2006年1月25日
デジタルフリーク編集部おススメのデジタルカメラ 〜2006年初春編〜
ここ数年、デジタルカメラの新製品が次から次へと登場し、家電量販店やカメラ専門店の店頭ではたくさんのデジタルカメラがところ狭しと陳列されている。選択肢が多いことはたいへん結構なことだが、どの機種を購入しようかと迷っている読者も少なくないだろう。そこで、デジタルフリーク編集部ではカテゴリー別におススメのデジタルカメラをチョイスしてみた。
●普及型廉価機
3万円前後で買える500万画素機がこのジャンル。以前は普及機というとずんぐりしたボディに小さくて見づらい液晶モニタが定番だったが、最近は徐々にクオリティも上がり、コンパクトで魅力的なモデルも出てきた。
LUMIX LZ2 (松下電器産業)
手ブレ補正/単3形
普及型ながら5倍ズームレンズに光学式手ブレ補正搭載というお得感が非常に高いのがLZ2。さすがに上のクラスに比べるとボディはやや野暮ったくて、レンズ性能もやや劣るが、コストパフォーマンスは非常に高いので望遠まで気軽に撮れるデジカメとしては随一だ。バッテリーも低コストな単3形電池2本。できればニッケル水素充電池で使いたい。
※後継モデル「LZ5」は2月17日発売予定
FinePix F460 (富士写真フイルム)
フルオート系
なんと500万画素CCD3倍ズーム機でありながら、厚さ2cmと薄く2.5型の大きな液晶モニタを搭載しつつ、バッテリーにコストが高いリチウムイオン充電池を搭載しながら、実売価格3万円以下というのは破格だ。液晶モニタの解像度は11万画素と低いし上位モデルのような高感度でもない。しかしきれいな写真を撮れるし性能的にも不便はない。とても3万円以下のデジカメには見えないのだ。
●薄型ノーマル機
コニカミノルタから屈曲光学系レンズが登場して以来、より薄くて小さいカード的デジカメが続々登場してきた。売れ筋の製品に対してさらに一回り小さくて薄いのが特徴だ。その分レンズ性能などに無理はあるものの、携帯性最重視なら是非。
EXILIM S600 (カシオ計算機)
シーンモード豊富/MPEG4動画
EXILIMシリーズの中で最も小さくて薄いEXILIM CARDシリーズ。すごいのは沈胴式レンズでそれを実現している点だ。液晶モニタこそ2.2型だが、カシオ得意の豊富なベストショットモードに加え、このサイズでは珍しくMPEG4系の動画機能も搭載。動画ボタンをシャッターとは別に設け、静止画モードでも動画をすぐ撮れる。薄型軽量機でなおかついろいろ遊べるデジカメの最右翼。
COOLPIX S3 (ニコン)
フルオート系/屈曲光学ズーム
屈曲光学系では後発のニコンだが、シンプルで親しみやすいデザインで登場。自動顔認識AF(ただし、うまく顔を見つけてくれるには結構条件が厳しい)や、構図アシスト付きシーンモードなど親切な機能が多い。撮影後に手ブレを教えてくれる機能もCOOLPIXならでは。オシャレ系薄型コンパクトの代表作。
●薄型ブレ対応機
2005〜06年のトレンドは「ブレ対策」といって過言ではない。アプローチは2つ。光学式の手ブレ補正機構を組み込むか、高感度化でシャッタースピードを上げてブレにくいようにするかだ。薄型モデルにもその波がやってきた。
Cyber-shot T9 (ソニー)
フルオート系/手ブレ補正/スーパーマクロ
屈曲光学系を使った薄型大画面デジカメを流行らせたのがCyber-shot Tといっても過言ではない。その薄型スタイルを保ちつつ光学式手ブレ補正を組み込んだのがT9だ。同時に従来モデルより高感度時のノイズを減らしたISO640を実現し、積極的にISO感度を上げることでよりブレの少ない撮影を実現した。手ブレ補正以外にも、2.5型の液晶モニタは非常に高解像度できれいだし、バッテリーも約240枚もつなど基本性能も充実。この冬〜春、最も注目すべきモデルだ。
FinePix Z2 (富士写真フイルム)
フルオート系/高感度
屈曲光学系3倍ズームに高感度仕様のスーパーCCDハニカムを搭載。オートでISO640まであがるので多少暗くても全然平気だし、手動でセットすればISO1,600まで対応する屈指の高感度モデル。だから、オートのままストロボなしで結構撮れるし、手ブレのみならず被写体ブレも起きづらい。高感度時の画質はこのクラスでは最高レベルで、それ以外も高解像度の2.5型液晶など基本性能もしっかりしている。薄型高感度モデルとしておススメ。
●主力コンパクト機
現在のデジカメ市場の主力はこのオーソドックススタイルのスタイリッシュコンパクトにある。中でも定番といわれる2モデルを紹介しよう。
IXY DIGITAL 60 (キヤノン)
フルオート系/定番
デジカメ界の定番中の定番といえばやはりキヤノンのIXY DIGITAL。初代モデルから貫かれたコンサバなスタイルはその時代のトレンド技術・デザインを取り入れつつ進化してきた。ウリはカメラっぽい凝った質感のボディと安定した画質。こってりめの鮮やかな絵はヒット率も高く安心して使える。最新のIXY DIGITAL 60では、2.5型液晶や各種シーンモードも装備して機能も増えてきた。誰にススメても後悔はされないと思われる安心感があるが、バッテリーの持ちがイマイチなのだけが欠点か。
EXILIM Z600 (カシオ計算機)
豊富なシーンモード/定番/長時間バッテリー
いち早く大画面液晶と大容量バッテリーを搭載したEXILIM。最新モデルのZ600(1月27日発売)では、1,200cd/m2 の2.7型高輝度液晶モニタを搭載して登場する。バッテリーの持ちも約550枚と非常によく、定番にふさわしい安心して使える作りだ。EXILIM得意のシーンモード(ベストショットモード)も豊富ですぐアクセスできるし、積極的に感度を上げていくブレ軽減機能も搭載。さまざまな小技が効いていて、デジカメを楽しみたい人に最適の定番機だ。
●主力コンパクトブレ対応機
沈胴レンズにカメラっぽいボディの主力スタイリッシュコンパクトにもブレ対応モデルがある。このクラスでも液晶モニタの大型化に伴って、光学ファインダーがなくなる傾向にあり、手ブレ補正対策は必須になっていくかもしれない。
LUMIX FX9 (松下電器産業)
フルオート系/手ブレ補正
いち早く3倍ズームコンパクトに光学式手ブレ補正を組み込んだのがパナソニック。そのおかげでシェアもぐんと伸ばし、今や定番デジカメの一角に入りそうな勢いだ。2.5型ディスプレイ、初心者向けかんたんモード、約270枚の結構持つバッテリーなどポイントも抑えているので安心。
Caplio R3 (リコー)
28-200mmズーム/スーパーマクロ/手ブレ補正
これぞ理想のスペック。レンズは広角から望遠まで1本でまかなう28mmからの7.1倍ズームでCCDシフト式の手ブレ補正まで搭載。マクロ撮影も超強力で望遠側でも14cmまで寄れる。バッテリーも約310枚と持ちもいい。その上、結構コンパクトで持ち歩きも容易。まさにこれがあれば他はいらないというくらいすごいスペックなのだが、発売直後にレンズカバーの不具合が報告されるなど完成度にはやや不安が残る。