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●高倍率望遠機
10倍超ズームの高倍率ズーム機はすっかり一ジャンルとして定着。2005年は「光学式手ブレ補正付12倍ズーム」が当たり前になった年といっていい。手ブレ補正機能がついてないモデルは苦戦しているようで、やはり望遠時に手ブレ補正は欠かせないのだ。12倍あれば日常の撮影に加えて、遠くの富士山を撮る、鳥や動物を撮る、スポーツを撮るなど3倍ズームでは絶対に撮れないものを楽しめる。幅広い撮影を楽しめるお得なジャンルだ。
LUMIX FZ5(松下電器産業)
マニュアル系・高倍率・手ブレ補正
手ブレ補正付き12倍ズームの老舗といえばパナソニック。特に、FZ5は高倍率の割に重さは約290gと300gを切る小型軽量を実現。高倍率ズーム機では格段の携帯性だ。その上バッテリーも約300枚と十分。撮影機能もマニュアル系撮影からシーンモードまで幅広く、スポーツを撮るときはカードがいっぱいになるまで撮り続けるフリー連写モードが便利と、これがあればかなり遊べる2005年を誇る名機の1つといっていい。
※後継モデル「FZ7」は2月17日発売予定。
PowerShot S2 IS(キヤノン)
マニュアル系/高倍率/手ブレ補正
ややずんぐりした本格派スタイルの手ブレ補正付き12倍ズームといえばPowerShot S2IS。バッテリーが単3形電池4本ということもあってFZ5に比べると大きくて重いが、その分、液晶モニタが回転式でいろんなアングルで撮れる、グリップがしっかりしているというメリットがある。スポーツよりはしっかり構えてじっくり撮る人に向いた超望遠デジカメだ。また動画機能にも力を入れており、動画専用ボタンやステレオ音声機能もある。
●マニュアル系本格派
低価格デジタル一眼レフに押され気味ではあるが、しっかり構えてしっかり撮るという本格派スタイルハイエンドデジカメもしっかり新作が出ている。一眼レフに比べるとレンズ一体型なので扱いやすくシステムトータルの価格を抑えられるが、本格的な撮影にも対応してくれるのが一番の特徴だ。
LUMIX FZ30(松下電器産業)
マニュアル系/手ブレ補正/12倍ズーム
パナソニックの手ブレ補正付き12倍ズームシリーズのハイエンドモデルがFZ30。FZ20に比べてCCDが1/1.8型と大きくなり、ボディも本格的になった。しっかりしたグリップ、ズームリングによる感覚的なズーミング、ダイヤルを使った操作など本格的なカメラのデザインを持ち、液晶モニタは上下に角度を変えることが可能だ。アクセサリシューやオプションのコンバージョンレンズによるシステムアップもできる。FZ5では物足りない本格派を求める人に。
Cyber-shot R1(ソニー)
マニュアル系/超広角/高感度/バッテリー長持ち
デジタル一眼レフ並みの大きな1,000万画素CMOSセンサーを使いながらレンズ一体型という新世代のハイエンドデジカメがCyber-shot R1。一眼レフ並みの高画質でレンズは24mm相当からという超広角のズーム。ダイヤル中心で迅速で扱いやすい操作体系を持ち、ISO感度も最高3,200とデジタル一眼レフ並み。しかも上面にある可動式液晶モニタを見ながら撮影できるので、一眼レフでは難しいローアングルやハイアングルも簡単に撮れる。デジタル一眼レフのクオリティとコンパクトデジカメの柔軟さのいいとこ撮りをしたような製品だ。もうちょっと軽くてコンパクトならいうことなかったかも。
●初心者向け一眼レフ
2005〜06年はデジタル一眼レフが続々登場して大きく伸びた年。特に低価格でアマチュア向けの製品が多く登場した。その中から、特にカメラの知識やノウハウがなくても気軽に使える初心者向け一眼レフから紹介しよう。
EOS Kiss Digital N(キヤノン)
デジタル一眼レフトップメーカーで、低価格デジタル一眼レフの走りにしていち早くこの市場を作った「EOS Kiss Digital」の新型が「EOS Kiss Digital N」。485gという軽量でコンパクトなボディを持ち、このクラスではもっとも大きな800万画素を採用。背面には十字キーを備えてコンパクトデジカメユーザーでもとまどうことなく使えるユーザーインタフェースを持つ。非常によくまとまった入門一眼レフのトップだ。
Nikon D50(ニコン)
