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グラフィックス関連をちゃんとやるならMacBook Proだろう。
MacBook Proのディスプレイ
次はインターフェースを見てみよう。
PowerBook G4と比べればどう進化してきたか、MacBookと比べればコンシューマー向けノートと、プロ向けノートの違いが如実にわかる。
MacBook Proの左サイド
上の2台が現行機。1番下が旧型のPowerBook G4。ACアダプタのコネクタがマグネット式のMacSafeコネクタになっている。
これは、使ってみるとわかるが、実に快適で便利。コネクタ部がマグネットで付いているだけなので、着脱がすごくカンタンなのだ。力を入れて押し込んだり引き抜いたりしなくていいというのがこれほど楽だったのか、というほどの驚きを見せてくれる。ほんとうにちょっとしたことだが、効果は絶大。ちょっとマシンを動かしたいとき、もっていきたいとき、誤って足をケーブルに引っかけてしまったとき、あっさり外れてくれる。装着時も上下関係なくコネクタを近づければ勝手にピタッと納まってくれる。かなり重要である。
なお、MacBookとMacBook Proでは同じACアダプタを利用できるが、MacBook Pro用の方が出力が大きく、ちょっと大きめ。
Mac Bookは右側面に光学ドライブが入っている関係で、コネクタ類は左側面に集中しているが、MacBook Proは左にはUSB 2.0とマイク、ヘッドホンジャックのみ。その横にはExpress Card/34スロットがある。従来のPCカードの代わりで、徐々に対応機器がではじめている。
PowerBook G4にあってMacBook Proにないものといえば、モデム。活躍の場が少なくなったモデムはなくなり、代わりにUSB接続のモデムが別売りで用意されるようになった。
MacBook Proの右サイド
右サイドはディスプレイ用のDVI-D端子、Gigabit Ethernet、FireWire 800、FireWire 400、そしてもう1つのUSB 2.0端子が用意されている。
コンシューマー向けのMacBookではディスプレイ端子が専用の小型のものだからアダプタが必要であることと、FireWire 800やExpress Cardスロットがないことなど拡張性に差がある。
内蔵の無線インターフェースは、どれもAirMacとBluetooth。AirMacはIEEE 802.11b/g。Wi-Fi対応なのでたいていの公衆無線LANに普通に接続可能だ。Bluetoothは2.0+EDR。最近は日本でもBluetooth対応機器が増えてきており、マウスやヘッドセット、携帯電話などを利用できる。
気になるのは性能差。そこでいくつかベンチマークテストをMacBook(Core Duo 1.83GHz)、MacBook Pro(Core 2 Duo 2.33GHz)、PowerMac G5(2.7GHz Dual)に対してかけてみた。Mac OS X用の有名なベンチマーク「Xbench 1.3」と3Dレンダリングと3D描画をテストする「CineBench」を中心にいくつか見ている。
MacBook(1.83GHz)と比べると、クロック周波数では約1.27倍だが、ベンチマークテストの結果ではCPU関連のテストで1.4〜1.7倍とCore DuoとCore 2 Duoの差が出た。グラフィックス関連でも1.5-2倍くらいの差が出ている。3Dソフトのハードウェアによるシェーディングテストでは約3倍の差だ。
MacBookとMacBook Proの大きな差の1つにグラフィックス性能がある。MacBookはインテルのチップセットに含まれている描画機能を使うのに対し、MacBook Proでは専用のグラフィックスチップ(ATI RADEON X1600)を搭載しているからだ。
ちなみに、iMovieでH.264のエンコーディングをさせた場合の速度差は約1.35倍だった。これらはIntel Macネイティブアプリでのテストの場合(Universal Binary)。MacBook Proで旧来のPowerPC用アプリケーションを動かすと、Rosettaという仕組みを通して、リアルタイムでPowerPC用のコードをIntel CPU用に変換しながら実行する。例えば、OSが用意するライブラリを呼んでいる箇所ではライブラリ自体はIntel CPU用のものなので十分高速に動作するが、そうじゃないところではどうしても実効速度が落ちる。
試しに、XbenchをRosetta環境で動作させてみたところ、おおざっぱにいうと、わたしが使ってるPowerBook G4(1.25GHz)に近い結果になった。PowerMac G5に比べるとやはり遅い。
まだIntel CPUに対応してないPhotoshop CS2で複数の処理を組み合わせたアクションを用意して処理時間を比べてみたところ、PowerMac G5(2.7GHz Dual)に比べて倍近い時間がかかった。
ちなみに、PowerBook G4とMacBook Proで普通にベンチマークテストをかけたら、もちろんMacBook Proの圧勝。内容にもよるが3倍近くMacBook Proが速いと思っていい。
この辺は数値での話。
体感的には、MacBook Proを普通に使う分にはPowerMac G5と変わらない、つまりちょっと前のハイエンドデスクトップ機と変わらない速度で使える(ただし、HDDが2.5インチなのでそこがちょっとオーバーヘッドになるが)し、Rosetta環境のアプリも体感的には普通に使える。少なくとも、PowerBook G4からの買い換えなら、Intel Mac対応のユニバーサルアプリなら超快適に、従来のPowerPC用アプリでも違和感なく使えると思う。
●MacBook Proはプロ向けらしいよくまとまったハイエンドノート
ではMacBook Pro全体の話を最後にまとめておきたい。最近のアップルにいえることだが、まず箱について触れておきたい。箱は非常に薄くてシンプル。
中には本体と最低限の付属品、そしてDVD-ROMとちょっとした説明書が入った箱が収められている。
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