【ICT×MUSIC】YouTube発メジャーデビューのUru、100本の映像と4500万回の再生数 | RBB TODAY

【ICT×MUSIC】YouTube発メジャーデビューのUru、100本の映像と4500万回の再生数

こんにちは、J-WAVEの小松です! インターネットや通信と音楽の新しい可能性を探る連載企画「ICT×MUSIC」第3回は、謎のベールに包まれた奇跡の歌声を持つシンガー・Uru(うる)を紹介します! YouTube=現代版ストリート

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【ICT×MUSIC】YouTube発メジャーデビューのUru、100本の映像と4500万回の再生数
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こんにちは、J-WAVEの小松です! インターネットや通信と音楽の新しい可能性を探る連載企画「ICT×MUSIC」第3回は、謎のベールに包まれた奇跡の歌声を持つシンガー・Uru(うる)を紹介します!
YouTube=現代版ストリート

突然ですが、みなさんはどうやって新しい音楽を耳にしますか? ラジオを聴いたり、ライブや音楽フェスへ行ったり、クラブへ行ったり、CD・レコードショップへ行ったり、インターネットで偶然出会ったり......アナログ・デジタル問わず、いろんな方法がありますよね。

私自身は「やっぱりラジオです!」という声がもっと増えるように日々頑張っていますが、個人的にはストリートミュージシャンが好きなんです。ライブハウスではなく、路上で、不特定多数に向けて発信される音楽。普段、何気なく歩いている道がパッと明るくなる感じ。道行く人々が立ち止まり、はじめは5、6人だったお客さんが徐々に増えてきて、アーティストによっては何百人にもなったり。演奏後に、お客さんのおひねりと「良かったよ!」という声が止まらない景色なんか見ると"音楽の底力"みたいなものを感じます。見ているだけなのに「どうだ、音楽ってすげぇだろう!!」って叫びたくなります。

実際にいま大きな注目を集めているインストゥルメンタルジャムバンドLOOP POOLや、ヒップホップグループSANABAGUN.などはまさにそんな感じでしたし、まだ日の目を見ない数多の素晴らしいミュージシャンがゴロゴロいると思うとうれしくもなります。ももクロやいきものがかり、少し過去を振り返ると、ゆず、コブクロなど、いまや日本を代表するアーティストたちも路上出身だったりしますね。

とはいえ時代は変わり、現在、路上以上に活発な場となっているのがYouTube。不特定多数の人々に見てもらう、聴いてもらうという点においては圧倒的な可能性を秘めた場所です。世界中の人々が視聴できるので、お客さんは何百人なんてもんじゃないですもんね。パフォーマンスを動画でアップロードし、さまざまな人に見てもらい、再生回数やコメントでお客さんの熱も感じられる。ミュージシャンにとってはまさに"現代版ストリート"。なかでも、ジャスティン・ビーバーはYouTube出身アーティストとして世界的に有名となった好例です。


■歌、演奏、編集まですべてひとりで行う

今回紹介するUruも、そんな"現代版のストリートミュージシャン"のひとりなんです。2013年にYouTubeの公式チャンネルを立ち上げ、J-POPを中心に多彩なジャンルの楽曲をカバー。ピアノとヴォーカルでのカバーなんですが、楽曲によってはリコーダーやタンバリンなどさまざまな楽器を使用し、ときには包丁でキュウリを切る音でリズムをとったり、カップスの音を混ぜたり、遊び心満載のアレンジとなっています。





映像は、マイクで半分隠されたUru本人と、"the singer Uru"と書かれたボード、プラスαの小物たちというモノトーンで統一された画に、美しくも個性的な透き通る歌声と演奏というシンプルなもの。その映像からは母性にも似たやさしさを感じます。包み込むような素晴らしい歌声からなのか、映像に散りばめられた演出なのか......。不思議なことに、ネット上で、顔は見えていないにもかかわらず"近くにいる感"がすごいんです。映像の終わりに「最後まで聴いてくれてありがとう♪」というテロップが入るんですが、それもまたいいんです。優しい! うん、また見る!! ってなります。



それはYouTubeのチャンネル登録者数14万人超え、メジャーデビューするまでにアップされた100本の映像の総再生回数が4,500万回以上という数字からも裏付けられます。みんな大好きなんです。と、ここまでベタ褒めしてますが、一連の歌、演奏、アレンジ、プログラミング、動画撮影、編集など、そのすべてをひとりで行っているというからまた驚きです。うーん、本当にすごい......。



■YouTubeでライブ告知、即完売

そして今年の2月14日、世の男性がそわそわしている日に1本の動画がアップされました。そう、Uruからのバレンタインプレゼント。しっかり包装された箱に詰められていたのは、チョコレートではなくライブのお知らせ。3月31日に開催された品川グローリアチャペルでの初の単独ライブ。広告も出さなければ、オフィシャルサイトもなかったUruはYouTubeでライブの告知を公開し、SNSで拡散させました。その結果、チケット先行予約には座席の約10倍の申し込みがあり、一般発売は2分で完売という脅威の数字に現れました。

視聴者に寄り添うネット上の動画のみで自身をプレゼンすることで、多くのファンが集まり、見事デビューを獲得したUru。まさに現代のシンデレラストーリーを体現した彼女は、6月15日に1stシングル「星の中の君」でメジャーデビュー。こちらは6月11日に公開された映画『夏美のホタル』の主題歌にも抜擢されています。



もっともっと書きたい、伝えたいことはあるのですが、残りはYouTubeで、ブログで、ライブで感じ取ってみてください。94本目の動画、松山千春『大空と大地の中で』のカバーをアップしたときのブログに、「あと6本です 今度からは 画面を飛び出して 直接、みなさんにお会いできることを楽しみにして頑張ります なので、寂しくないです」、そして最後となった100本目の動画、スキマスイッチ「奏(かなで)」のカバーのアップ時には、「『変わらないでください』という声をよく頂きますが 大丈夫です 何も変わらず 今まで通りの私で 頑張りますね」と綴られています。思わず涙が出ちゃいました。私たちも変わらず応援しますし、魅力が尽きない現代のストリートミュージシャンUruの今後の活躍を楽しみにしています。みなさんもぜひYouTubeの動画の前で立ち止まって、Uruの世界を体感してください。

文:小松祐太(J-WAVE)

Uru(うる)
2013年よりYouTubeの公式チャンネルを立ち上げ、さまざまな楽曲のカバー動画のアップロードを開始。歌唱、演奏、アレンジ、プログラミング、動画の撮影、編集など、そのすべてをひとりで行う。その透明感あふれる歌声が徐々に注目を集め、現在までに100本の動画をアップし、総再生回数は4,500万回以上、チャンネル登録者は14万人超を記録(2016年6月22日現在)。2016年3月31日に単独ライブを開催、6月15日にシングル「星の中の君」でメジャーデビューを果たす。

元タイトル:【ICT×MUSIC #3】チャンネル登録者14万人! YouTube発メジャーデビュー「Uru」
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