされた。
三浦さんは最初にドラマへの思いを吐露。「全く戦争を経験したことない僕たちがイマジネーションを働かせ、文献を基に、スタッフそして研究者の協力を経て1つの台本になっている」と力を込めた。さらにこの作品を視聴者に「届けることが、大きな流れを始めさせないキッカケになる」と、戦争抑止につながると語った。
そして劇中の印象的なシーンとして、裕之が海で失踪し、修そして有村架純演じる幼馴染の世津が捜し回る場面を挙げた。続けて、自暴自棄になった裕之を修が平手打ちして目を覚まさせるというシーンのリハーサルについて、「どうしても柳楽君の優しさが出てしまって、(平手打ちする)モーションに入ると、どうしても、優しく子犬をなでるような芝居になってしまった」と笑った。
こうした生前の姿を見た柳楽はコメントを求められると、目に涙を浮かべて「そうですね…」と言葉を絞り出しながら回顧。三浦さんが平手打ちするシーンは、日の出を狙った1発撮りだったと説明した。
また、インタビューで彼が打ち明けていた「柳楽君の優しさが出た」という話に対しては、「春馬君が、そう思っていたのは僕は知らなかったので、ごめんね」と詫びる一幕も。
同じく共演した有村は、「春馬さんが笑ったら、本当にみんなが笑顔になる」と話した。 また先に三浦さんが印象的だと述べたシーンが撮り終えた日、彼からわざわざ電話をもらったそうで、「本当にあのシーンは刺激をもらった、学ばせてもらった」と熱く語ってくれたのだとか。
最後に有村は、「背中を押してくれるひと言を、必ずかけてくださる方だった」と偲んでいた。