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Part 4:製品レビュー
(II)大容量HDDプレーヤー編
H340 − アイリバー・ジャパン
製品情報
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 | | H340 |
最近たくさんのタイプのデジタルオーディオプレーヤーを投入して伸びてきているiRiver社のハイエンドな大容量タイプがH-300シリーズ。今回はその中で40GBのHDDを内蔵したH340を取り上げたい。
これは今回取り上げた中で最も分厚くて重く、厚さが25mm、重さが203gである。iPod photoよりさらにちょっと大きい感じだ。
だが製品のコンセプトが少し違う。デジタルオーディオプレーヤーというよりは、ポータブルマルチメディアマシン。音楽のみならずもっといろんなデータをブラウズしようというアイテムだからだ。
●基本操作はちょっとわかりづらい
液晶ディスプレイは2インチのTFTカラー。その下にボタンが集中しており、そこですべてのコントロールを行うという仕組みだ。
 | | メニュー画面 |
中央にNAVIボタンがついた四角形の十字キーがあり、その上下が音量調節に割り当てられている。十字キーの左には再生・一時停止と停止ボタンが、右には録音ボタンとA-Bボタンがある。
電源オンは再生ボタン。オフは停止ボタンの長押し。NAVIボタンはファイルツリー。中身のファイルが一覧できるのだ。音楽もファイル名で表示されるのでそこから聴きたい曲を選ぶのである。今どき珍しいPCっぽいインターフェースだ。その代わり、音楽はHDD上のどのフォルダにどう入れてもこれでたどれる。
でも写真表示中に写真リスト画面を出すには停止ボタンである。録音ボタンは普段は再生モード(シャッフルとかノーマルとか)切替に使う。A-Bモードは再生中はEQ設定モードになる。
 | | 写真も表示できる |
では再生モードからほかの機能へ移るためのメニューはどうすれば表示されるのか。正解は録音ボタンの長押し。これで、音楽、FMラジオ、録音、テキスト表示、画像表示、ファイルブラウザの6つの機能にアクセスできるのだ。
では再生中に環境設定画面にはどうすれば行けるのか。正解はNAVIボタンの長押しだ。そうするとメニュー画面になり、サウンドコントロールや再生モード、使用言語などのいわゆる環境設定などを行うことができる。
このように機能は豊富なのだが、機能によっては長押しが必要だったり、どのシーンでどれを長押しすればどうなるかを覚えないと使えなかったりするので慣れるまではとまどうだろう。
●豊富なマルチメディア機能
でも機能は豊富だ。音楽演奏時はプレイリストなどの凝ったことはできないが、大きなカラー画面を生かしてアルバム名、アーティスト名、曲目、音量などの細かい情報がいつでも表示できて便利。
写真モードでは写真の閲覧やサムネイル表示ができる。テキストモードではテキストファイルを表示して読むことができる。さらにFMチューナー(録音も可能だ)やボイスレコーダー機能もある。
でも極めつけはUSBホスト機能だろう。H340にはUSB端子が2つある。片方はパソコンにつなぐときに使うmini-B端子。もう1つはH340をホストとして使うときの端子だ。例えば一部のデジカメやUSB接続のカードリーダーをここに接続すると、H340からカードの中を見たりH340に転送したりできるのである。つまりフォトストレージとしても使えるのだ。今回、そこまでできる機種はH340だけである。
●パソコンとの転送は手作業で
パソコンとのデータのやりとりは基本的に手作業だ。Windows Media Player 10にも未対応である。H340をパソコンにつなぐとストレージとしてマウントされるので、あとは自由にパソコン内のフォルダをコピーすればいい。
音楽ファイルがマイミュージックフォルダに入っていたらそれをそのままコピーすればOKだ。MP3とWMA、WAVEに対応している。曲を選ぶときはフォルダ名やファイル名に頼るので、あらかじめフォルダにアーティスト名やアルバム名、ファイル名に曲名をつけて管理しておかなければならないのがポイント。もっとも音楽CDをリッピングするソフトの多くはそうして格納してくれるので困らないことも多いだろう。
コピー場所はどこでもH340上でたどれるので、勝手にジャンル分けしたフォルダを作っていってもいい。
写真も同様に、写真が入っているフォルダごとどかんとコピーしてやればいいので簡単だ。写真のサイズが大きいと表示するとき時間がかかるので、H340で鑑賞するだけならQVGAサイズくらいに縮小したものを用意しておくといいだろう。
テキストファイルはTEXTフォルダを作ってそこにファイルをコピーすればいい。こういう作業はパソコンに習熟してない人には非常に大変だ。全部自分でやらねばならないからである。でも習熟している人なら、音楽や画像データの同期は別途シンクロソフトを用意すればいいし、手作業でできるため好きなソフトを使って好きなようにシステムを作れる。
つまり、H340は無骨ででかくて操作を覚えるのも大変で非常にパソコンっぽいプレーヤーだが、機能は多くてその気になればかなりいろんなことができるということ。PCを自作するような人向きだといってしまっていいだろう。
Part 1:デジタルオーディオプレーヤーの歴史
Part 2:ポータブルデジタルオーディオプレーヤーの現状
Part 3:パソコンへの接続方法とソフトの種類
Part 4:製品レビュー
(I)小型軽量HDDプレーヤー編
・iPod mini ― アップルコンピュータ
・Rio Carbon ― リオ・ジャパン
・Zen micro と MuVo2 ― クリエイティブメディア
(II)大容量HDDプレーヤー編
・iPod photo ― アップルコンピュータ
・H340 ― アイリバー・ジャパン
・gigabeat F20 ― 東芝
・NW-HD2 ― ソニー
Part 5:まとめ
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