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Part 4:製品レビュー
(II)大容量HDDプレーヤー編
gigabeat F20 − 東芝
製品情報
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 | | gigabeat F20 |
iPodが登場したとき、中のHDDは東芝製1.8インチということは公然の秘密だった。東芝以外に1.8インチのHDDを作ってなかったからである。その東芝だからこそiPodに次ぐ早さで1.8インチHDD内蔵デジタルオーディオプレーヤーを投入できた(それ以前のHDD内蔵プレーヤーは2.5インチの大きなサイズのドライブを積んでいたのだ)。それが初代gigebeatだ。
その後第2世代gigabeatを経て、とうとうカラー液晶を搭載することになったのである。gigabeat Fだ。10GバイトのF10、20GバイトのF20、60GバイトのF60の3モデルが投入される。F10とF20にはホワイト、アクアブルー、ロゼピンクとカラーバリエーションも豊富だ。今回は20GバイトのF20を取り上げることにした。
●ジャケット表示対応の縦長液晶ディスプレイと新感覚のプラスタッチ
目に付くのはiPod photoやH340より一回り大きな縦長液晶。QVGAサイズと解像度が高い2.2インチサイズで、携帯電話のカラー液晶と同等のものと考えていいだろう。さすがケータイ電話大国日本の製品だ。
ディスプレイが大きくて高解像度なことを利用し、ジャケット表示やスピーカーのグラフィックス、曲情報、操作ガイドなどを細かく表示してくれる。ただ、画像ブラウザ機能などはなく、基本的には音楽再生をより楽しくというレベルにとどまっている。
操作は前面にある十字型タッチパッドである「クロスタッチ」。さらに右側面に電源、MENU、音量調節、A(ユーザー設定可能)とボタンが並ぶという構成だ。
電源ボタンはオン・オフともに長押しが必要なので注意。電源オン時まで長押しさせる必要はないと思う。
クロスタッチは十字をタップしたりなぞったりしてコントロールするパッド。十字方向と中央がどんな機能になるかはモードによって異なるので、画面上に出るガイドを見ながら操作するといい。
右側面のMENUを押すとメニューが表示され、ブックマーク登録や再生モード、イコライザ、SRS WOWといった音質のコントロールが可能になる。
曲選択のメニューを出すには電源ボタンの短押しだ(長押しをするとオフになっちゃうので注意)。電源ボタンをこれに使うのはどうかと思う。
で、このメニューからはアーティスト、アルバム、ジャンル、プレイリスト、さらにフォルダ、ブックマークと曲の選択方法が提示される。このメニューにも設定があり、ここではAボタンの割り当てやスリープタイマーの設定など初期設定を行うことが可能だ。
 | | メニュー画面 |
感覚としては、電源ボタンででるメニューがメインメニューで、MENUボタンで出るのはポップアップメニューという思えばいいだろう。
おもしろいところではイントロ再生機能がある。イントロだけを指定した時間、次々と再生してくれるものだ。
で、このクロスパッドだが、確かに撫でたり叩いたりすると操作できるのはいいんだけれども、慣れるまでは非常に時間がかかる。撫でたつもりがタップになっていたり、つい押す位置を間違えてご認識されたりするからだ。なかなか難しいところである。
●ジャケット登録は専用のgigabeat roomで
パソコンとの接続はUSBケーブルで行う(あるいは別売りのクレードルを使う)わけだが、今回取り上げた中でgigabeatのみが、ケーブルをつないだだけではダメで、電源を手でオンにしなければならない。ほかの機種はみな電源オフ時でもパソコンと接続すれば自動的にオンになっただけに、ひと手間余計にかかる印象だ。
gigabeatが接続されると、自動的にgigabeat roomというソフトが起動する。パソコン内の音楽ライブラリの管理や音楽CDからgigabeatへのダイレクトリッピング、gigabeat内の音楽管理が可能なシンプルなソフトだ。
 | | gigabeat room |
gigabeatのウリであるジャケット表示用のデータはここで登録する。ジャケットデータを自動的に登録してくれることはないので、画像は自前で(インターネットなどを探して)用意する必要がある。
 | | 曲情報編集画面 |
なお、Windows Media Player 10やiTunesでもジャケット登録機能があり、それらで登録したジャケットデータはgigabeat room上でも演奏時に表示されるが、gigabeatでは表示されない。gigabeatで表示するジャケットはgigabeat room上でgigabeat内の曲に対して直接画像データを貼り付けるしか方法がないようだ。なんとももったいない仕様である。
なお、Windows MediaのDRMにも対応しているが、それにはWindows Media Player 10を使って楽曲の転送をする必要がある。それをするとジャケット画像が転送されない。
もうちょっと簡単にジャケット画像を登録できるべきだろう。また、再生画面でもジャケット画像をもっと大きく表示するパターンが欲しいところだ。せっかくの機能がもったいない。
なお、gigabeat Fの発表時に、将来のファームアップで写真表示機能にも対応する予定とうたっている。せっかくのカラー液晶を生かすためにも、早期ファームアップを望みたいところだ。
Part 1:デジタルオーディオプレーヤーの歴史
Part 2:ポータブルデジタルオーディオプレーヤーの現状
Part 3:パソコンへの接続方法とソフトの種類
Part 4:製品レビュー
(I)小型軽量HDDプレーヤー編
・iPod mini ― アップルコンピュータ
・Rio Carbon ― リオ・ジャパン
・Zen micro と MuVo2 ― クリエイティブメディア
(II)大容量HDDプレーヤー編
・iPod photo ― アップルコンピュータ
・H340 ― アイリバー・ジャパン
・gigabeat F20 ― 東芝
・NW-HD2 ― ソニー
Part 5:まとめ
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