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●高画素系コンパクト

 デジカメのランクは画素数よりCCDのサイズで観るのが一番いい。一番売れている普及クラスは1/2.5インチサイズ。ちょっと上のクラスは1/1.8インチサイズのちょっと大きなCCDを使っており、その分画素数も多くて画質もいいのだ。そんな高画素系コンパクトの代表モデルを2つあげてみた。

IXY DIGITAL 700(キヤノン)
 フルオート系

 IXY DIGITAL 60より一回り大きいけれども、その分ハイクオリティな写真を撮れるのが700。IXYらしく写真のヒット率は高く安心してオートのまま使える。ボディが大きめの分操作系も扱いやすく、2.5型液晶モニタと光学ファインダの両方を搭載。この辺もオーソドックスなカメラの面目躍如だ。ただバッテリーの持ちがあまりよくないのは残念。IXY DIGITAL 60に比べて大人のデジカメという感じである。


FinePix F11(富士写真フイルム)
 フルオート系/高感度/電池長持ち

 ちょっとずんぐりしてて3倍ズーム機としては大きめだが、その分基本性能は高い。撮像素子は、600万画素だが高感度仕様のスーパーCCDハニカム。オートでISO800まで自動増感してくれるし、マニュアルではISO1,600までフォロー。高感度時の画質もFinePix Z2より高く、コンパクトデジカメでは最も暗所に強いデジカメだ。画質も鮮やかでバッテリーの持ちも約500枚とトップクラス。室内でも撮影が多い人には最適なデジカメだ。



●ワイドコンパクト機

 2005年はいい広角デジカメが登場した年といえよう。一般に28mm相当より短いのを広角というが、広角レンズを持っていると広い範囲が映るので風景や建物を撮るのにいい、遠近感を強調した写真を撮れるなど広角ならではのおもしろさがある。

LUMIX LX1(松下電器産業)
 マニュアル系/広角/ワイドCCD/手ブレ補正

 クラシックなカメラ風デザインをあえて採用し、トビでたレンズ部にスイッチを設けたカメラ好き心をそそるスタイルが魅力的なLX1。28mmからの広角系ズームに加えCCDも16:9のワイドタイプを新開発し、16:9/3:2/4:3の縦横比を切り替えて使えるようになっている。液晶モニタも大きく、マニュアル系機能も充実しており、まさに写真好きにお薦めの広角コンパクト機だ。もちろんLUMIXなので手ブレ補正付き。



D-LUX 2(ライカカメラジャパン)
 マニュアル系/広角/ワイドCCD/手ブレ補正

 実はLUMIX LX1のOEM機で、ライカバージョンはライカらしいすっきりしたデザインに変更されている。目立つ違いは筐体の色や質感とグリップ部だけだが、それだけで印象は随分違う。LX1に比べるとやや高価だが、ライカ版をあえて狙うのもいい。


PowerShot S80(キヤノン)
 マニュアル系/広角/ホイール

 前面のレンズカバーを開くとレンズが飛び出て撮影が可能になるのが特徴のマニュアル系ハイエンドデジカメ。28mmからの3.6倍ズームなので広角にも強く、オプションのワイコンをつければ22.4mm相当の撮影も可能だ。今回のポイントは背面のコントローラーホイール。iPodのクリックホイールのようにホイールと十字キーが合体しており、露出補正や絞りの調整をホイールで行えるのは非常に便利で、十字キーとの一体化によって操作もシンプルになっている。これはよい。ただ、LX1に比べると分厚くてやや携帯性に欠けるのが残念な点だ。



●3インチ大画面機

 2.5型の液晶モニタを見たときは「これ以上大きいモニタは無理」と思ったものだが、とうとう3.0型が登場。もうボディのほとんどがディスプレイかというくらい大きい。その大きさをどう活用するかが重要だ。

Xacti E6(三洋電機)
 フルオート系/大型液晶/タッチセンサーシャッター

 シンプルなデザインの中央にレンズがあるというデザインだが、このレンズは屈曲光学系なので飛びでないズームレンズだ。なかなかすっきりしたよいデザイン。背面のほとんどを締めるのは大きな3.0型液晶。撮影時にガイドを表示させると、2.0型相当のサイズに画像が表示され、空いた空間に初心者向けのガイドが表示される。他にも音声ガイドや、半押しが不要なタッチセンサーシャッターなどカメラ慣れしてない人でも楽しめる工夫が随所に観られ、好感が持てる。大きな画面で撮ったり再生したい初心者に最適のモデルだ。


