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初心者にもわかりやすく 上級者も満足させる充実の機能
ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ
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ウイルス対策ソフトとしてシマンテックNorton AntiVirusと人気を二分する定番ソフトがトレンドマイクロのウイルスバスターである。最新の「ウイルスバスター2003」では従来からの機能が強化されるとともに、ウイルスが検出された場合の処理方法を説明する機能が追加され、より初心者にわかりやすくなった。ここではウイルス対策機能を中心に紹介する。
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■ウイルス、ワーム、トロイの木馬
日本ではウイルスという言葉でひとまとめにされることが多いが、ウイルスには大きく分けて「ウイルス」「ワーム」「トロイの木馬」の3種類がある。「ウイルス」は他のプログラムやシステムの起動領域に寄生する小さなプログラムで、感染プログラムの実行と同時にウイルスプログラムを実行し、システムの破壊やデータの削除、別のプログラムへの感染などを行う。「ワーム」はそれ自身だけで自己増殖する小さなプログラムで、他のプログラムの助けを必要としない。最近多いのはこのタイプだ。「トロイの木馬」は、一見無害なプログラムを装っているが、目に見えないところでシステムやデータの破壊、感染活動を行う独立したプログラムである。実行によりウイルスやワームが活動を開始するトロイの木馬(ウイルスドロッパー)などもある。ここでは、国内での一般的な呼び方にしたがって、これらをまとめて「ウイルス」と呼ぶことにしよう。
ウイルスに感染すると、それまで正常に動作していたコンピュータがうまく動かなくなってしまうし、場合によっては大切なデータがすべてなくなってしまったりする。失われたデータは永久に戻ってこない。デジタルカメラで撮影した子供たちの写真やビデオ、取引先との商談に必要なさまざまなデータ、友人の住所や顧客情報などがなくなってしまい、取り返しのつかないことになる。さらに、そのつもりがないのに他のコンピュータに感染を広げてしまい、大変な迷惑をあちこちにかけてしまうこともある。友人にウイルスを送ればひんしゅくを買うだろうし、取引先にウイルスを送ってしまうと信用を失ってしまうだろう。
■「添付ファイル」による感染拡大
パソコンのメールソフトであれば、添付ファイルをダブルクリックするだけでプログラムを実行したり、画像を見たりできる。電子メールに添付ファイルがついていればとりあえずダブルクリックしてしまう人も多いだろう。また、巧みな文章で添付ファイルの実行を促すメールが知らない人から届くこともあるだろう。
しかし、ちょっと待って欲しい。その添付ファイルがウイルスでない保証はどこにもないのだ。知らない人からのメールはもちろんのこと、知人からの添付ファイルであっても、信用することはできないのである。最近のウイルスにはパソコンの所有者が知らないうちに電子メールを自動的に発信して自己増殖するものもある。知人のパソコンが感染していれば、知らず知らずにウイルスメールを発信してしまっていることもあるのだ。もちろん、自分が感染して知人にウイルスメールを送りつけてしまうこともあり得るだろう。さらに、送信元を詐称するタイプのウイルスでは、感染したパソコンとは無関係の人が送信元に見えてしまうこともある。
最近ではプログラムの不具合もウイルスの格好のターゲットとなっている。たとえば、Windowsに標準で搭載されているメールソフトであるOutlook Expressには、特殊な形の電子メールをプレビューしただけで添付ファイルが自動的に実行されてしまう不具合があった。もちろん修正プログラムがすでに用意されているが、すべてのユーザがこの修正プログラムを適用しているわけではない。危険な状態で利用しているユーザも多い。このようなユーザはメールをプレビューしただけでウイルスに感染してしまい、第三者へ感染を広げてしまう。
今やウイルスはインターネットの中を無数に浮遊しているといっていい。インターネットに接続している限り、常に感染の危険にさらされているといっても過言ではないだろう。実世界のウイルスと同じく、コンピュータウイルスを予防しなければ、大切なデータを守ることはできないのだ。
■ウイルス対策ソフトのインストールと ウイルス定義ファイルの更新が不可欠
コンピュータの世界で「添付ファイルを開く時に注意する」というのは風邪を引かないためのうがいや手洗いと同じレベルの行為に相当し、ある程度のウイルス感染予防にはなる。しかし、強力な感染力をもった、たとえばインフルエンザウイルスに対抗するためにはワクチンの接種が必要なのと同じく、コンピュータの世界ではウイルス対策ソフトをインストールすることが不可欠である。
悪質なウイルスによりまったく無関係の第三者に迷惑や損害を与えてしまうことを防ぐためにも、ウイルス対策ソフトの導入はインターネット社会の一員としての義務といってもいい。しかし、ただ単にインストールしただけでは十分でない。新しいウイルスは次々に登場しているため、新しいウイルスを検出するためのウイルス定義ファイルを常に最新のものにしておかなければならないことを忘れてはいけない。
実のところ、ウイルスに感染してしまってからウイルス対策ソフトを買いに行く人が多いのだが、これはインフルエンザに感染してからワクチンを接種するようなもので、失われてしまったデータは戻ってこないし、他人に感染させてしまった事実を消すことはできない。また、最近のウイルスの中にはウイルス対策ソフトの動作を妨害するものもある。このような場合、ワームが実行されているコンピュータにウイルス対策ソフトをインストールしても、ウイルス対策ソフトが正常に動作しない場合もあり得る。感染前にウイルス対策ソフトをインストールしておくことが肝要だ。
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