『攻殻機動隊S.A.C.』タチコマでウイルス対策! 無料セキュリティソフトを体験 | RBB TODAY

『攻殻機動隊S.A.C.』タチコマでウイルス対策! 無料セキュリティソフトを体験

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人気キャラクター“タチコマ”が自分のPCを守ってくれる! そう聞くと、ファンは思わず「どういうこと?」と気になるはず。

『攻殻機動隊』とは士郎正宗による人気コミックで、日本を代表するSF作品である。アニメ化やハリウッドでの実写映画化もされ、世界中から熱烈な支持を集める。タチコマとは、TVアニメ『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズに登場する、AIを搭載した思考戦車のこと。戦車なのによくしゃべり、妙に人間らしいところがかわいい、人気のキャラクターだ。作中でタチコマは「エージェント機能」というものを備えており、ネットの海にダイブ(接続)して、さまざまな情報収集や解析、危険の察知などを行う。

この「エージェント機能」さながらに、ユーザーのWeb閲覧を監視して、ウイルスに感染する危険性がある悪性サイトへのアクセスをブロックしてくれる無料のソフトが、「タチコマ・セキュリティ・エージェント(タチコマSA)」だ。インストールすると、webサイトの安全性を確認でき、万が一、危険性があるサイトの場合はアクセスをブロックしてくれる。

この「タチコマSA」、実は国立研究開発法人情報通信研究機構の委託研究であるWeb媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」の実証実験であり、このプロジェクトに参加し、中心的な役割を果たしているのが「KDDI総合研究所」だ。目的はWebサイトを閲覧するだけでマルウエアに感染する「Web媒介型攻撃」の実態把握と対策技術の向上にある。



その仕掛けがいかにも『攻殻機動隊』らしくて面白い。多くのユーザーが「タチコマSA」をダウンロードすることで、ネット上に分散した「タチコマがSA」たちが情報を集約し、横断的に分析などを繰り返し、最新の「Web媒介型攻撃」に対応する。

原作に登場した、複数のタチコマが独自に見聞きした情報を全個体で共有する概念、「並列化」を再現しているのだ!

なにはともあれ試してみよう。


かわいらしく動くタチコマが悪質サイトをブロック





まずは「WarpDrive」のサイトから「タチコマSA」をダウンロード・インストールする。対応ブラウザは「Chrome」のみだ。



画面右上の「Chromeに追加」をクリックすればOK。設定後に「Chrome」を開くとトップページの背景画像が『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズ仕様に変更された!





10枚ある画像から好きなものを選んだり、ランダムで表示させたりすることができる。これだけでも、テンションが上がりそうだ。

手始めに、この「TIME&SPACE」のサイトをチェック。悪性サイトかどうかのチェック方法は簡単で、アドレスバーの右側に出現する、3つの丸いアイコンをクリック。ファンならお分かりだと思うが、これはタチコマのアイボールをモチーフにしている。



クリックすると、画面上に新たなウインドウが開かれてタチコマが表れ、「異常なしであります」とか「このページは安全だね」などといった吹き出しが表示。これで悪性サイトではないことがわかる。



さらに、ウインドウ内のタチコマをクリックすると、かわいらしく動きながら、「無論です。こう見えてもプロですから」とか「バトーさーん!」、「お喋りしてると少佐に怒られるよ…」など、作中で発したセリフを表示。

万が一、訪れようとしたサイトがウイルスに感染する可能性のある危険なページだった場合、アクセスを遮断し、注意を喚起する画面が表示。悪性サイトに飛ぶのをブロックしてくれる。




台詞や動きはアニメに忠実。ファンも納得の作り込み



このように危険なサイトをブロックするするのが「タチコマSA」の主たる機能だが、原作の世界観を忠実に再現した見せ方にもこだわりが感じられる。プロジェクトに携わった「KDDI総合研究所」の山田 明に話を聞いた。

