「PCメガネ」の効果って結局どのくらいあるの? | RBB TODAY

「PCメガネ」の効果って結局どのくらいあるの?

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「PCメガネ」の効果って結局どのくらいあるの?
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一時は大流行しかけたものの、最近はあまり耳にしないPC用メガネ。実際のところ効果があるのかないのか、「PC用メガネは使う意味があるのかどうか」を考えてみよう。

◆PCメガネの効果とブルーライトの関係性は実証されていない
そもそもPC用メガネとは、液晶ディスプレイのLEDから放たれる、ブルーライト光線のカットを売り文句に登場した製品だ。

が、ブルーライト自体は自然界の青空光にも存在し、蛍光灯からも発せられる。LED照明も同様ではないのか? など、さまざまな反論も記憶に新しい。

では、実際にPC用メガネを使用した方の印象はといえば、これまた賛否両論なのだ。まず、「効果あり」と感じた方には、次のような意見が多い。

・液晶ディスプレイが柔らかい感じになり、見やすくなった
・メガネを外すと、液晶画面がギラギラして見づらい
・目の疲れが残らなくなり、目の疲労から起こる偏頭痛や肩こりもなくなった
・透明なレンズよりカラーレンズのほうが効果を感じる

普段からメガネをかけている方に、肯定派が多いこともポイントのひとつだろう。

次に、PC用メガネ否定派はこう考えている。

・特に疲れが減ったとは感じない
・耳が痛くなり、偏頭痛になった
・偏頭痛はメガネの有無に関係なく出る
・カラーレンズは色が変わって見え、業務に不向き

と、ものの見事に正反対の意見が飛び交っているのだ。

ちなみに、筆者自身もPC用メガネを試したものの、効果のほどは「?」だった。その環境は、以下の通りだ。

・職業柄、十時間以上、PCの前に座りっぱなしになることは珍しくない
・普段から裸眼で、メガネは未使用。運転免許も裸眼で更新できている
・ブラウン管モニターから液晶ディスプレイに変えて、特に疲れが増した感覚はない
・液晶ディスプレイの輝度は、普段から抑え目に設定している

◆PCメガネの効果は液晶ディスプレイの輝度も影響!?
こうした使用感や環境から影響が大きそうな要因を探ると、まずは日常生活でのメガネの有無が浮かんでくる。

日常使用に最適化されたメガネでは、液晶ディスプレイのぎらつきまで強く見せてしまう可能性がある。となれば、普段からメガネをかけている人にとって、ディスプレイを見ることに特化したPC用メガネが、「目に優しい」と感じられるのも不思議はない。

いっぽう、裸眼で液晶ディスプレイに目の疲れを感じる方は、そもそもディスプレイの輝度が高すぎるのかもしれない。長時間の強い光を見ることが目に負担となるのは当然。PC用メガネの使用に踏み切る前に、まずは、ディスプレイの輝度を下げてみることを試してもらいたい。当初はボヤけて違和感を覚えるかもしれないが、要は慣れの問題だ。

とはいえ、デザインや設計等の仕事をされていて、色味が変わるためどうしても輝度を下げることはできないという人も多いのではないだろうか?

以上から、PC用メガネの効果が感じられそうなケースを考えてみよう。

(1)普段から裸眼ではなく、メガネをかけている
(2)液晶ディスプレイの使用時、目に疲れを感じることが多い
(3)液晶ディスプレイの輝度を高めに設定しているが、どうしても下げることができない。

上記に当てはまる人はPC用メガネを使ってみる価値は十二分にあると思う。ただし、いずれにせよPC用メガネを購入される際は、店頭で掛け心地を試してみよう。ツル部分と耳のフィット感は、偏頭痛の要因にもなりかねない。

通常のメガネを、店頭で試さず通販購入する方は少ないはず。安価なPC用メガネとはいえ、それだけ“安物買いの銭失い”になりかねないこともお忘れなく。
《宮藤遊馬》

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