CAMEDIA SP-700(オリンパス)
 フルオート系/大型液晶

 3.0型の大きな液晶パネルを背負った屈曲光学系3倍ズームデジカメ。撮影時は直前に撮った4枚を表示してそれを参考にしながら撮れる比較モードが用意されている。おもしろいのは再生機能。再生時に色を補正したりトリミングしたりフレームを付けたりカレンダーを作成したりと大画面を生かしてカメラ単体で写真を楽しむことができる。パソコンでの作業が苦手な人にいい。



●その他の個性派

 特徴別にジャンル分けして観ているが、中には単体で1つのジャンルを構成するような個性的なデジカメもある。ひと味違うデジカメが欲しい人は是非。

Optio WPi(ペンタックス)
 フルオート系/完全防水

 生活防水デジカメはいくつか出ているが、Optio WPiは完全防水。水深1.5mまで潜れる防水デジカメだ。屈曲光学系ズームのためレンズが飛びでないのも防水に一役買っていそうだ。その割に大きさは携帯電話並で非常に小さく日常的に使ってもいい。シーンモードも豊富で、普段も使えるし、アウトドアに持って行っても安心して楽しめるという意味では随一のヒットモデルといえよう。バッテリーの持ちがもうちょっとよければいうことない。


COOLPIX S4(ニコン)
 フルオート系/望遠/回転レンズ/単3形電池

 2005〜06年唯一の回転レンズデジカメがCOOLPIX S4。ボディ部には2.5型液晶を搭載し、回転するレンズ部は10倍ズームという構成だ。ローアングルやハイアングル、自分撮りを簡単にできるほか、望遠撮影もできる。ただ回転レンズデジカメは上手に撮らないとブレやすいので注意。基本機能はCOOLPIX S3と同じで豊富なガイド付きシーンモードを駆使して撮影するオート中心のモデル。マニュアル系機能がないのは残念だ。


GR Digital(リコー)
 マニュアル系/広角/単焦点レンズ

 銀塩コンパクトカメラとして深い人気を誇ったGR-1のデジカメ版がGR Digital。GR-1のデザインをそのまま受け継いだスリムで薄いボディや、デジカメとしては珍しい28mm相当単焦点というレンズが特徴だ。シャープで歪みのないレンズ、ハイエンド機らしいダイヤルでの操作など一歩も二歩も上を行く質感を誇る。上面にアクセサリシューがあり、そこに外付けファインダをつけられるのも特徴だ。価格も高めだがその分高級感や撮る楽しさがあり、カメラ好きを中心に話題のモデルとなっている。



●動画メインモデル

 今やどのデジカメも動画機能はもっているが、たいていMotionJPEGで音声はモノラル、動画中はズームを使えないなど、ファイルサイズが大きい割に動画としての機能は高くない。そんな中、動画にMPEG4+ステレオ音声を採用し、動画中のズームやAFなどビデオカメラでは当たり前の機能を装備し、1時間以上の長時間録画も可能な製品がいくつも出てきた。もちろんデジカメとしても使えるので、静止画動画両用カメラである。

Xacti C6(三洋電機)
 MPEG4動画(MP4形式)/電子式手ブレ補正

 いち早く動画デジカメに力をいれている三洋電機の主力機がグリップXactiシリーズのDMX-C6。右手で銃のように持つスタイルが特徴で、手に負担がかからないようレンズ部が少し斜めについており、自然な姿勢でちょっとカメラを見下ろす感じで構えるのが基本。静止画と動画それぞれ専用のシャッターがついており、モード切替なしで好きな方をすぐ撮れるのが便利だ。5倍ズームレンズに加え、動画には電子式手ぶれ補正がついている。前モデルに比べて暗所での撮影能力が飛躍的に上がり(最高ISO3,600)、室内でもきれいに撮れるのがいい。動画は国際標準のMP4形式。現在、最もコンパクトで動画機能に優れるデジカメだ。


EXILIM PRO 505(カシオ計算機)
 シーンモード豊富/MPEG4動画(AVI形式)

 コンパクトな5倍ズーム機でありながらマニュアル系機能が充実しているのが特徴。コックピットのような凝ったデザインの液晶モニタ(EX-Finder)を持ち、サイバーな感じで凝った撮影機能を楽しめる。動画はステレオ音声のMPEG4(MS-MPEG4形式の動画でAVIファイルとなっている)を採用。動画のベストショット機能も持っており、中でもシャッターを押す5秒前から録画を始める「パストムービー」機能は撮り逃しがなくていい。




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