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■CATV Ninjaの働きを示す高速化率表示パネルは、 お得な気分にさせてくれる
 | 図6 高速化率と広告カット数を数値とグラフで確認。ちなみにパネルの透明度を0〜100%の間で変化させることができる | CATV Ninjaの面白い機能の1つに「高速化率」の表示がある。これは、どの程度CATV Ninjaが働いているのかをパネルに表示するもの。このパネルには高速化率に加えて広告のカット数も表示されている。
これをみれば、CATV Ninjaがどれくらい高速化のために働いてくれているのか一目瞭然だ。体感速度に惑わされることなく、CATV Ninjaの貢献度を観察できるのである。高速化率が高くなっているのを見ていると、なんとなく通信速度が速くなったような気もしてくるから不思議なものである。われわれユーザとっては、得した気分にさせる、こんなちょっとした演出がうれしい。
■テロにも対応? キャッシュを利用してホームページを表示
ところで、CATV Ninjaには高速化以外にも意外な恩恵がある。それは、DNSサーバに障害が発生してもキャッシュにIPアドレスが残っている限り、ある程度ホームページの閲覧が可能だということ。
最近、DNSのルートサーバがDDoS攻撃を受ける、なんて事件があった。幸い大事にいたることはなかったが、万一ルートサーバが落ちるなんてことになったらDNSが使えなくなってしまい、インターネットは大混乱に陥ってしまう。(*2)
そんなときでもCATV Ninjaのキャッシュ機能を使っていれば、いつも行ってるホームページの閲覧ができてしまう。事件を察知したときにすかさずキャッシュの有効期限を伸ばすことで、少なくとも自分だけは生き残ることができる。こんなインターネット・サバイバルへの活用も、なかなか面白いかもしれない。
■若干、不満が残るものの 初心者〜中級者にはお勧め
以上のように機能盛りだくさんのCATV Ninjaだが、使っているうちにいくつか不満が出てきた。せっかくDNSの先読みを行ってくれるのだから、HTTPでHTMLを先読みしてくれてもいいんじゃないだろうか。確か以前にはそういった製品が存在した記憶があるが、最近のトレンドではないのかもしれない(*3)。
また、ライバルである驚速は1パッケージでADSL+CATVの両方に対応している。CATV NinjaとADSL Ninja、よく考えるとその差はそれほど大きくないように思える。ADSLのサービスエリアが広がった今日、CATVとADSLの間での乗り換えを行うことも少なくないだろう。こんなとき1パッケージで両用だとうれしい。
CATV Ninjaに限らず高速化ソフト一般に言えることだが、インターネットおたく…いやインターネット上級者はこういった製品をあまり使わない。なぜなら、ネットには無料で使えるフリーウェアが多数存在し、こいつらをうまいこと組みあわせることで製品に近い高速化を実現できてしまうからだ。高速化のための情報収集とか設定作業さえも楽しくこなせてしまう人には、ハッキリいって無縁の製品なのである。
ところが、世の中はそんなコアな連中だけで成り立っているわけではない。もしそんな人ばっかだったら、プロバイダのサポート窓口は閑古鳥が鳴いているはずだ。「インターネットの仕組みは良く知らない」とか「知ってるけど自分でチューンするのは面倒」という普通のユーザには、すべての高速化機能がまとまっていて、自動的にチューニングしてくれるCATV Ninjaはうってつけの製品だろう。しかもフリーウェアにはない3か月間のサポートつきだ。
CATV Ninjaは、ブロードバンドを導入したのに通信速度が上がらないとお嘆きに初心者〜中級ユーザにお勧めの製品である。
(*2)実際にはDNSサーバもキャッシングをしているし、一時的な代替のルートサーバを用意しているプロバイダもあるので、環境によっては影響を受けない可能性もある。ただ、一般的にいえば大きな障害が発生する可能性が大きい。
(*3)HTMLの先読みを行うと、サーバに過大な負担をかける可能性があるという副作用もある。
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