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ユーザビリティが大幅に向上した Photoshop Elements 3.02004年12月28日
 | | Photoshop Elements 3.0 |
アドビ システムズのデジタル画像編集ソフト「Photoshop」の廉価版、というよりホームユーザー向けPhotoshopといった方が正しいのが「Photoshop Elements」。Photoshopの機能限定版ではなく、Photoshopからプロ向けの機能を削ったライトバージョンにホームユーザー向けの親切さやホームユーザー向け機能を追加して再構成したものと考えるのがいいだろう。
バージョン1.0ではまだ練れていない点も数多く見受けられたがバージョンアップを図るにつれだんだんとコンセプトが固まってきて、今回登場する3.0ではパッケージも一新した。今までは米国版と同じパッケージを使っていたが、今回は日本版オリジナルのシンプルなイラストを使ったパッケージとなり、より親しみやすくなった。これは大正解だと思う。
 | | Mac OS X版の起動画面。日本語版だけシンプルなオリジナルイラストレーションが採用された。これは正解だと思う |
Photoshop Elements 3.0(以降、PE3と略す)が今回一番力を入れているターゲットは、写真を管理しレタッチするデジカメユーザーである。フォトレタッチソフトの多くは似たような機能を有しているが、「デジタルグラフィックス用語」が多くてカメラユーザーから見ると機能名とその使い方を関連付けしづらいものも多い。PE3はできるだけややこしい用語を使わずにデジカメユーザーがレタッチできるよう工夫している。
2番目はスキャナユーザー。スキャナによってフィルムやプリントをスキャンしてデジタル化するユーザーだ。
3番目は画像加工ユーザー。もちろんデジカメで撮った写真やスキャンした写真がベースになるのだが、それに文字を入れたり切り抜いたり重ねたりして作品を作っていく機能も重視している。
ただし、“プロしか使わない”機能は省かれている。代表的なところが「CMYK変換」や「チャンネル」だ。一般ユーザーは、RGBとCMYKの関係を気に病むことはないし、各カラーのチャンネルを個々に操作して色をコントロールするようなことはまずしないからである。ほかにも、トーンカーブ機能やパス機能もないし、アクションを記録してバッチ処理を行うという機能もない。そういう機能が必要な人はPhotoshopを使おうということだ。
●Mac版とWindows版
今までのPhotoshop ElementsはMac/Winのハイブリッド版で提供されてきたが、3.0からはパッケージが別になり、価格面でも機能面でも差が付いた。
Windows版はアルバムソフトのPhotoshop Albumと合体したのである。Mac版のPhotoshop Albumはないため、Mac版Photoshop Elementsにはその機能がない。代わりにファイルブラウザが強化された。
もう1つはPremiere Elementsとの連携。これもWindows版のみしか提供されないため、Premiere Elementsと連携する機能もWindows版にしかない。基本的な違いはそこだ。
●Windows版のAlbum機能
Windows版を起動するとまずダイアログが表示されて、直接編集モードで起動するか、まずアルバムを開くかを聞いてくる。
アルバムを開けばそこはまさにPhotoshop Album 2.0の世界だ。
実際にはPE3は「写真整理モード」と「写真編集モード」の2つにわかれており、前者が「Photoshop Album」、後者が「Photoshop Elements」だと思えばいい。
アルバム機能は「フォトブラウザ」と「日付表示」に分かれている。日付表示は撮影日時で分類して表示するモードで、年単位、月単位、日単位(これはその日に撮った写真のサムネイルがすべて表示される)で写真を閲覧できるモノ。普通は「いつ撮った写真」で分類するのが1番わかりやすいので、日付表示は便利に使えるだろう。
 | | 写真整理モードの「日付表示」から「月」単位で表示。撮影した日にだけサムネイルがあるのでわかりやすい。Photoshop Album 2.0の持っていた機能だ |
 | | 写真整理モードの「フォトブラウザ」。Photoshop Albumそのものといっていい。サムネイルを右の「名札」にドラッグするだけで名札付けができる仕様だ |
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