いち早くデジタル一眼レフを投入したニコンは、キヤノンと並ぶデジタル一眼レフトップメーカー。その中で最も初心者・ファミリー向けなのがD50。上位モデルに比べて色味をより鮮やかにしてオート時のヒット率を向上、さらにISO感度自動設定(イメージプログラム時に使える)、7種類のデジタルイメージプログラムなど誰でも簡単に扱えるような工夫がされている。特にファミリー向けに「こどもスナップ」モードも持っている。Dシリーズでは最も小型軽量で、SDメモリーカードを採用しているのも特徴だ。
●趣味の一眼レフ
現在10万円以下の低価格デジタル一眼レフに2つの層ができている。1つは最も廉価な初心者・ファミリー向け。そのちょっと上にアマチュア向けの趣味のデジタル一眼レフがある。境目は曖昧だが、シーンモードやオート中心の初心者向けに対して、カメラとしての機能をちょっと高めたのがこちらのジャンルといっていい。
*ist DS2(ペンタックス)
ペンタックスの主力モデルが*ist Ds2。低価格モデルながら0.95倍という大きくて見やすいファインダーや2.5型の大型液晶を備えつつ、十字キーを使ったコンパクトデジカメに慣れた人でも扱いやすいユーザーインターフェースを採用。11点測距AFなど機能も本格的。自動的にシーンを判別してくれるオートピクチャープログラムもある。バッテリーは単3形4本なのも特徴だ。
αSweet Digital(コニカミノルタ)
CCDシフト式手ブレ補正をデジタル一眼レフに組み込んだのがコニカミノルタのα Sweet Digital。コニカミノルタは純正の手ブレ補正レンズを持たないが、ボディが手ブレ補正対応なのでどのレンズでもOKなのが一番の特徴だ。ややゴツいが、2.5型の液晶モニタは撮影時に豊富な撮影情報を表示してくれるし、撮影機能も豊富で特にホワイトバランス系は専用ダイヤルを設けて、微調整や色温度での指定など細かくセットできる。凝った撮影がしたい人でも満足できるだろう。
E-500(オリンパス)
フォーサーズという4/3型CCDを用いたデジタル一眼レフ専用マウントを推進するオリンパスの最廉価モデルがE-500。このシリーズは唯一、デジタル一眼レフにつきものの内部へのゴミ付着問題を解決したダストリダクション機能「スーパーソニックウェーブフィルタ」を搭載している。デジタル一眼レフでは最軽量の435gを誇るコンパクトさながらグリップはしっかりしていて持ちやすい。2.5型液晶を背面に持ち、そこで撮影情報を一覧できるほか、液晶モニタを見ながら十字キーでパラメータを変更できるのは便利なほか、撮影機能も豊富でコンパクトデジカメ並の豊富なシーンモード(15種類)も持っている。
●ハイアマチュア向け一眼レフ
低価格デジタル一眼レフとは一線を画した高機能だが、プロ向けほど大きくも高価でもないというのがハイアマチュア向けの本格派一眼レフ。初心者向けに比べると撮影性能や耐久性、質感などカメラとしての基本性能に差があるので、プロのサブ機としても使われている。
Nikon D200(ニコン)
ニコンの最新ハイアマチュア向けモデルがD200。1,000万画素の新開発CCDを搭載し、プロ向けのD2Xの性能をつぎこんだ高性能モデルだ。高速読み出しCCDによりこのクラスで秒5コマの連写を実現した他、11点測距AFや1/8,000秒の高速シャッター、0.94倍の見やすくなったファインダーなど十二分な性能を誇っている。ちょっと重いが、前モデルのD100とは全く別次元の優れたデジタル一眼レフだ。
EOS 5D(キヤノン)
以前は高価なプロ向けハイエンドモデルにのみ採用されていた35mmフルサイズで1,280万画素のCMOSセンサー(低価格デジタル一眼レフのほとんどは、フルサイズではなくちょっと小さなAPSサイズのセンサーを用いている)を搭載したハイアマチュアモデルがEOS 5D。撮影機能もしっかりしており、フルサイズながら秒3コマの連写も可能だ。約38万円だがフルサイズセンサーモデルとしては最廉価でライバルはおらず、35mmフィルムカメラと同じレンズを同じ画角で使いたい人、フィルムカメラと併用したい人、より広角な撮影をしたい人のワンランク上のカメラだ。なおフルサイズセンサーのため、デジタル一眼レフ専用の「EF-Sレンズ」は使うことができないので注意したい。
(荻窪圭)
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