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Z3のもう1つのポイントはAFの速さ。ほかのデジカメと同じコントラスト検出式のAF機構だが、CCDからの読み出し速度の向上やAF計算を高速に行うサブエンジンの搭載、フォーカス時のレンズの駆動速度の向上などで非常に速くなった。カタログによると望遠時で最速0.2秒という。実際、晴天下の条件がいいシチュエーションでは能書き通りの結果が出た。とにかく驚くほど速い。一瞬でピントが合うのは気持ちいいし、これだけ速いとシャッターチャンスも逃さないはずだ。
・超高速AFでシャッターを逃さないという作例
 | | たまたまDiMAGE Z3を構えていたら真上を比較的低空で小型機が飛んできたので思わずテレ端で撮影。ほんのちょっとフレームアウトしたのが残念だが、しっかりとピントもあって対応してくれた。これはなかなか快適。ビビッドカラーモード。1/400秒、F4.5、ISO50 |
AFが高速なのでコンティニアスAFも実用的。コンティニアスAFをonにすると自動的に「動体予測AF」もonになるという仕組みで、ほぼ等速で近づいてくる物体(走る人や犬、ホームに入ってくる電車など)ならちゃんと追従してくれる。徐行中なら自動車でもOKだ。
・動体予測AFが働いた例
 | | ホームに入ってくる電車をコンティニアスAFの動体予測AFを使って撮影。こういう被写体ならちゃんと補足してAFが働いてくれる。このくらいの速度なら置きピンしなくてもOKだ。258mm相当。ビビッドカラー。1/125秒、F4.0 |
AFが気持ちよくピシッと決まるのはある程度明るくて条件がいいときで、暗い場所など条件がよくないとそこまでは速くないが、使っててAFが遅くて困ったシーンはほとんどないのは確かで、これは高く評価したい。
ただし、まれにピントを外すこともあった。Z1などに比べるとかなり精度は上がっているが、できれば同じカットを何枚か抑えておくのがよさそうだ。
CCDは1/2.5型の400万画素CCDとこのクラスでは一般的なもの。
画質面では陰影がしっかりしていてシャープネスも強すぎず、なかなかの高画質。ただ発色については2つ不満点がある。1つは青空。やや青さが足りずに緑がかるようなクセがみられた。好みの問題もあるので難しいが、思い切ってもっと青くしてもいいと思う。
もう1つはオートホワイトバランスの精度。室内ではときどき蛍光灯の緑かぶりがきれいにとれないことや色温度が低いとうまく追従しないことがある。
ある程度はホワイトバランスのカスタム設定で解決できるが、発色に関してはまだ向上の余地はありそうだ。
スポーツや動物を撮るときあるとありがたい連写機能だけれども、DiMAGE Z3の場合は秒2.5コマで連続5コマ、ただし、1280×960ピクセルならUHS連写で秒10コマで連続15コマというのも可能だ。ただクオリティ的には通常の連写で撮りたい。
悪くはないが、秒3コマで連続15コマくらい撮れると嬉しかったかなというところ。
●新デザインのボディは意外にグリップしやすく使いやすい!
ボディは相変わらずユニークなデザインで、今回はヨーロッパテイストだそうだ。
卵形を組み合わせて両端をすぱっとカットしたような本体と、丸みを帯びた細身のグリップ部をブリッジでつないだような基本構成は変わらず。あまりにユニークで好き嫌いがはっきりしそうだが、Z3に関してはいえば、Z1/Z2に比べて質感もあがっており、デザインとしてはまとまっていておもしろいと思う。個人的にはまったくOKであり、けっこう好き。
この丸みが手に優しいし、高さもあってあまり厚くないので持っていて非常に安定するのだ。シャッターボタンの位置もいい。やはりこのように斜めに付いていた方が自然に押せる。
重さは本体のみで約335gという高倍率ズーム機としては軽量だ。
グリップ部上部には大きなモードダイヤルとマクロボタン、発光モード切替ボタンがある。
発光モード切替ボタンを他の機能に割り当てることができるのはうれしい。ホワイトバランスかISO感度にしておくと便利だろう。
レンズ上部にあるストロボは手動ポップアップ式であり、ある程度発光するか否かは自分で決められるので、発光モード切替の使用頻度は高くないと思われるからだ。
卵形の本体側にはEVFと1.5型の液晶ディスプレイが縦に並んでいる。ついでにいえば三脚穴もレンズの真下にあり、すべてが光軸上にあるのでバランスが良く扱いやすいのもよい点だ。
イマドキ液晶サイズが1.5型というのは残念であった点である。Z1/Z2では1つの液晶ディスプレイをミラーによる切替でアイピースに出したり背面に表示したり切り替えていたが、Z3は内部のスペースの問題でEVFになっている。
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