まずはアプリの概要と狙いについて聞いた。「AgriBus-NAVI」は、Android OS 4.0.3以降のタブレット・スマホに対応したアプリ。トラクターの真っ直ぐで等間隔な走行を支援するとともに、どこまで農作業が終わったかを”見える化”できる。「トラクターを正確に走らせるということは、イチバン基本的なことですが、実はとても難しいことでもあります。前だけでなく、横や後ろも確認しながら走らせる必要があるからです。そして速度にも気を付けなければなりません」と濱田氏。ではトラクターを歪んで走らせてしまうと、どんな問題が発生するのだろうか。「収益減に直結します。例えば走路の間隔が詰まると肥料や薬剤だけでなく燃料も無駄になり、農作物の品質も低下します。逆に間隔が空くと雑草が生え、病害虫が発生し、やはり収穫に影響が出ます」。