「『タチコマSA』では、Web閲覧履歴やWebコンテンツの可視化も行っています。Web閲覧履歴の可視化では過去、どんなサイトにアクセスしたかを、Webコンテンツの可視化では、そのサイトが使っているJavaScriptや画像、動画、CSSなどの数を表示しますが、これを作品の世界観に沿ったものにしました」

例えば、Web閲覧履歴の可視化では、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』の第19話で、少佐(草薙素子)がタチコマと一緒にクゼの電脳に向かっているシーンをモチーフにしたとのこと。



「アニメでは背景がオレンジ系ですが、『タチコマSA』では、ソフトの基軸色のブルーを使いました。それ以外は、ほぼ同じです」と山田。聞けば、本人も攻殻機動隊の大ファンだとか。クリックすると変わるタチコマのセリフも、すべてのセリフリストを入手し、当てはまるものを選んだという。

「アニメでは背景がオレンジ系ですが、『タチコマSA』では、ソフトの基軸色のブルーを使いました。それ以外は、ほぼ同じです」と山田。聞けば、本人も攻殻機動隊の大ファンだとか。クリックすると変わるタチコマのセリフも、すべてのセリフリストを入手し、当てはまるものを選んだという。







「Webサイトの閲覧で危険な目に遭わないためには、自分がどういったサイトにアクセスしているかを意識することが重要です。閲覧履歴やWebコンテンツの可視化は、アクセスしたWebサイトに興味を持ち、意識してもらうための仕組みのひとつです」


大勢の人が使えば使うほど、悪質なサイトの情報が集まる



無料のセキュリティソフトとして使えて、ファンの期待も裏切らない作り込みも魅力の「タチコマSA」。最後に、最新ウイルス事情やプロジェクトの目指す先をグループリーダーである「KDDI総合研究所」の窪田 歩に聞いた。



「ウイルスと言えば、以前はメールに添付されたファイルを開くと感染するタイプが多かったのですが、最近はWebサイトを閲覧しただけで感染する『Web媒介型攻撃』が増えています。しかも、見るからに怪しいサイトではなく、一般的な企業のサイトでも、改ざんされているケースがあります。2015年には成田空港のサイトに不正アクセスが発生。レストラン情報やショッピング情報などのリンクをクリックすると、ウイルスに感染するサイトに誘導されるといった改ざんがありました」

もしもウイルスに感染した場合はどんな被害があるのだろう。

「ひと昔前はウイルス感染後すぐに被害が広まるものが主流でしたが、最近はより巧妙化しています。感染した直後は潜伏して、ネットバンキングやショッピングサイトにアクセスした際に起動するウイルスもあります。パスワードやクレジットカード番号などが盗まれ、不正に預金を引き出されたり、カードを使った買い物をされたりすることも。仮想通貨を得るためにPCが不正使用される『クリプトジャッキング』も最近、流行っています」
ウイルス感染を防ぐには、悪性なサイトにアクセスしないことだが、悪性サイトの実態を把握するのは非常に難しいという。

「Webサイトは星の数ほどあるので、我々だけでチェックしても追いつきませんし、実は研究機関からのアクセスは相手にバレやすいんです。そこで、『タチコマSA』をみなさんに使っていただければ、ウイルス感染の危険があるサイトの情報が多く集まり、そこから悪質なサイトや悪質でないサイト、両方の傾向が分析可能となり、より精度が高いブロッキングができるようになるんです」

重要なのは、「普通に生活している人のPC環境を使うこと」。これによって、閲覧するWebページの種類がかたよらず、広範囲に渡ってチェックができる。ユーザーとしても、危険なサイトを水際でブロックできるのはありがたい。



現在、「タチコマSA」が使えるのはPCだけだが、2020年を目途にスマートフォンやIoT機器など、日常のさまざまな局面へと範囲を拡大していくとのこと。みんなが使えば使うほど、サイバーセキュリティー技術が向上し、社会貢献にもつながる「タチコマSA」。実証実験は2019年3月31日まで行われるが、無料で誰でも自由に使えるセキュリティソフトなので、みんなでダウンロードして使って欲しい。

文:TIME & SPACE編集部
TIME&SPACE

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