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ハードウェアレビュー


USB 2.0の高速転送を生かしてHDD録画を行う
CaptyTV USB 2.0 for Win
ピクセラ

 巷には、ビデオキャプチャカードやテレビチューナカードと称した製品があふれ、パソコンでテレビが見られるのは当たり前の時代になってきた。ハードウェアも進化し、パソコンの小さなウィンドウの中で細々と動画を楽しむということは、今や昔の話だ。

 こうしたPCによるテレビ録画が盛り上がりを見せている背景には、録画を行っても惜しくないほどHDDの単価が下がり大容量化したことがあげられる。加えて、iEPGと呼ばれるインターネット番組表による録画方式が広まり、手軽に録画できるようになったことも大きい。

 今回紹介する製品のメーカーであるピクセラは、ハードウェアもソフトウェアもすべて自社開発しているという気合の入った会社だ。今回は、ピクセラのテレビチューナ搭載ビデオキャプチャユニット「CaptyTV USB 2.0 for Win」(オープンプライス)を紹介する。


USB/FireWire/PCIカードの製品があるが
自分にあった製品選びが大切

 テレビチューナ搭載ビデオキャプチャカード/ユニットといっても、いろんな種類のものが発売されている。いざ購入しようと思っても、どれを選べばいいのか迷ってしまうのではないだろうか。

 形状から分類すると、PCIバスに挿しパソコンに内蔵するタイプのものと、USBIEEE1394などでパソコンに接続する外付けタイプのものがある。2種類あるといっても、ノートパソコンのように内蔵できない場合や、デスクトップパソコンであってもPCIバスに空きスロットがない場合には、無条件に外付けタイプを選ぶことになる。

テレビチューナ搭載ビデオキャプチャカード/ユニットの種類。ノートPCの場合には外付けの必要がある

 ところで、外付けタイプのうちUSB接続タイプは、高速なUSB 2.0に対応しているかどうかも重要となる。なぜなら、USB 1.1では、データ転送速度が理論上最大12Mbpsであるため、高画質のMPEGデータを転送しようとすると、転送が間に合わずコマ落ちが発生することがあるからだ。高画質を求めないのであれば、USB 1.1でもいいのだが、少しでもきれいな映像で楽しみたいというのであれば、USB 2.0対応のパソコンとビデオキャプチャユニットは必要だろう。なお、少し古いパソコンでは、USB 1.1までしか対応していないものが多い。また、パソコンが対応していてもOSが対応していない場合もあるので、いずれにしてもよく注意したほうがよい。

 内蔵タイプのものを選ぶ場合にも注意が必要だ。特に、省スペースパソコンなどでは、ロープロファイル仕様のボード(通常のPCIボードよりも小型のもの)しか使えないものがある。その場合には、サイズの大きなボードは使えないので、ロープロファイルPCI対応のボードに限定されてしまう。

 パソコンの内部はノイズが多い。特にアナログ信号を扱うテレビチューナは、ノイズの影響を受けやすい。内蔵タイプのものでも、さまざまなノイズ対策は施されているが、やはりノイズ発生源から物理的に離れている外付けタイプのほうが画質的には有利だ。

 テレビ番組やビデオ機器などからキャプチャした映像は、一般的には、MPEGデータとしてパソコンに取り込まれる。MPEGへの変換をハードウェアで行うものとソフトウェアで行うものがあるが、前者の場合には、必ずハードウェアデコーダが搭載されている。外付けタイプのものは、ハードウェアデコーダが搭載されているが、内蔵タイプのものには、ハードウェアデコードとソフトウェアデコードの両方が存在する。

 ハードウェアデコーダを搭載する最大のメリットは、あまり高速なCPUでなくてもコマ落ちすることなくMPEGファイルを作成できることにある。とはいえ、キャプチャしたMPEGファイルを再生するときには、エンコードは通常ソフトウェアで行うため、ある程度高速なCPUでないとスムーズに再生することは難しいだろう。

 一方、ソフトウェアでデコードするものは、かなりCPUに負担がかかるため、高速なCPUが必要となる。しかしながら、十分にCPUが速ければ、ハードウェアでデコードするものよりも画質がよくなることがある。また、MPEG-1/2以外のビデオコーディックを使用したい場合などでも、ソフトウェアの変更だけで行えるというメリットがある。

 このように一概にこれがいいとはいえないので、結局は自分の環境に適しているものを選ぶしかない。どういう使い方をするのかによっても選ぶべき製品は違ってくるので、それぞれの製品の長所・短所をよく理解したうえで検討してほしい。




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