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LUMIX DMC-FX8の手ブレ補正は有効か?2005年7月19日
前モデルから引き続き、大ヒットのコンパクトデジカメ「LUMIX DMC-FX8」。FX8の最大の武器である、手ブレ補正の効果を試してみた。スローシャッター時や望遠時などの実写画像とともにFX8の改良点および特徴を紹介する。
 | | LUMIX DMC-FX8 |
松下電器産業が昨年8月に発売した2.5型液晶&光学3倍ズーム搭載の500万画素コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FX7」は、カードサイズの薄型ボディに世界で初めて手ブレ補正機能内蔵を実現した製品だった。昨年後半から今年にかけて、画素競争は一段落し、大画面や手ブレ補正がデジカメ選びの重要なポイントとなった。それらのトレンドを全部抑えていたのがFX7。
特に、写真撮影において手ブレの抑制は永遠のテーマであり、全カメラメーカーが手ブレ補正の必要性を認識していると思う。FX7の発売からもうすぐ1年を迎えようとしているが、松下以外のカメラメーカーは未だに同クラスで手ブレ補正機能を内蔵できていない。そんな中、コニカミノルタが7月15日、800万画素の手ブレ補正搭載コンパクトデジタルカメラ「DiMAGE X1」を8月下旬に発売すると発表した。これは、松下がFX7を発売してから、ちょうど1年。
松下の手ブレ補正とアプローチは違うものの、富士写真フイルムの高感度デジタルカメラ「FinePix Z1」(2005年5月発売)も、撮影時のブレを抑制するといった目的は一緒だ。高感度カメラの場合は、手ブレに加え、被写体ブレも軽減できる。もっとも高感度撮影時のノイズはある程度がまんする必要があるが、とても実用的で有効なスペック。Z1も、FXシリーズ同様、実際の店頭でもよく売れているようだ。いずれもブレを防ぐことに対する、ユーザー意識の高さを示している。(富士写には、Z1より高感度の「FinePix F10」もあるがカードサイズクラスではないため除外)
 | | LUMIX DMC-FX8(左)、LUMIX DMC-FX7(右) |
つまり、FX7の発売から1年、同クラスに手ブレ補正搭載機はなく、ブレを抑える高感度機という意味では約9カ月、FX7に対抗できるカメラはなかった。だから、FX7は、超ロングのベストセラー製品となったわけだ。また、LUMIXのブランドキャラクターとして、若い女性のカリスマ的存在である人気歌手・浜崎あゆみの起用も奏功し、FX7を中心としたLUMIXファミリー製品は老若男女の幅広いユーザーの獲得に成功した。だが、FX7に欠点がなかったわけではない。FX7は、手ブレ補正モジュールや大型液晶を搭載しているためか、バッテリー寿命が短かった。動画も他社製品より劣っていた。
●FX8の改良点および特徴
そうしているうちに、松下からFX7の後継モデル「LUMIX DMC-FX8」が6月に発売された。FX8は、FX7の完成度の高さもあり、FX7のマイナーチェンジ版といった印象だが、松下はウイークポイントのバッテリー寿命と動画撮影機能をきちんと改良してきた。このあたりはさすが松下だ。バッテリー寿命(CIPA規格)は、FX7の撮影可能枚数が約120枚だったのに対し、FX8ではヴィーナスエンジンプラスの採用などによる省電力化と新開発の大容量バッテリー(FX7比1.6倍)により、撮影可能枚数が約2.5倍の約300枚に延びている。動画は、640×480ピクセルで30fpsの撮影が可能になった。
 | | FX8のバッテリー「DMW-BCC12」1,150mAh(左)、FX7のバッテリー「DMW-BCB7」710mAh(右) |
以下に、FX8のほかの改良点および特徴を簡単に紹介しておく。
FX8では、新たに「高速1点AFモード」も装備した。同モードでのAFに要する時間(ワイド端)は、FX7比で約1/2の約0.27秒に短縮している。レリーズタイムラグは最短0.008秒を実現。光学3倍ズームのライカDC VARIO-ELMARITレンズを採用し、レンズ構成は、6群7枚(光学式手ブレ補正機構内蔵)となる。焦点距離は5.8〜17.4mm、画角は35mm判換算で35〜105mmに相当。開放F値は、F2.8〜F5.0。感度は、ISO80、100、200、400に相当する。
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