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そう考えると、iPodのすごさがわかるでしょう。何が一番違ってたか、ってことだ。少なくとも値段じゃない。
 | | iPod |
●iPodが他社のプレーヤーと比べて一番違っていた点は
それはおそらく、最初から「パソコンが苦手だと思ってる普通の人でも戸惑うことなく手にし、戸惑うことなく使えるプレーヤー」を目指した唯一の製品だったからだ。
デザインからして、デジタルくさくない。すごくシンプルで、デジタル製品につきもののハイテクっぽさやメカっぽさがない。デジタルものが苦手な人でも気軽に手にできる腰の低さがあるのだ。iPodは角が丸い真っ白な四角だし、iPod miniは5色カラーバリエーションでこれも柔らかいデザインで手にゴツゴツとしてない。
スイッチも極端に少ない。唯一ある円盤型のホイールにはMENUという文字と、早送り、巻き戻し(巻きはしないんだけれども)、再生・一時停止の4つしかなく、デジタル機器につきものの(実はあまり使いやすくはない)十字キーもないのだ。
そしてこのホイールは最高だ。あれを回す感覚は気持ちいいし、曲を選ぶときも十字キーに比べるとずっと快適である。その辺はCNET Japanのコラムにも詳しく書いてあったのでそれを読んでほしい。その通りだと思うから。
でもわたしが思うに、iPod人気が高い原因は、それだけじゃない。iPod自体がいかにキュートで使いやすくても、もっと肝心な、「音楽CDをリッピングしてiPodに転送する」という肝心の作業……MDでいえば、CDをMDにダビングする作業が難しければ、誰も使ってはくれないではないか。
まさにそこにiPodの良さがあるのだ。正確にいえば「iTunes+iPod」の良さである。その一番肝心な「誰でも簡単に使える」点にはみんなあまり触れてくれないから、そういう話をすることにした。
●iPodを使うのはとても簡単だということ
iTunesを起動して音楽CDをセットする。自動的にインターネットからアルバム名や曲名を取得する。iTunesの右上にある「読み込み」ボタンをクリックする。ハードディスクに音楽が読み込まれる。そうしたらiPodをパソコンにつなぐ。自動的にハードディスク内の音楽がiPodに転送されると同時にiPodの充電もされる。出かけるときにiPodを外してバッグやポケットに入れる。それだけである。
そもそもiPodの基本思想は、iTunesを使って登録した音楽を全部まとめてiPodに入れて持ち歩こうってとこにあるから、リッピングした曲はそのままiPodに入っちゃうのである。転送ボタンを押す必要すらない。難しい作業はどこにもないのだ。
アップルは「iPodというハードディスクを使ったポータブルオーディオプレーヤー」を作ったのではなく、「パソコンとiPodを使って音楽を外へ持ち出すための環境」を作ったのである。
それにはユーザーにパソコンを強く意識させちゃいけない。iTunesもその思想で作られている。
だが20Gバイトや40Gバイトといった大容量のiPodならともかく、4GバイトのiPod miniだとiTunesにため込まれた曲全部がiPod miniに収まらない可能性もある。あらかじめiTunesに大量の曲が入っている場合はどうなるか。
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